先日整備した381系特急「スーパーくろしお」で、付属編成のモハ380-500と連結するために基本編成のクハ381-500のカプラーをカトーカプラー密連に交換していました。
この時、スカート下辺にカプラーのフックが当たるのでフックを削ったのですが、心配した通り噛み合う部分が少なくなって走行中に自然解放してしまいました。
そこでKATOから発売されている「パノラマしなの登場時」用のAssyパーツにあるカプラーセットへの交換を試みました。
まずクハ381-500には101452C3前面カプラS(クハ381やくも)を使い、製品に付属のスカートと同じようにZ04-4716クハ189国鉄あさまスノープローを取り付けます。
ボディ取付用ツメをニッパーで勢いよく切り飛ばしましたが、後から考えるとノリシロとして残しておいた方が良かったです。
また台車が首を振った時に当たるカプラーパーツの後ろ部分も、カプラーを左右に振りながらニッパーで慎重に切り落とします。
前面パーツにはめてみるとカプラー高さが少し低かったのと前面パーツ下面とカーブが合っていなかったので、さらにスカートを削って調整しました。
台車も前側をゴリゴリに削り取ります。
以前にTNカプラーとその付属品を接着しようとして、軟質樹脂でできているパーツは普通の接着剤では引っ付かないことを学習しました。
そこでネットをアレコレ調べると、ABS用接着剤の他にゴム系接着剤や瞬着でも引っ付くらしいです。
また瞬着は衝撃で簡単に剥がれるみたいなので仮止めに使えそうです。
で、ゴム系の代表みたいなボンドGクリアを前面パーツ裏側に爪楊枝でチョコっとだけ塗って仮止めしました。
また床板がカプラーパーツに干渉するので、アナ部分から前を切り取ります。
台車が思ったほど首を振りませんので、再度分解して削ることにします。
またカプラーがちょっと前に出過ぎている気がしないでもないし高さも気になるので、これらの調整も兼ねて先に連結相手のモハ380の改造に取りかかります。
モハ380-500には4849-1C3 モハ380やくもカプラーセットを使いました。
実測で当たる部分をカッターナイフで削り取ります。
カプラー本体の後ろ部分もカットしました。
ベースとカプラーを止める部分がガバガバになりストッパーの機能がなくなるので、瞬着で仮止めします。
装着して当たりをみましたが、台車の振り角が少ないですね。
カプラー自体もバラして、当たりそうな所を片っ端からカッターナイフで削り取り、ヤスリで表面の凸凹を平滑にしました。
バネを飛ばさないように注意しながらカプラーを組み立て、両面テープを使って車体に仮止めします。
台車の振り角が大きくなりました。
取付け高さを確認します。
幸いな事にほぼ合っているようです。
連結して車間距離を確認します……あれ?連結出来ない??
おっと!やってしまいました…カプラーを分解・再組立ての際にバネの取り扱いに翻弄されて裏表逆に取付けたようです。
全く気がつきませんでした。
続きます。