ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

今さらのBトレ 飯田線③ 80系

飯田線の52系と42系に続いて、80系も再現します。80系にとって飯田線は最後の活躍場所で、この写真を撮った20日後に119系に置き換えられ廃車されました(形式消滅)。f:id:himetaka2018:20200815131657j:image勢いで80系に手を出しましたが、飯田線の80系は全金属車である300番台で製品化されていません。そこで高校生時代に姫路駅で日常的に見ていた80系の形態で再現する事にしました。f:id:himetaka2018:20200807113450j:image使ったのは80系湘南電車4両セットで、100/200番台がプロトタイプです。f:id:himetaka2018:20200815010116j:image中間電動車のモハ80は、側窓アルミサッシ・固定窓Hゴム・プレスドア・箱型ベンチレーターと、200番台前期車(200-244)の特徴が表現されていますが、残念なことにパンタグラフ側のデッキ上のベンチレーターがありません。この形態は1973-1976年に側窓がアルミサッシ化された80099・80105・80106が該当しますが、車番シールに収録されていませんので、この部分は省略することにして下関(広セキ)にいた80201と80222にしました。f:id:himetaka2018:20200815010236j:image80201は電動車とし、11-703 KATOカプラー密連A黒に換装した動力ユニット3と付属のウェイトと共に装着、屋根上機器をエナメルのライトグレイに塗装し、パンタグラフを付けて完了です。f:id:himetaka2018:20200813205629j:image今回パンタグラフは「4353F モハ80パンタグラフPS13」を使いましたが、これはGMのPS13Nと同じく加工なしで装着できます。f:id:himetaka2018:20200815134059j:image80222はトレーラーとし、SGシャシに11-703 KATOカプラー密連A黒に換装した走行台車Tを装着、屋根上機器をエナメルのライトグレイに塗装し、80201と同じパンタグラフを付けて完了です。f:id:himetaka2018:20200816184419j:image制御付随車のクハ86も、側窓アルミサッシ・固定窓Hゴム・プレスドア・1列の箱型ベンチレーターと、100番台前期車(100-132・134)の特徴がよく表現されていますが、こちらも乗務員扉が0番台の木製になっています。ただこの形態は存在しないことと、モハ80が2両とも同じ形態で見た目に変化がないことから、乗務員扉が木製だけどデッキ上のベンチレーター形状が異なる0番台最後期車と、100番台前期車に仕立てることにしました。f:id:himetaka2018:20200816184634j:imageまず偶数向き車は0番台の86080とします。この車輌は側窓がアルミサッシ化されていないので、マニ37  200番台で試した窓をマスキングして窓枠を塗装する方法を使いました。f:id:himetaka2018:20200816165236j:image今回はスプレー塗装するため窓枠以外を全部マスキングして、ジェイズの鉄道模型車輌色35 湘南色(黄かん色)を吹きました。f:id:himetaka2018:20200816165548j:imageちょっと銀色が残ってしまいました…やすってから塗るべきでしたが、ここで修正かけると余計に酷くなるのでやめます。f:id:himetaka2018:20200816184833j:image正面パーツのジャンパ栓受けモールドを削ってGM鉄道カラー13緑2号を筆塗りしますが、ナイフの刃先があちこち余計な部分に当たるので綺麗に除去することはできませんでした。続いてトイレ窓にテープを貼ってすりガラスにし、車体は運転台側にダミーカプラー用のピン付ブロックを使って組立て、KATOカプラー密連に換装した走行台車TをSGシャシに取り付けて車体に組み込んだら完了です。f:id:himetaka2018:20200816180530j:image奇数向き車は100番台の80123とし、正面パーツのジャンパ栓受けモールドを削って0.7mmの穴を開け、穴開けと削る際にハゲた部分に緑2号を筆塗りします。f:id:himetaka2018:20200816171634j:image80系のジャンパ栓はKE53ですが、似ていると思っているKE70x2で代用することにし、Z04T0192 クモユニ74001湘南ジャンパ栓を使います。このパーツはケーブルが黒色になっている優れもので、塗装する手間が省けます。f:id:himetaka2018:20200816172838j:image実車はこれらの中心よりに小型のKE50Aが付いているのですが、パーツがないこともあり今回は省略します。f:id:himetaka2018:20200816180715j:image後は86080と同じように組み立てて完了です。なお100番台前期車にある屋根上のタイフォンカバーは、形状がよくわからないので未取付けです。f:id:himetaka2018:20200816190034j:imageいつもの廊下で撮影しましたが、照明灯を電球色から昼光色に変えたので色合いが変になりました。

そろそろ二股フィーダーとポイントスイッチが入手出来るので、走行性能試験を再開する予定です。

 

以上