昭和40年代のクハ481ボンネットの形状とスカートの色について調査しました。
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この内容に従ってBトレでどれくらい再現できるかを調べていきます。
Bトレで製品化されている国鉄特急色のボンネットタイプは、正面手すりが2個でシャッターカバー付ボンネットタイフォンのクハ481-100番台と、正面手すりが4個でシャッターカバー付スカートタイフォンのクハ489-1・2、同じく正面手すりが4個でカバーなしのスカートタイフォンでクリーム帯入り赤スカートのクハ481-17訓練車の3種類です。
クハ489は雨樋の赤塗装が省略された復刻国鉄色で、訓練車はラインと文字の表記があります。
Bトレのクハ481-100番台車は2007年10月29日発売の新パート1、2012年2月7日発売の485系ボンネットセット、2014年8月7日発売の485系国鉄特急色の3回に渡って製品化されています。
それに比べてクハ489ボンネット復刻国鉄色は、2008年2月27日発売のベストリピートパート7の1回だけです。
更に訓練車は新パート1の初回限定で、2007年12月に再販されたものには含まれていませんでした。
さて100番台車の車体(側板・ガラスパーツ・屋根板・妻板)にクハ489のボンネットを組み合わせると、ボンネットにタイフォンのないクハ481 0番台車が出来上がり、100番台車のクリーム色スカートにタイフォン穴を開けて赤2号を塗れば1964年12月から1965年9月までの1-8号機になり、訓練車のクリーム帯付赤スカートをつければ1965年10月以降の1-18号機、クハ489のシャッター式タイフォン付クリーム色スカートを使えば485系の31-40号機になります。
ここで問題になるのは、0番台車化に必要なクハ489を2編成分4両しか購入してなかったことで、ヤフオク/メルカリで集めようにもタマが少ないうえ大半がTcMM'Tcの4両セットで出品されているため単品での入手は難しかったのですが、ボンネットとスカートしか使わないので車体の状態がイマイチなモノを集めることができました。
訓練車はスカートしか使わないうえ、100番台車のスカートにタイフォン穴開けてマスキングして赤2号を吹けば出来るので購入するつもりはなかったのですが、たまたま先頭車だけが格安で出品されていたので思わず入手してしまいました。
ここまでの考察で登場時の「雷鳥」、1965年10月に151系から引き継いで1968年10月改正で583系になるまでの「つばめ」、その他クハ481 0番台車と100番台車を使った485系特急電車を再現できることがわかりました。
ここでふと気づいたことが…それは屋根の色です。
485系って1000番台前半までの新製車は銀色で出場し1980年代にはいってからグレー化されたのですが、持っているBトレ車両は全部グレー屋根です。
今まで知らなかったのですが、どうも2006年11月16日発売されたパート16のみ銀屋根で、それ以外は全てグレー屋根のようです。
何故かパート16の485系国鉄特急色は購入しておらずメルカリやヤフオクでも近年は殆ど出ていないようなので、GSIクレオスのMr.COLOR S8 シルバーで塗装します。
以上