これまで地元滋賀県下を走る京阪電鉄京津線および石坂線と近江鉄道の車両を整備してきました。
【京阪電気鉄道】
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【近江鉄道】
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現在滋賀県内に存在している私鉄はこの2社だけですが、過去には日本有数の気動車王国と言われ国鉄湖西線の建設に伴って廃止された江若鉄道がありました。
折角近江鉄道や京阪電車の車両を揃えたんだからと調子に乗ってこの江若鉄道も整備しようと思ってしまいました。
江若鉄道の車両は鉄道コレクションでのみ製品化されており、第22弾のキハ12と京阪・江若から限定販売されたキニ9とキハ14の2両セットがあり、今回はキハ14をBトレ化しました。
このキハ14は2代目で、1933年3月に旧鉄道省キハ36914として製造された16 m級機械式気動車で、同年12月の称号改正でキハ41014に改称、1950年に旧国鉄から江若鉄道に譲渡される時に機関をDA55に更新されたと思われ、1960年5月にDA59Aに再換装されました。
製品は実車通り鉄コレ第10弾のキハ04をベースにしており、台車はアーチバー式のTR26です。
先ず全長が60mm前後になるように、また車体中央にある行先サボや社章が残るように切断位置を決めます。
で、下回りを外します。
続いて屋根板内側のビス2ヶ所を外し、窓ガラスパーツ天井の真ん中にある穴を精密ドライバーでコゼて取り、最後に雨樋を傷つけないように注意しながら屋根板を取ります。
屋根部分が塞がっているタイプなので切断時の歪みが大きくなるため、切断位置から窓ひとつ分残して大まかに切断します。
残す部分をマスキングして全長を確認しますが、ちょっと短いようですので心待ち長めに残すように心掛けます…
と言いながらキワキワまで切ってしまいました。
反対側はヤスリシロが殆どないにも関わらず既に隙間が出来ています(ToT)。
全長だけは狙った通りほぼ60mmに収まりそうです。
屋根板をガイドにして車体の直線性を確保し、左右の歪みを修正します。
♯400のスティックヤスリで隙間が小さくなる様に削っていきますが、左右で隙間の状態を合わせるのが難関です。
床下がないので1位も2位もわかりませんが、こちら側の隙間はソコソコいけそうです。
こちら側は窓より下の隙間が大きいですが、ヘタクソがやるとあっち削ったらこっちの隙間が増えるという悪循環になりかねないので、どれくらいで妥協するかの判断が難しいです。
続きます。