ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

今さらのBトレ 特急「しなの」② KATO製モハ381のBトレ化

f:id:himetaka2018:20220513003318j:image381系特急「しなの」の続きです。
f:id:himetaka2018:20220506235951j:image特急「しなの」の写真を色々みているうちに、製品に表現されているモハユニットの車端部にある操車掛用の手すりが実車にはないことに気がつきました。
ネットで調べた結果、初期車には手すりが付いておらず、クハ381-100番台の登場時以降のモハ380(26〜)とサロ381(10〜)に操車掛用の手すりと床下の踏段が付いたそうです……知らんかった。
したがって特急「しなの」用の381系では、増発用として1978年8月に増備された56-59の4ユニットのみにしか手すりはついていません。
f:id:himetaka2018:20220507000204j:image更にわかったことはモハ381にはこの手すりがそもそも付いていないという事で、トイレの有無や方向幕の位置と合わせてBトレ製品のモハ381は実車からかけ離れた形態をしていることになります。
f:id:himetaka2018:20220507000135j:imageまぁいいや、Bトレやし…と思っていたのですが、たまたまパーツを探していたネットの店でモハ381の車体を見つけてしまいました😱
もちろんNゲージ用として使う訳ではありません(スケールモデルの381系は1両も持っていません)。
f:id:himetaka2018:20220507000341j:image無謀にも切断してBトレ車両の作成に挑戦しますが、非工作派(不器用で手が遅いうえ根気がない)の私にどこまで出来るのか不安です。
f:id:himetaka2018:20220507002457j:image切断用の工具ですが、Nゲージの輪切りでは一般的と思っているマイターボックスを使うつもりでした。
f:id:himetaka2018:20220507000454j:imageところがネットでスケールモデルのチョン切り方を調べているうちにニッパーを使っている方が結構いることを知り、こっちのほうがマイターボックスよりずっと手軽に扱えると考えてお薦めされている商品の中からGOOD SMILE COMPANYのφ3.0mmまで切断可能なモノを購入しました。
f:id:himetaka2018:20220507000641j:imageその形状から当初は「真ん中を抜いて両端部を引っ付けるだけ」で短縮出来ると安易に考えていましたが、Bトレと並べてみると窓間隔が違うことが判明し、この方法だけでは60mmに収めることは出来ないことがわかりました。
f:id:himetaka2018:20220507000701j:image取り敢えず真ん中部分を切り取ります。
f:id:himetaka2018:20220508032803j:image真っ直ぐに切る自信が全くないので3mm以上残して切っていきますが、思った通りかなり斜めになってしまいました。
f:id:himetaka2018:20220508032751j:image窓ガラスを基準にして削る位置を決めてマスキングテープを貼り、それをガイドに1mm程度を残してニッパーで切ってからヤスリスティックで削っていきます。
f:id:himetaka2018:20220507002140j:imageこのヤスリスティック、元々#600のソフトタイプを100均で見つけたのが最初で、使ってみたら耐水ペーパーより使い勝手が良かったので、主に#400のハードタイプを愛用しています(こちらは100均にはありません)。
f:id:himetaka2018:20220507004630j:image窓ガラスをベースにして両端のパーツがピッタリと収まるように、それぞれをちょっとずつ削り込んでいきます。
慎重に削りますが、不器用な所為なのか根本的に削り方に問題があるのか分かりませんがどうやっても斜めに削れてしまい結構な隙間が…
f:id:himetaka2018:20220507000851j:image取り敢えず嵌るようになったので、続いて長さを60mmに収めるために客扉側を6mm短縮します。
f:id:himetaka2018:20220509121406j:imageマスキングテープで目安を作ってから削除部分の真ん中ぐらいのところで切断します。
f:id:himetaka2018:20220509122506j:image続いてニッパーで目安付近まで再度切断してからテープの際まで削ります。
f:id:himetaka2018:20220509130147j:image車端部はガラスパーツで位置決めするつもりでしたが、テキトーな場所で切断したらガラスパーツが入る厚みがなくなったためそのままゴム系接着剤でくっつけました。
f:id:himetaka2018:20220509125444j:image2両目では、切断位置を客扉側に寄せてガラスパーツが入るように変更しました。
f:id:himetaka2018:20220509024307j:image屋根板は手すりのない方のストッパーを活かすように切断し、車体にはめ込んだ状態で現物合わせて長さを調整した後、そのままゴム系接着剤で貼り合わせてから車体を抜いて余分な接着剤を爪楊枝で回収します。
f:id:himetaka2018:20220508032344j:image車両本体が完成しましたが、接着しなくても思ったよりカッチリと出来ました。
f:id:himetaka2018:20220508185714j:image一応分解も可能な構造になっています。
f:id:himetaka2018:20220509030052j:image床板はBトレ用シャシを使うので、既存製品のストッパーを再利用してみました。
切断して使用しないガラスパーツに付いているストッパーをニッパーで切り取り、使用するガラスパーツに移設します。
f:id:himetaka2018:20220509133625j:imageまた使用するガラスパーツに付いているストッパーは位置が合いませんので、こちらは破損を恐れてカッターナイフで切り込みをいれてからニッパーで切り取って場所を移動します。
なお、切り取る順番は逆(移動→移設)の方がやり易いです。
f:id:himetaka2018:20220509154749j:imageこれで全てのパーツが揃いました。
f:id:himetaka2018:20220509160722j:image組立てるとこうなります。
写真だと拡大されるので隙間がとっても目立ちますが、小さな実物を老眼で見るとほとんどわかりません。
f:id:himetaka2018:20220513004731j:image後から気がつきましたが、切断位置を客扉側に寄せた場合は1位2位標記が残っていました。
2両目はほとんど隙間がありませんが、これはタマタマで技術が向上したわけではありません。
f:id:himetaka2018:20220509161001j:imageBトレ製品と比べると側面の印象が全く異なることがわかります。
f:id:himetaka2018:20220509161525j:image長さはほぼ一緒なんですが、車高がちょっと高いようです。
何も考えずにストッパーをスケールそのまま使ったからですね~
f:id:himetaka2018:20220510005151j:image2両目はストッパーの高さを1mm削って4mmにしてみました。
f:id:himetaka2018:20220512201920j:image車高を下げることが出来ました。
こうして並べると2両目の方が隙間が減ってはいますが、どちらも真っ直ぐには切断されていません。
f:id:himetaka2018:20220509162410j:imageただBトレ製品とユニットを組むと、色の違いがかなり目立ちます。
MM'ユニットって通常検査もニコイチ扱いなので、実車では色調や汚れ具合も揃っていました。
f:id:himetaka2018:20220513091831j:image調色が出来ないスプレー缶で再塗装しても製品と同じ色になるとは思われず、Bトレやし まぁいっか…と思っていたら秋葉原のTamTamでこんなモノを見つけちゃいました😱😱

続きます。