ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

2022年3月の姫新線 KATO製キハ122系① 室内の塗装

f:id:himetaka2018:20220607093950j:imageKATOから発売された姫新線キハ122系が届いたので室内を塗装しました。
f:id:himetaka2018:20220607010632j:image2019年3月に発売済の鉄道コレクション第28弾に含まれたキハ127系(写真は2022年3月に再販された2両セット)と合わせて、まさかの姫新線姫路口 全2形式がプラ完成品で揃いました。
姫新線が実家の近所を走っている関係で、帰省の時に撮ったスマホのニコパチ的な実車の写真が数枚有ります。
f:id:himetaka2018:20220601101616j:image今年(2022年)1月13日に帰省した時に最寄りの播磨高岡駅で撮った播磨新宮行のキハ127系と播磨新宮発姫路行のキハ122系。
f:id:himetaka2018:20220601100334j:imageこちらは同年3月18日に帰省した時に同じく播磨高岡駅で姫路行の対向列車を待っている余部(「よべ」と読みます、有名な「あまるべ」ではありません)行キハ122系で、今のところ最後に見た姫新線列車です。
f:id:himetaka2018:20220602191152j:imageさて製品はM車+T車の2両セットです。
f:id:himetaka2018:20220603000758j:imageこのセットではT車もM車と同じ構造、すなわち床下機器は一体化で室内表現も殆どなく製品紹介ではM車と一体感があるなどの表現がされていますが、私的にはどう見てもコストダウン(=手抜き)としか思われずひと昔前の製品を見ているようです。
f:id:himetaka2018:20220602191707j:imageKATOの完成品は鉄コレと違って前照灯・尾灯はデフォルトで点灯しますし、室内灯もオプションで簡単に取付け可能です。
今回は室内を塗装して室内灯を組み込みます。
f:id:himetaka2018:20220604193208j:imageで、車体から下回りを抜き取って分解…あれっ外れない?
f:id:himetaka2018:20220603001053j:image説明書にはたったのこれだけしか記載されておらず、とにかく台車付近のボディを引っ張る、引ひっぱる、ヒッパる…ビクともしません。
なんで外れんのや!RMMにも難易度は低いって書いてあったのに…と格闘すること1時間、精密ドライバを挿したりピンセットで隙間をホールドしたりしてやっとのことで外れました。
ストッパーはこれまで通りの位置でガラスパーツに付いていましたが、どうもライトユニットとシートパーツのライトユニット押さえとの間に余裕がないため、真っ直ぐ下に引き抜く必要があるみたいです。
f:id:himetaka2018:20220605155156j:imageなんとかボディが外れたので続いて車体横のツメを押して床下機器を外し、さらにシートパーツのツメを慎重にはずしてシートパーツを取り外します。
f:id:himetaka2018:20220606025029j:imageライトスイッチはやや強引に下側から精密ドライバーとピンセットで引き抜きました。
f:id:himetaka2018:20220602130757j:image実車の床面はグレーでシートのモケットはマルーン(優先席はチョコレート色に人型の模様)、クロスシート部は席ごとに独立した枕カバーが付いています。
f:id:himetaka2018:20220602132452j:imageまた壁面はアイボリーになっていることがわかります。
f:id:himetaka2018:20220605211011j:image床板は従来よりも濃くなっているようなので、手元にあった4種類のグレーをこれまで床板に使っていたねずみ色1号と比較してみました。
f:id:himetaka2018:20220605212201j:image上から2つ目のダークシーグレイが感覚的に合っている気がしたのでコレにしました。
f:id:himetaka2018:20220606022544j:image塗装方法は天候に左右されずいつでも塗装できる筆を使った手塗りで、塗りムラはかなり出ますが室内なので車体を被せてしまうと殆ど分かりません。
f:id:himetaka2018:20220605182050j:image壁面の塗料には、F-MODELSが製品化しTamTamが復活させたFARBE鉄道オリジナル塗料のF-043室内アイボリーを使ってみました。
f:id:himetaka2018:20220607092553j:image余談ですが瓶のラベルには誤字があります、「客室社内」って(^_^)
f:id:himetaka2018:20220606034812j:imageトイレの壁面を中心に壁と思われる部分にこのアイボリーを筆で塗っていきますが、隠蔽力が低いみたいで厚塗りしても成形色が透けています。
f:id:himetaka2018:20220606114156j:imageシートのモケット用に2種類買って比べてみましたが、マルーンA(下)は室内に塗るにはちょっと暗過ぎるように感じたのでMr.カラーC100のマルーン(ワインレッド)を使いました。
f:id:himetaka2018:20220606155229j:imageシートを極細の面相筆で塗装します。
座席カバー表現と優先席の塗装は、室内表現が貧相だという理由を付けてやめました。
f:id:himetaka2018:20220606122510j:imageまた手抜き(と信じて疑わない)の一体型床下機器にスミ入れをしました。
f:id:himetaka2018:20220607093847j:image本当は抜けている部分はベッタリ黒塗りが良いのでしょうが、単純にスミ入れ塗料を塗るだけでも結構雰囲気が良くなりました。
分解ついでに前面の行先表示シールを貼ります。
f:id:himetaka2018:20220607094133j:imageまず付属のシールから「姫路」を切出します。
以前から切り取る位置を決めるのに苦労していたのですが、スケールの横(厚み部分)に映り込んでいる像を見ながら位置合わせをするとソコソコ上手くいくことがわかりました。
f:id:himetaka2018:20220607095409j:image次にライトユニットを外します。
車体の裾を開きながら精密ドライバで窪みを押し、少しズレたところを斜め方向に押すとすんなり外れました。
f:id:himetaka2018:20220607095847j:image上の白い部分が行先表示部で、ここにシールを貼るのではなくシールを貼った別体と交換します。
f:id:himetaka2018:20220607100047j:imageで、コレを元に戻します。
f:id:himetaka2018:20220607100116j:image未点灯状態ではよく分かりませんので、通電してから確認します。
かなり時間がかかりましたが、やっと室内の塗装が終わったので室内灯の取付けにかかります。

続きます。