ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

今さらのBトレ Bトレの走行性能確認用レイアウトの作成① プランとギャップの設置

当鉄道には走行可能なレイアウトが存在しないため、模型を整備しても直線路の往復でしか確認出来ないので、ちゃんと走るかどうかは神のみぞ知る(大抵は走らない)状態でした。
そこで簡単な走行試験路を作る事にしました。
f:id:himetaka2018:20211018145810j:image先ずプランですが、外側をQ・内側をO+Pの複線とし、Tomixの線路を使って140Rと177Rのミニカーブとしました。
一応複線ですがコントローラーは1台なので、2列車の行違いとかは考えていません。
140RのS字・カーブポイントと片渡りを組み込んだので、大体の状態が試験出来るはずですし、今後Qのシッポ部分を勾配区間にして登坂性能も確認できるようにします。
f:id:himetaka2018:20211018150052j:image次は電気配線です。
f:id:himetaka2018:20211018150857j:imageこのレイアウトに必要な最低限のフィーダーとギャップを上の写真に示します。
Tomixの線路の場合は、給電位置さえ間違わなければ基本的にギャップを切る必要はありません。
このプランであれば写真上部の外側線用と内側線用のフィーダーだけでOKなのですが、そのためには高額な専用機器を揃える必要があります。
f:id:himetaka2018:20211019112151j:image今回はポイントコントロールボックスNの手配が間に合わなかったので、内側のリバースにギャップを切る事にしました。
f:id:himetaka2018:20211019143347j:imageまたリバース区間の給電用フィーダー(配線図の下側)を追加し、ディレクション(進行方向)切替用にリバーススイッチボックスNと分岐コード(D.C.フィーダーN用)を使って本線用フィーダー(配線図の上2つ)に接続します。
このスイッチは単なるDPDTスイッチですが定価1,540円で、同じくらいの大きさなら125V6Aで600〜800円程度ですから倍以上しますが、ケースを加工して組込み配線する手間を考えると妥当かなと思いました。
f:id:himetaka2018:20211019101428j:imageこのリバーススイッチボックスNの取説に掲載されていた一般的なリバース区間の配線(基本区間とリバース区間の意味が反対ですが)に従って、両ギャップレールG70-Wとミニ電動ポイントPL140-30のギャップスイッチを切って……あれっ?ポイントにギャップスイッチがない!
なんでやろ〜と思ってTomixの公式サイトを見てもなんにも記載がなく、ネットで調べたら完全選択制になった時に無くなったそうです。
え〜ギャップ切れへんやん!
f:id:himetaka2018:20211019104203j:image仕方がないので昔からの方法であるギャップジョイナーを使う事にしました。
私が鉄道模型を始めた頃に関水金属(現KATO)から絶縁ジョイナーが初めて発売され、画期的な商品として注目を浴びていました。
それまでは糸鋸でレールを切ってギャップを作っていましたから…
f:id:himetaka2018:20211019104302j:imageジョイナーの真下に開いている穴を先の尖った物で押します。
f:id:himetaka2018:20211019105042j:imageジョイナーが上に持ち上がるので、これを手で掴んで引き抜きます。
上手く取ることが出来たら、再使用が可能です。
f:id:himetaka2018:20211019105308j:imageギャップジョイナーを手で差し込みます(写真の赤マル部)。
f:id:himetaka2018:20211019105447j:image4ヶ所交換してギャップを作ります(両ギャップレールは使用しません)。
これで配線は完了です。
接続部品は全部Tomix製品を使ったので、結構な金額になりましたが、コネクタをパチパチ繋ぐだけなのでとっても楽ちんでした。
f:id:himetaka2018:20211019143313j:image後から気がついたのですが、リバーススイッチボックスの箱の表に「本製品は、完全選択式のポイントNでは使用しません。」と表記されていました。
ちょっと日本語がおかしいですね、「使用できません」じゃないですかね。
では現在品である完全選択式のポイントの場合はどうするかと言うと……なんと!Tomixの公式サイトをいくら探しても出てきません。
ネットの記事ではリバーススイッチボックスNとポイントコントロールボックスNを連動プラグで物理的に繋いで、ポイントを切り換えるのと同時に極性を入れ換えるらしいです。
確かにこの方法ならリバース用のフィーダーは不要です。
最後にちゃんと動作するのか試運転をします。
f:id:himetaka2018:20211018150052j:image一番下のQのシッポの部分を使って、リレーラーから車両を線路上に乗せていきます(真ん中に照明が写り込むので手帳を置きました)。
f:id:himetaka2018:20211019145516j:image発車させて本線に進入しますが、左側通行にするためにそのまま内側線まで進みます。
f:id:himetaka2018:20211019145941j:image左側通行で内側線をグルグル回ります。
f:id:himetaka2018:20211019151940j:imageポイントを切り替えてリバース区間に乗り入れます。
この時リバーススイッチボックスNのスイッチを倒して本線用フィーダーの極性(+と−)を逆にします。
f:id:himetaka2018:20211019152522j:image渡り線を通って外側線に進入します。
左側通行のため方向転換したら直ぐに外側線に移していますが、そのまま内側線を逆行することも可能です。
f:id:himetaka2018:20211019153217j:image左側通行で外側線をグルグル回ります。
f:id:himetaka2018:20211019153639j:image最後に引き上げ線に出したら運転は終了です。
特に急停車するとかのトラブルもなく配線に問題がないことが確認されました。
今後は板とかに固定することが必要ですが、確認用線路なので立て掛け式にならないか検討中です。

 

以上