ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

今更のBトレ 客車列車の走行性能向上(と言いながらマニ50の整備)

久しぶりのBトレです。NゲージEF81にウデもないくせにジャンパケーブルやブレーキホースを取り付けようとして失敗、気分転換して急速になくなったモチベーションを取り戻すべくBトレに手を出しました。f:id:himetaka2018:20200603161038j:imageBトレの客車列車を走行させる上で、以前から走行台車T/T改の転がり抵抗の大きさが気になっていました。そこで実際に転がしてピボット軸のKATO台車との簡単な比較を行いました。f:id:himetaka2018:20200531031426j:imageTomixのS280の線路の端に車両を置いて徐々線路をに持ち上げると、KATO台車は1mm上げただけで転がり始めるのに対し、走行台車T改は9mmも持ち上げないと動きませんでした。f:id:himetaka2018:20200601005326j:image次に動力車による走行台車T改の引き出し試験を実施、平坦な直線では両軸駆動のDL用動力ユニット5(ニセコ牽引用に組んでいるDD51、ウェイト未搭載)でも8両までは空転なしで引き出せました。ところが3.3%勾配の直線になると5両でも空転が発生、同じ両軸駆動のEC/DC用動力ユニット3に付属のウェイトを3個載せても7両が限界でした。f:id:himetaka2018:20200601000136j:imageKATO台車の走行性能も知りたいのですが、KATO台車を履いたBトレ客車を持っていないので、ニセコの車両をKATO台車に交換する事にします。f:id:himetaka2018:20200603193503j:image14系客車用の台車は5036Dオハ14台車TR217(アーノルド)があるのですが、21m級の車体に合わせてカプラーが長くなっており、このままBトレに取り付けると車体間隔がバカほど広くなってしまうので使えません(カプラー取付部を切って短くするような技術は持ち合わせていません)。f:id:himetaka2018:20200603193446j:image代わりに5225-1Dスユ15 -2001台車を使います。これはTR55Aで外見上はTR217Cとほぼ同じです(14系500番台のTR217Dはブレーキシリンダーが外付けで少し形状が違う事はナイショです)。この台車はビス止めタイプのため、Z01-0043中心ピンを使ってフレームに止めます。f:id:himetaka2018:20200530211744j:image並べるとこんな感じで、走行台車T改は銀車輪で目立ちますしモールドも少し甘いです(価格も3両分で55円高い)。KATO台車の集電ピンはフレームの穴にピッタリはまって首を振らないので、根元から切り取ります。点灯化する技術を持っていないので残していても意味ないですし。f:id:himetaka2018:20200530211950j:image中心ピンを合わせるとKATO製の方が少し長いように思えます。f:id:himetaka2018:20200530212246j:image走行台車取付時の車間です。
f:id:himetaka2018:20200530212250j:imageKATO製台車取付時の車間です。やっぱりちょっと広いかなぁ。f:id:himetaka2018:20200530212430j:image車高もKATO製台車の方がちょっと高い気がしますね。f:id:himetaka2018:20200531021239j:imageで、測ってみるとKATO台車の方が0.3mmほど高くなっているようです。心皿受を削って車高を下げてもいいのですが、全車両を均一に削る自信がないのでやめます(シャコタンにしたはいいが車高がマチマチになってドツボにハマるのを回避)。それよりも悩ましいのは連結間隔です。f:id:himetaka2018:20200531001538j:imageやはりKATO製台車同士の連結間隔が気になります。車間短縮カプラーは最小通過曲線が大きくなると思っているうえ動力ユニットの改造がメンドーなのでBトレは全てアーノルドのままなんですが、カトーカプラー等の導入検討が必要ですね(カプラー交換してあちこち削るハメに陥る気がする…)。f:id:himetaka2018:20200601010957j:imageマニ50の台車はTR230で基本的にはTR50と同じなのですが、軸受が密封コロ軸受になっているところが外観上の違いです。マニ50には走行台車Tを使っていたのでT改と比べると、T改になって集電シューがなくなっています(私には必要ないモノなので気にしてませんでした)。f:id:himetaka2018:20200601010939j:image5142Dオハ50台車TR230を使い、トイレ側の台車は車軸発電機をカットし反対側の台車のカプラーを取り除きます。この台車はスナップオンなので、これも中心ピンでフレームに止めます。f:id:himetaka2018:20200531231233j:imageBトレでは車軸発電機はちょっと大き過ぎる気もしますが、これで交換完了です……あれ?荷物窓に保護棒がない!う〜ん今回は走行性能の計測が目的やし窓ガラスパーツが分厚いので内側から保護棒貼っても変やし、ここは見なかったことにしようっと。f:id:himetaka2018:20200531233042j:image……と言ってるのにバラバラにしちゃいました。自ら進んでドツボにハマって行く予感が…f:id:himetaka2018:20200601012506j:imageバラバラにしてから気が付いたんですが、荷物扉の左右と荷物窓のシル部に段差や出っ張りがあり、保護棒付の塩ビ板をペタっと貼っておしまい!にはなりません。それ以前に塩ビ板ではガラスパーツが分厚過ぎて保護棒が目立ちません。f:id:himetaka2018:20200531231839j:imageう〜ん…確かこんなパーツがあったよなぁ…と思って探し出したのがレボリューションファクトリーの塗装済みエッチング板です。残念ながら既に絶版になっているようです。f:id:himetaka2018:20200603133426j:imageこれなら塩ビ板(上)と違って内側から貼り付けてもよく見えます。f:id:himetaka2018:20200603161102j:imageそれぞれの窓に合わせて金属用ニッパーで切り出して位置決めし、マスキングテープで仮止めして瞬間接着剤を流し込みます。Bトレの場合はガラスパーツ自体で強度を持たせているのでむやみに削ることはやめ、ガラスパーツの出っ張りに合わせて保護棒パーツをハセガワのエッチングばさみで切り欠きました(赤マル部)。f:id:himetaka2018:20200603155856j:imageついでにトイレ窓にタミヤカラーXF-2フラットホワイトを筆塗り、銀色になっているHゴムをエナメルX-66ライトグレイで色差し…2回やり直してもこの程度で、「ついでに」ではないぐらい労力がかかりました。白色もムラになってますねー次からは手を抜かずに缶スプレーを使おうっと。f:id:himetaka2018:20200603161638j:image再度組み立てて完成です………って目的がちが〜う!手段が目的になっちゃいました。当初の目的であった走行性能試験は後日に延期です。

 

以上