ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

【番外編】キャプテンウルトラとシュピーゲル号

f:id:himetaka2018:20230301084254j:image帰省した時に実家でキャプテンウルトラシュピーゲル号が描かれた色鉛筆ケースを見つけました。
テレビで放映された特撮モノではなく後年の少年サンデーに連載された漫画版のようで、1997年に倒産したコーリン鉛筆株式会社の製品です。
この『宇宙特撮シリーズ キャプテンウルトラ』は、1967年4月16日から9月24日にTBS系列で放送された、『ウルトラQ』と『ウルトラマン』に続く「ウルトラシリーズ」第3弾です。
円谷特技プロでの制作が追いつかなくなって放送打ち切りになった『ウルトラマン』シリーズの後釜として、また円谷特技プロの次回作『ウルトラセブン』の準備が整うまでの繋ぎとして東映が製作した特撮番組です。
f:id:himetaka2018:20230302140453j:imageこのキャプテンウルトラに出てくる光速宇宙艇がシュピーゲル号で、戦闘時は鉛筆みたいにスリムな1号機と瓦のような形状をした2号機と3号機に分離するという合体メカです。
f:id:himetaka2018:20230306204536j:imageこの3機合体の構想はそのままウルトラホーク1号に継承(丸パクリ)され、シュピーゲル2号・3号から形態が大幅に変更されたβ号とγ号は良いとして、シュピーゲル1号をさらに細長く引き伸ばした形状になったα号は、シュピーゲル号が活躍した空気抵抗と重力のない宇宙空間とは違って、地球上で使うには無理が有り過ぎる形態(急上昇や旋回すると折れる!)でした。
f:id:himetaka2018:20230301084335j:imageさてシュピーゲル号の模型は何種類かつくられていますが、私が所有しているのは2011年6月に回天堂/A-toysから発売されたものです。
2012年秋に発売されていることに気がついて秋葉原中を探し回り、Sofmapに眠っていたのを見つけて入手しました。
f:id:himetaka2018:20230302102751j:image全長は28cmくらいあり、販売価格は14,800円でした。
f:id:himetaka2018:20230302102553j:image2段に分かれて発泡スチロールの緩衝材に埋め込まれるように梱包されています。
f:id:himetaka2018:20230302101540j:imageプロポーションはステルス田中雷工房が拘っただけあって劇中そのまま、シルバー塗装も破綻なく綺麗に仕上がっています。
f:id:himetaka2018:20230302101422j:image3機分離合体が出来るようになっていますが、素材がレジン製なのでピッタリ噛み合わせるような作りにはなっていません。
f:id:himetaka2018:20230302110628j:imageそっと置いたら合体した形を維持できます。
f:id:himetaka2018:20230301085113j:image下から見た状態です。
実際の番組でも下からの描写があったような気がします。
f:id:himetaka2018:20230302134449j:imageこのシュピーゲル号が格納・発射されるのが宇宙ステーションのシルバースターで(主題歌にも出てきます)、写真は1968年に倒産したマルサンの製品です(さすがに所有していません)。
宇宙ステーションなのに推進用のロケットエンジンが付いているのは愛嬌でしょうか。
まぁこの頃の宇宙を描いた漫画では、宇宙空間で撃たれた宇宙船が(空気がないのに)炎を吐いて落ちていく(どこへ?)シーンが満載でした。
f:id:himetaka2018:20230313114529j:imageウルトラマンウルトラセブンに比べて知名度がかなり低いため、DVDになっているとは思っていませんでしたが、Amazonで販売されているのを見つけて購入しました。
f:id:himetaka2018:20230324094029j:image早速視聴してみましたが「う〜ん」な出来・内容で同時代のサンダーバードとは比べる由もなく、前作のウルトラマンに比べてもチープなシーナリー&ストラクチャー?とショボいストーリーで、なぜ人気が出なかったのか分かったような気がしました。
確かに記憶に残っているのはシュピーゲル号だけです…
そうゆうとウルトラホーク1号や3号のプラモデルも買った気がします。

以上