KATO旧製品の12系客車と10系寝台車で再現する1979年8月26日の急行「きたぐに」を整備しています。現在12系客車は屋根や方向幕の塗装(ができる天候)待ちです。そこで今回は牽引機であるEF81を整備します。
「きたぐに」を整備するに当たり牽引機をどうするか悩んでいました。順当に考えればEF58一般色でしょうが、当時の下り列車は富山まで最後尾にマニ37を連結していました。これが問題でグリーンマックスの板キットを組んではいるのですが室内灯やテールライトのアテが(加工する技術も)ありません。そこでマニ37が外れる富山-新潟間の編成にすれば所有している筈のテールライトを装備したKATO製品のオユ10に交換することで解決できます。この間の牽引機は富山第二機関区のEF81で、丁度市場に出回っているKATO製品がこの時代の仕様だと知って即購入(外出自粛で飲み代が浮いていた事も幸いでした)。ナンバープレートやメーカーズプレートの他にヘッドマークとナックルカプラーが付属しています。まずスカートパーツを引き抜いてカプラーを付属のナックルに交換します。板バネを飛ばさないように注意します。ちょっと長いような気がします。そこで連結しない側にはショートシャンクのZ01-0224EF66前期形ナックルカプラーを使ってみます。並べてみると製品付属のカプラーに比べて短いことがわかります。いい感じになりました。カーブの通過に問題なければ連結側も交換したいですね。ナンバープレートは4種類付属しており、57• 74が酒田で88が田端、102が敦賀第二の所属です……って富山第二がないじゃん!酒田機は新潟-秋田間の牽引で10系寝台車をつないでいないんだよね〜と思うもののナンバーを削って色塗ってインレタ貼る元気はないので日立車の57号機で妥協します。
ここでやめておけば良かったのですが…実車の写真と見較べるとスカート周りが寂しいと思い、少し加工する気になったのがドツボへの入口になるとは…車体を分解してスカートを外します。エアーホースはTomixのPZ-001ブレーキホースL/Rを切り離し、スカートにあるコックのモールドを削ったうえにφ0.5の穴を開けて差し込みます。ジャンパ・ケーブルは0.3mmの銅線を、同寸の穴を開けて取り付けます。このケーブル、なかなか形状が決まらずかなり苦戦しました。表情がこれだけ変わります。確認ができたら一旦外してミッチャクロンを筆でぬりぬり。乾いたらエナメル塗料でホースを黒色にコックを白色に色差し、小さ過ぎるのでピンセットに挟んでぬりぬり ぬりぬり…ピンッ!という音と共にエアホースが異次元空間にダイブ!!あ〜〜〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)泣きそうになりながらジャンパ栓部分に墨入れ、取り敢えず取り付けてしまえ!でピンセットで挟んだらケーブルの塗装が粉々に…………や〜めたっと。
以上