前回で検討した通り、1967年10月1日の運転開始以降1968年10月1日の改正でサロ581が連結されるまでの「月光」に使うため、581系/583系の新製車でBトレとして唯一製品化されていないサハネ581を、購入した581系10両からサロ581とモハネ581を用いて作ります(モハネ580は余剰廃車)。
このサハネ581は外観上はモハネ581とほぼ同じで、違うのは妻板の通風ダクトの有無と台車(モハネはDT32DでサハネがTR69D)だけなので、説明書に記載されているようにダクトのないサロ581の妻板をモハネ581の妻板と交換して前期型のサハネ581 1-10に仕立てます。
この時、ベース車両にモハネ583を使えばベンチレーターが片側一列になった後期型のサハネ581 11-57になります。
サロ581の妻板は両端とも貫通扉がついていますが、サハネ581はモハネ581と同様に銘板側(客扉側)は貫通扉はありません。
グリーンマックスの板キットよりもかなり分厚いので、カッターナイフで貫通扉部をスジ堀りして窓部分から少しずつ拡げていき、枠部分をヤスリでまっすぐに仕上げますが思ったより綺麗に出来ました(拡大するとボロボロですが)。
出来ました。
Bトレの台車レリーフは実車同様にモハネ581用のDT32Dとサハネ581用のTR69Dの差が表現されています。
ただ当鉄道ではDT32系の台車はKATOの11-098小型車両用台車急行電車1を履かせる方針のため全部動力台車になって違いは表現されません。
もちろん動力車には11-106 小形車両用動力ユニット急行電車1を使います。
次に、パンタグラフは485系と同じ寒冷地仕様の交直流用PS16Hなのでスーパー雷鳥と同じモノが良いのですが、モハネ580のパンタグラフ取付穴は真ん中の2本足用だけでモハ484のように取付足がガイシ部分の4つ穴には対応しておらず穴開けが必要です。
KATOの交直流用PS16は台座とは全く合致しません。
485系で使ったTomixのPS16HGでもちょっと苦しいような…狙った所に穴が開けられないのでアカンような気がするため、取り敢えず直流用PS16Bにしますか…
余談ですが、東京に出張した時にグリーンマックス・ザ・ストアで見かけたウェイトです。
両面テープで簡単につけられるサイズですが、ちょっと重たいかもしれません。
続きます。