Tomixから新発売されたキハ35系が届きました。
購入したのは動力付のキハ30とトレーラーのキハ35 x2両で、今回はキハ35の1両を姫新線で運用されていた岡山区所属車として整備します。
キハ35系の最大の特徴である外吊り客扉の形状は素晴らしいのですが、扉が当たっている面のゴム表現がないため墨入れする必要があります。
また塗り分け部はやや甘く、色んな方が指摘されているように朱色4号が明る過ぎます。
乗務員扉の手すりは綺麗に塗り分けられており、前が短い38-217号機の姿になっています。
製品の前照灯は白熱灯単灯で幌枠なし・前面方向幕は無地に設定されています。
何故か正面運転席窓横にある通風口は表現されていません。
岡山区所属車の前照灯は単灯のまま(実車は単灯のシールドビーム)・前面方向幕も使用されていなかったので白色のままとし、中間に連結されるので幌枠を取り付けます。
車体と床下部を分解します。
室内はロングシートの表現がありますが、シート表現がイマイチなことや殆ど目立たないこともあって床や椅子の塗装はやめました。
グローブベンチレーターが屋根と同じ色になっています。
図面上はどちらも灰色1号なのでこれで正しいのですが、実車のグロベンはもっと明るい灰色(ねずみ色1号)で目立っていたので車体を分解してグロベンパーツを外して塗装します。
先ず取説に従って遮光ケースを取り外し、続いて片方のガラスパーツを外します。
更に室内から屋根板のストッパーを押して外した屋根パーツの裏側から出っ張りを押してグロベンを外します。
ベンチレーター台座がちゃんと別パーツで付いており、私の知る限りプラ完成品でコレがあるのは初めて見ました。
グロベンは屋根板と同色に塗装されているのでプライマーは使わず、そのままGM鉄道カラースプレーのSP9ねずみ色1号を吹きました。
塗料が乾いたら元通りに組み立てます。
あれっ?前照灯が奥まっている⁉︎
おかしいなぁと思いつつ再度遮光ケースを外すとなにかがポロッと……うわっ❗️レンズ!!
どこで力がかかったのかは分かりませんが、上手くライトケースに入れないまま押したせいで0.5mm程の取付部が折れたようです。
いらん事せんとったらよかった…と思っても後の祭りです。
元通りに修復するのは難しそうなので、点灯させない事を前提に車体側に接着する方向で検討中です。
とは思ったのですが、モノは試しで「タミヤセメント《流し込みタイプ》速乾」をレンズに着けて折れた部分に押し付けてみたら引っ付いたみたいです。
この状態で遮光ケースを取り付け…あれっ?なんか飛び出た!?
なんとリム部分が外れて飛び出てきました。
異次元空間へ飛んでいかなくて良かったです。
というかリムは別パーツだったんですね、シールドビーム2灯への対応でしょうか。
どんどん泥沼に沈んでいきます。
続きます。