ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

もうすぐ無くなるキハ85系「ひだ」と金沢発着の683系「サンダーバード」に乗ってみた

f:id:himetaka2018:20230306204914j:imageこの3月17日に特急「ひだ」から運用離脱するキハ85系に乗ってきました。
f:id:himetaka2018:20230310170039j:imageどうせならと1年後に「新幹線リレー号」になるであろう金沢発着の681系/683系「サンダーバード」にも乗ることにしました。
f:id:himetaka2018:20230310110752j:image特急「ひだ」は、1958年3月1日に名古屋ー富山間にキハ55系を使った準急列車として運転開始したのが始まりです。
f:id:himetaka2018:20230310111125j:image1966年3月5日から急行列車に、1968年10月1日にはキハ82系を使って特急列車に格上げされ金沢まで延長、1985年3月14日に飛騨古川止めになったものの1990年3月10日から富山まで運転されるようになりました。
f:id:himetaka2018:20230310111301j:imageそして1989年2月18日にキハ85系を投入開始、翌1990年3月10日から全列車がキハ85系に置き換えられました。
f:id:himetaka2018:20230308172907j:image結婚した翌年の1990年6月上旬に黒部アルペンルート扇沢から立山に抜け、その後3ヶ月前に登場したばかりのキハ85系ワイドビューひだ」に乗車して高山を観光しました。
f:id:himetaka2018:20230308173250j:imageなおこの時の関電トンネルは未だトロリーバスが走っていました。
f:id:himetaka2018:20230306212812j:image今回は先ず1日1往復の「大阪ひだ」で京都から高山間を乗車します。
f:id:himetaka2018:20230314134423j:image日曜日の朝8時前にもかかわらず、湖西線おごと温泉駅にも撮り鉄さんが出現されていました(狙っているのは113系7700番台京都地域色の京都行普通列車)。
f:id:himetaka2018:20230314135058j:imageまだサンダーバードはそれほど人気が出ているわけではなさそうです(おごと温泉駅を通過する683系金沢行サンダーバード)。
f:id:himetaka2018:20230308173730j:image京都駅に行くと撮り鉄さんがワンサカと湧いて出て来て、特急「ひだ」の入線を撮ることは出来ませんでした。
f:id:himetaka2018:20230308173841j:imageこの「ひだ25号」は所定3両ですが、先頭に1両追加された4両編成で運転されていました。
キハ85-0+キハ84+キハ85-100+キハ85-100→高山
f:id:himetaka2018:20230308175855j:imageまた「ひだ25号」は名古屋から来る「ひだ5号」と岐阜駅で連結するのですが、直接つなぐのではなく国鉄時代に行っていた方法、すなわち一旦違うホームに入れて乗降させてから引き上げ線に動かし、相手列車が入線しているホームまで行って連結します。
国鉄時代の盛んに分割併合されていた気動車列車は全部この方法だったので、ちょっと懐かしい気分になりました。
また、連結後に貫通幌をしっかりと接続して通り抜け出来るようにするのも国鉄時代らしくて嬉しかったです。
f:id:himetaka2018:20230308174021j:image連結した「ひだ5号」も高山方面に2両増結した6両編成だったので、岐阜ー高山間は10両という長大編成で走りました。
キハ85-100+キロハ84+キハ84+キハ85-100+キハ84+キハ85-0→飛騨古川
f:id:himetaka2018:20230306213220j:image撮り鉄さん達のいない高山駅で撮影した「ひだ25号」の大阪方に繋がれたキハ85 0番台車です。
f:id:himetaka2018:20230308182717j:imageその撮り鉄さん達は、飛騨古川まで行く「ひだ5号」とこの高山終点の「ひだ25号」が解結される様子に群がっていましたが、連結された岐阜駅に比べると1/3以下の少人数でした。
f:id:himetaka2018:20230308183136j:image向かいのホームには12:34発の名古屋行HC85系「ひだ10号」が停まっていました。
f:id:himetaka2018:20230308183434j:imageこの後引き上げられた「ひだ25号」の横を通って岐阜方面に走り去りました。
f:id:himetaka2018:20230308183748j:image高山駅の改札口です。
富山方面は1時間後、岐阜方面に至っては1時間40分後まで普通列車は来ません。
まぁ私が高校時代に通っていたローカル線もこんなもんでした。
f:id:himetaka2018:20230308184146j:image駅は近代化されても自動改札ではないので、ハンコで入鋏されます。
f:id:himetaka2018:20230308184400j:image反対側のホームに上りの「大阪ひだ」である36号が停まっていました(手前は名古屋行「ひだ16号」)。
f:id:himetaka2018:20230308184745j:image「ひだ11号」が入線して来ました。
写真をよく見ると、建屋の上にある待合室にいる皆さんの注目を集めています。
f:id:himetaka2018:20230308185303j:image先頭車は全室グリーン車のキロ85です。
ここから富山までは3両編成で乗客が減るため全室グリーン車にする必要があるのか疑問でしたが、間にある自由席の9号車がコミコミでグリーン車の乗車率を見に行くことは出来ませんでした。
f:id:himetaka2018:20230308190235j:image富山駅高山線ホームに到着した「ひだ11号」の最後尾8号車で、取れたのが1番席だったのでデッキ横で鬱陶しいかと思っていたのですが、行き止まりの車掌室に最も近い席で人通りがなくゆっくりできました。

続いて「サンダーバード」で、これは1964年10月1日の東海道新幹線開業に合わせて大阪ー富山間で運転開始された特急「雷鳥」をルーツとする列車です。
f:id:himetaka2018:20230310142402j:imageこの運転開始に合わせて投入した初めての交直流特急電車である481系の開発が遅延したため、実際に運行開始したのは同年12月25日でした。
f:id:himetaka2018:20230310155308j:image1995年4月20日から681系による「スーパー雷鳥サンダーバード)」が運転開始、1997年3月22日に列車名を「サンダーバード」に改称しました。
f:id:himetaka2018:20230309191320j:image2001年3月3日から683系0番台車が、2009年6月1日から683系4000番台が運転開始しており、2015年3月14日の北陸新幹線金沢開業に伴い運転区間を大阪ー金沢に縮小(1往復のみ和倉温泉まで運転)、2024年3月の北陸新幹線敦賀開業で大阪ー敦賀間の運転になる見込みです。
f:id:himetaka2018:20230310114333j:image私の世代で「サンダーバード」と言えばコレ(国際救助隊=IR)なんですが、運行当初は大阪駅のホームでこの国際救助隊のテーマ曲が流れていました。
f:id:himetaka2018:20230308190503j:imageキハ85系「ひだ」に乗車した後はそのまま富山に泊まったので、その富山からあいの風とやま鉄道〜IRいしかわ鉄道を利用して「サンダーバードが発着する金沢行くことにし、あいの風とやま鉄道の521系0番台AK06編成に乗車しました。
f:id:himetaka2018:20230310101933j:imageこの旅の趣旨からすると413系に乗りたかったのですが、既にAM05編成しか存在していないため時間的な制限に引っかかって実現出来ませんでした。
f:id:himetaka2018:20230309100642j:image乗車した富山発金沢行のこの列車、時刻表にも列車本体にもワンマン表記があったものの車掌さんが車内を巡回されていました。
その時はワンマンは運転だけで専務車掌は乗車するんかと思いましたが、どうやらワンマン運転しないIRいしかわ鉄道に入ってから車掌さんが乗務されたようです。
f:id:himetaka2018:20230310102520j:image金沢駅に到着した大阪発の「サンダーバード17号」です。
先頭のグリーン車がクロ681のファーストナンバーだったので、金沢区の681系W06編成とわかります。
未だ681系も頑張っているんですねぇ。
f:id:himetaka2018:20230310102534j:imageこの「サンダーバード17号」は唯一和倉温泉まで行く列車です。
f:id:himetaka2018:20230308191734j:image乗車した683系4000番台「サンダーバード24号」の先頭9号車クモハ683-5500です。
貫通型先頭車の4000番台車は貫通扉が準備工事だけになっていて、キハ85系「ひだ」のように連結しても貫通幌を繋いで通り抜けできるようにするつもりはないみたいです。
f:id:himetaka2018:20230309111713j:image金沢方先頭1号車のクロ683-4500も貫通していない貫通型先頭車のため、残念なことに客室からの前面展望はゼロです。
f:id:himetaka2018:20230309112228j:image以前はJRもパノラマグリーン車に力を入れており、1994年春に能登半島から金沢を旅行した時には、京都→和倉温泉をスーパー雷鳥の先頭グリーン車クロ481-2000の最前列座席に座って、湖西線の琵琶湖や小松付近の白山連峰などの雄大な前面展望を楽しみました。
f:id:himetaka2018:20230309183800j:image余談ですがこの車両は進行方向先頭車のくせに10号車になっているため、1番ABを取ると最後列の最も出入口に近い席になってしまうという悲劇が待ち構えています(実際に痛い目に遭っている人を見ました)が、勿論テツの端くれですから時刻表の情報からしっかり12番ABを押さえました。
f:id:himetaka2018:20230309191543j:imageなお乗車した「サンダーバード24号」の編成はJR西日本のえきネットなどには6+3の編成として記載されていますが、実際には9両貫通編成で運行されていました。
f:id:himetaka2018:20230309192044j:image2013年2月8日に日車夢工房から発売されたキハ85系を買ったはずなので、この機会に探して組立てようと思います。

以上