ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

今さらのBトレ飯田線② 43系

f:id:himetaka2018:20200815131558j:image52系狭窓流電を整備したら実際に見た車両も欲しくなったので、もう一編成組む事にしました。f:id:himetaka2018:20200803094130j:image使ったのは「身延線4両編成クモハ43形+クハ47形 4両セット」で、前面貫通扉が一色(飯田線)と塗り分け(身延線)を各1両ずつ作ることが出来、2箱で飯田線車両4両編成を作ります。f:id:himetaka2018:20200815123516j:imageこのセットに入っているクモハ43とクハ47 100番台は、いずれも1932年から製造された京阪神地区向けの2扉クロスシート車であるモハ42系の制御電動車と制御付随車です。f:id:himetaka2018:20200815122921j:imageクモハ43は、37両製造された20m級電動車で片運の元モハ43で、3扉化も4扉化も出力増強も低屋根化もされず、戦災や事故にも見舞われなかった4両(43007・43009・43013・43015)全車が飯田線にいました。また出力増強されただけで形状が同じクモハ53も、3扉化されずに残った2両(53000・53001)も飯田線にいました。f:id:himetaka2018:20200808011605j:image製品の形状は、前面窓も運行灯も木枠のままでワイパーが下、客扉はプレスドアにHゴム窓となっています。上記6両のうち43015・53000・53001は運転席の窓がHゴム化されており、43009は客扉3枚がHゴム化されていないため、製品形状に合致する43007と43013にしました。ただ1983年2月の訪問時に残っていたのは43015だけでした。f:id:himetaka2018:20200815122701j:image両車とも奇数向き車なので、クモハ52001と同様に0.7mmの孔を開けてKE70ジャンパ栓納めを取付けます。幸いなことにモールドがないので削る手間が要らず、編成端となる43013にケーブル付を、43007は栓受けのみを使用します。ジャンパ栓にガイアカラーの青15号を、ケーブルにエナメルのフラットブラックを、屋根上機器にエナメルのライトグレーを塗ります。f:id:himetaka2018:20200815122729j:imageパンタグラフをPS13に交換している43007はGMの5802 PS13Nをそのまま差し込み、元々のPS11を装備している43013は0.7mmの孔を開けてTomixの0267 PS11を取り付けます。f:id:himetaka2018:20200815122819j:image52系と同様にカプラーをKATOカプラー密連形A黒に換装し、43013は動力車とするため動力ユニット3を、43007は付随車なのでシャシをSGに交換して走行台車Tを取付けます。なお実車では全車が撤去されているホロ枠が製品に付いていますが、これを削り取るのは私の手に負えないのでそのままにしています。f:id:himetaka2018:20200812033658j:imageクハ47 100番台は、25両製造されたモハ42系の制御付随車であるクハ58のうち、戦時改造を免れ、戦災や事故にも遭わなかった9両が1953年に称号を変更されたもので、5両(47102・47104・47108・47114・47116)が飯田線に在籍しました。クハ47に改称時は全車奇数向きでしたが、1958年の快速運用時に47114と47116が、後に47108が偶数向き車に方転されています(元々のクハ58は全車偶数向きです)。f:id:himetaka2018:20200808012011j:image製品の形状は、前面窓が両方ともHゴム支持で運行灯窓は木枠のまま、客扉はプレスドアにHゴム窓となっているため飯田線に残っていた上記5両全てが合致します。f:id:himetaka2018:20200812034311j:imageまぁ細かい事を言えば、行先サボの位置が47108と47116は製品通り車体中央の窓下で、それ以外の3両は客扉横の窓上ですけどね。クモハを奇数向きにしたので偶数向き車の車番から47114・47116を選択しました。本当は行先サボ位置の合っている47108にしたかったんですが、付属シールに収録されていませんでした。なお、こちらも訪問時に残っていたのは47104だけでした。f:id:himetaka2018:20200811160306j:imageこのクハ47も都合の良いことにジャンパ栓納めの表現がないので削る手間はありません。f:id:himetaka2018:20200811160114j:imageトイレ窓はすりガラスではないので、サハ48と同じくテープを貼ってトイレのすりガラスを表現します。妻板の窓は塞がれているのでサハのような加工は不要です。f:id:himetaka2018:20200811160544j:imageクモハと同様にシャシをSGに交換、編成端の47116の運転台側はダミーにし、それ以外はKATOカプラー密連形A黒に換装した走行台車Tを使い、車番シールを貼ります。f:id:himetaka2018:20200811233727j:imageこのようなパーツを見つけたので47116の運転台側に付けてみました。f:id:himetaka2018:20200811234138j:image赤マル部ですが、殆ど自己満足の世界ですね。f:id:himetaka2018:20200814210326j:image製品にはクモハと同じくホロ枠が表現されており、ホロ付きの47114に少し大きいですがZ06-0227 キハ40 ホロをゴム系の接着剤で貼り付けます。f:id:himetaka2018:20200812035325j:image47116はホロ枠なしですが、クモハ43 と同じ理由で撤去していません。f:id:himetaka2018:20200815125729j:image調子に乗って80系も整備します。

以上