先日の出張で、久しぶりに東武鉄道の200系特急りょうもう号に乗りました。
その時に思い出した元祖りょうもう号である1800系をBトレ製品で組立てました。
この1800系は、利用客数が増加している伊勢崎線の急行列車用として1969年9月20日に4両編成6本を登場させたもので、導入に伴い伊勢崎線急行列車の愛称が「りょうもう」に統一されました。
その後1973年7月にはもう2編成が製造され、1979年にモハとサハを製造して6両編成化しました。
1987年12月17日には前面に曲面ガラスを使用、前照灯は角形ライトユニットを装備、運転台窓上の補助灯と尾灯はLED化、クーラーの形状が変更された1819編成が製造されました。
登場以来一貫して急行りょうもう号で使用されましたが、1991年2月1日に登場した200系に後を譲って1998年3月31日までに順次運用を離脱しました。
その後、1811F・1812F・1815Fの3編成を格下げ改造して2001年4月23日から営業運転を開始したものの、通勤用途には不向きだったこともあり2006年7月4日に全車が運用から離脱しました。
この製品は1987年12月17日に増備されたモデルチェンジ車の1819編成がプロトタイプです。
取説を見る限りは、それ以外の編成や2001年に通勤形へ格下げ改造された車両も再現できるように考慮された構成になっていて、実車をよく研究してこの後の展開まで見据えていたことが伺えます。
その反面、6両編成を1-3号車のAセットと4-6号車のBセットに分けて販売されていますが、どっちかのセットだけ買う人っているんでしょうか?全く意味不明です。
そのせいで片側のパッケージの屋根板が丸々余ってしまうという無駄が生じており、ワンパッケージにすれば結構コストダウンできたんじゃないかと思える内容です。
また2010年9月の発売にしてはシールの貼り付け位置の説明がなく、パッケージの写真を参考に貼ったのですが載っていない反対側面のトイレ窓?(シール右上にある白い長方形)の位置がわかりませんでした。
このシール、ヘッドマークが4種2枚(2枚使用)と方向幕が9種16枚(14枚使用)と必要数ギリギリしか付属していないのに、何故か車両番号は6種12枚(2枚使用)とかなり余りました(車番を10回も失敗する人っているんでしょうか)。
よく考えられた部分とかなりいい加減な部分が入り混じったチグハグ感満載の製品ですが、急行りょうもう号としてそのまま素組しN化もしていません。
1819と1869の両先頭車は同じ金型のようで、1849の簡易運転台の貫通扉はシールですが1829/1859の貫通扉は最初から塗装されていました。
以前はN化しなくてもパンタグラフだけは金属製の昇降可能なものに交換して見栄えをよくしていましたが、収納中に引っ掛けて壊れる事故が多発したため未交換のままです。
以上