381系特急「しなの」の続きです。
Bトレ製品のモハ381にエラーが多いので、たまたま見つけたKATO製Assyのボディをチョン切って四苦八苦しながらショーティー化しました。
ところがバンダイ製品のモハ380との電動ユニット間で塗装色にかなり差が出てしまい、どぉすべぇ〜と思いながら出張のついでに行ったTamTam秋葉原店で下の写真のモノを見つけ後先考えずに即買い!
え〜また切るんか…買うときは見つけた感満載で高揚し、自分にウデも根気もない事を忘れてしまっているんですが、いざ工作する段になったら現実に直面してモチベーションが急速に低下するという性格をなんとかせんとダメですね。
不良在庫にするのは勿体ないし、モハ381がソコソコ格好になった事で調子に乗って改造に手を出しました。
切断前に車体と屋根板とガラスパーツに分解します。
モハ381ではガラスパーツに差し込んであるだけだったので失くしそうになった方向幕は、単独で車体に固定されていました。
モハ381は窓部分を左右に振り分けてガラスパーツで固定しましたが、モハ380は便所窓があることから端部分で大幅に短縮することが出来ないので、便所のない側を可能な限り切り飛ばせるように窓部分を一方に寄せて切断します。
モハ381で使ったちょっと高価なニッパーでゴリゴリと切断して中間部を取り除きます。
残す位置にマスキングテープを貼って目印とし、再度ニッパーで少しだけ残して切り取り残りをスティックヤスリで仕上げます。
天井に設置されている室内灯押さえ板?にマスキングテープを貼って正確に垂直を出し、隙間の状態を見ます。
う〜ん…やっぱり削る能力か削る方法に問題があるようで、なかなか切断面が真っ直ぐにはなってくれません。
反対側も同じ状況です。
窓側をこれ以上削ると窓枠がなくなるので、妻板側に削る位置をを2mm幅のマスキングテープで目印を付け、コレをガイドにして削っていきます。
頑張ってここまで隙間を減らしました。
こちら側は少し隙間が残りました。
ガラスパーツをはめて位置合わせとし、ゴム系接着剤のボンドGクリヤーで左右の車体を張り合わせます。
ガラスパーツは取外しが出来る様に接着後すぐに外し、爪楊枝で付着した接着剤をとりますが、ガラスパーツとゴム系接着剤の相性は良くないみたいで、いっぱい残ってしまったためカッターで削り取りました。
1両目はあ〜でもないこ〜でもないと言いながら削っていたら、削り過ぎて微妙な長さ(62mm、客扉側の切りシロがたったの2mm!)になってしまいました。
続いて客扉側を短縮するために、前と同じように切断位置にマスキングテープを貼ります。
切りシロが少ないので出来るだけ歪まないようにニッパーで切ってからステックヤスリで仕上げます。
隙間を埋めようとして危うく扉まで削りそうになりましたが、無事接着して車体パーツは完成しました。
続いて屋根板にかかりますが、そのまま切ついだのではパンタグラフが相互に干渉することがわかりました。
またモハ381と同様に製品のストッパーを使って屋根板を接着しない方向で切断位置を考えます。
端からそれぞれ2mm分切り飛ばすのが簡単で良いのですが、この製品は端が僅かに丸屋根状になっているので残しておく必要があります。
屋根板のストッパーも使えなくなりますし…
配管のつながりを考えると、ベンチレータと車端の間(幅4mm程度)をそれぞれ2mm削ることですが、これも屋根板のストッパーが使えなくなる上この位置で2mm削るのはかなり難しいと思われました。
そこでパンタグラフ台座と避雷器の間を3mm短縮する事にしました。
一部配管が面白い事になりますがパンタグラフを付けてしまえはあまり目立たないし、これだとストッパーが使えて屋根板を接着しなくてすみます。
それぞれを短縮して隙間を調整した後、ゴム系の接着剤を塗って貼り合わせ余分な接着剤を取り除きます。
直線を保つために車体の上に乗せ、重り(精密ドライバー)を乗せて浮かないようにして固着させます。
本体に乗せて全長がピッタリになるように少しずつ削って合わせ、ゴム系接着剤で接着します。
Bトレ製品との比較写真です(黄色味が強いのが製品)。最後にガラスパーツの加工です。
先ず客扉側の側面を短縮したので、トイレ窓がある側のガラスパーツも同様に詰めます。
またモハ381と同様にバンダイ製シャシが取り付けられるように製品のストッパーをガラスパーツから切り出して移設します。
この時車高を合わせるために切り出したストッパーの高さを4mmまで削ってから、シャシのツメに合わせて接着します。
以上でモハ380の完成です。
でもなんか傾いている気がする…と思ってモハユニットで並べて見ました。
やっぱり…扉側の車高はあっていますが、客室側がかなり沈んでいます。
床板のストッパーに工夫が必要なようです。
続きます。