ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

今更のBトレ 客車列車の走行性能向上②

Bトレの客車列車を走行させるために行なっているKATO台車の走行性能確認の続きです。f:id:himetaka2018:20200618132709j:imageBトレ走行台車からKATO台車に換装した急行ニセコの14系500番台とマニの計7両を、両軸駆動のDL用動力ユニット5を搭載したDD51で牽引させました。f:id:himetaka2018:20200622114659j:image今回は勾配を簡単に可変できる↑れんが橋脚セットを使いました。高架橋付きのレールでなくても止める事が可能で、高架橋付きのレール設定がないミニカーブレールで勾配が作れます。f:id:himetaka2018:20200622160602j:imageでもって3.3%勾配の直線で実験開始。7両ではウンともスンともいわず、5両まで減車してやっと引き出しに成功、期待してた結果と違う〜と思いながら勾配を4%に変更しても5両は引き出せる。う〜ん…f:id:himetaka2018:20200618134241j:imageこのDD51にはウェイトを積んでなかったので、動力ユニットに付属しているウェイト3個を屋根の上に載せると、7両でも問題なく引き出し。喜んでどこまで引き出せるか調べてみようと思ったものの、間抜けな事にこれ以上増やすKATO台車の客車がない!f:id:himetaka2018:20200618135404j:imageそこで「リバイバルトレイン栄光の特急つばめ6両セット」の14系0番台4両を2箱分、計8両を急遽組み立てます。これは急行「雲山・西海」を再現するために用意しておいた物で、この「雲山・西海」と「阿蘇・くにさき」が1980年10月の改正で廃止された後、これらの列車に使用されていた14系ハザを北海道用に改造(500番台化)して1981年2月に投入されたのが「ニセコ」です。f:id:himetaka2018:20200620011029j:image1979年3月に「雲山・西海」に、1982年8月に「ニセコ」に乗車したのですが、同じ車両に乗ったんや〜と今頃気がつきました(↑1982年8月函館駅で発車を待つニセコ3号、牽引機が三つ目だった事も今知りました)。f:id:himetaka2018:20200620015823j:image(↑手前が0番台)取り敢えず組み立てて付属の車番シールだけ貼り、台車は500番台と同じKATO製TR55Aを取り付け、ついでに以前に組み立てていたマニ37の台車もKATO製TR23Eに振り替え実験再開、直線の4%勾配で9両を引き出す事は出来ました、素晴らしい!ただカプラーが歪んでいるとかで少しでも抵抗があると動かなくなるのでギリギリみたいですね。f:id:himetaka2018:20200622161006j:imageそこでウェイト3個積みの動力ユニット3(「いしかり」のモハ485です)で試してみるとDD51より簡単に引き出せ、動力ユニット自体の重量差に関係があるのかも。ウェイトと牽引力の関係も実験する必要がありますね。f:id:himetaka2018:20200622161437j:imageさらにKATO製の11-110新チビ客車用動力ユニットを試してみましたが、フライホイールの影響なのか勾配途中で止める事が出来ず測定不能でした。f:id:himetaka2018:20200622161839j:image続いて曲線勾配の調査ですが、先に述べたようにC140のミニカーブレールがそのまま勾配作成用のレンガ橋脚に乗ります。が、先にKATO台車に換装した時に気になった車両間隔の短縮について調べてみる事にしました。カプラーが違うと曲線抵抗が変わりますから。f:id:himetaka2018:20200622164603j:imageカプラー交換をやってみようと思ったのは車間だけでなく、KATO台車のアーノルドカプラーがアサッテの方向を向いていることが多々あったからです。f:id:himetaka2018:20200622165913j:imageこれはカプラー根本のストッパーの形状に問題があるようで曲線通過時に引っかかると戻らなくなり、軽量のBトレでは脱線の原因になる可能性があります。f:id:himetaka2018:20200622111440j:imageまずアーノルドカプラーの車間は9mmです。f:id:himetaka2018:20200617002100j:image次に間隔短縮が期待できるカトーカプラーNJP(A)に交換して間隔を測ると…9mm!あれ〜一緒やん⁉︎この台車のアーノルドのシャンクが短いんやろか?f:id:himetaka2018:20200622111917j:image車間の結果に納得出来ないまま曲線通過状態の確認に、140Rを手押しで通過させると特に引っかかりは感じないものの、ジャンパケーブルが当たっている気がします。f:id:himetaka2018:20200622112223j:image140RのS字でも手で押した感じでは、車両が当たったり浮いたりすることなく通過します。f:id:himetaka2018:20200622112300j:imageが、ジャンパケーブルが接触しているようです。う〜ん、カトーカプラーNやナックルカプラーも調べてみる必要がありますねぇ。なんか深みにハマっていくような気がする……f:id:himetaka2018:20200617190533j:imageと思いながら14系0番台車のカプラーを交換、上からカトーカプラーN、NJP(A)、かもめナックル、アーノルドです。あれっ?車間が上から下に向かって広がっているように見える…f:id:himetaka2018:20200622112601j:imageそこでカトカプNとアーノルドを並べるとハッキリと差が出ました。2mm程度短くなっています。前の調査は何やったんやろ〜押した時と引いた時の差かな?f:id:himetaka2018:20200622114841j:imageこのようにレールをひいて140Rと140RのS字の通過状態を動力車に牽引させて確認します。f:id:himetaka2018:20200622115155j:image
f:id:himetaka2018:20200622115201j:imageデフォルトのアーノルドカプラーです。f:id:himetaka2018:20200622115351j:image
f:id:himetaka2018:20200622115347j:imageカトーカプラーNJPです。明らかに車間が狭くなったのがわかります。ジャンパケーブルが互い違いになって当たってはいませんが、カーブ半径が変われば当たるのかな?f:id:himetaka2018:20200622115725j:image
f:id:himetaka2018:20200622115720j:imageカトカプNです。車間はNJPと一緒でジャンパケーブルがない分スカスカの印象ですが当たることはありません。f:id:himetaka2018:20200622120019j:image
f:id:himetaka2018:20200622120024j:imageかもめナックルカプラーです。カトカプより車間は広いように見えますが、形状は密自連が表現されています。f:id:himetaka2018:20200622120301j:imageS字通過時のアーノルドカプラーです。f:id:himetaka2018:20200622120352j:image同じくNJPです。この時も140R同様にうまくジャンパケーブルが当たっていません。f:id:himetaka2018:20200622120814j:imageカトカプNです。やっぱりこれかなぁ。f:id:himetaka2018:20200622120933j:imageかもめナックルです。見た目はとっても実感的です。

この後、オーバルにミニ電動ポイント2個でリバースを付けた線路配置で走行試験をやるつもりでしたが、ポイントスイッチが在庫切れ、DCフィーダーの納期が7月末!なので暫く中断です。ただポイント切替時に列車を止めて進行方向を変え運転続行してみると、かもめナックルは連結し難く自然解放し易い事がわかりました。またリバースのS字でアーノルドが引っかかり連結力の弱いかもめナックルが解放するという現象が頻発したため、当面は全部カトカプにしようかなぁ〜

 

以上

 

1979年夏の北海道 12系客車+10系寝台 急行「きたぐに」⑦ 牽引機EF81(その2)

KATO旧製品の12系客車と10系寝台車で再現する1979年8月26日の急行「きたぐに」を整備しています。f:id:himetaka2018:20200608145712j:image
塗装天気待ちの間に整備しようとした牽引機EF81の続きです。カプラーをナックルに交換しナンバーとメーカーのプレートを添付、ジャンパケーブルとブレーキホースを付けたまでは良かったのです。f:id:himetaka2018:20200526141415j:imageジャンパケーブルの塗装がハゲてます…エアーコックの塗装も怪しいですね。ミッチャクロンを筆で適当にヌリヌリした事と被膜の弱いエナメル塗料を使った事、ピンセットで押し込もうとした事が原因かと。f:id:himetaka2018:20200605004552j:imageそこで、目を離したら見失いそうなジャンパケーブル部品を中性洗剤に浸けた後エッチングプライマーを吹いてから、ラッカー系(油性アクリル)塗料を吹き付けました。これでど〜だ!……力入り過ぎて完成まで写真撮るの忘れましたが、ジャンパケーブルはなんとか見れる状態になりました。ただマスキングテープを上手く貼ることが出来ずにエナメル塗料を筆塗りしたブレーキホースのコックはイマイチです。f:id:himetaka2018:20200604235039j:image高圧線周りも塗装しました。まずパンタグラフについているグレーのままのガイシを、GSIクレオスの水性カラーアクリジョンN46エメラルドグリーンで塗りました。この塗料は初めて使ったのですが経験の浅い私の手には負えないシロモノで、隠匿性が低いため重ね塗りしたらムラどころか塊になってしまい、ドライバーで削るハメに…f:id:himetaka2018:20200604235039j:image次に何故か絶縁色になっている一部の高圧線をエナメルのXF-53ニュートラルグレイに塗装、本当は全部塗るべきなんでしょうが、せっかくの銅色なので残す事にしました(決して手抜きではありません)。またガイシの上に付いている高圧線留具を同じくエナメルのX-11クロームシルバーで塗装しました。f:id:himetaka2018:20200605012649j:imageこれで完了です。ブレーキホースのパーツはもう1組あるので、再チャレンジするつもりです。コックの白色もラッカー系塗料を吹いてみようかと考えてます。

 

以上

今更のBトレ 客車列車の走行性能向上(と言いながらマニ50の整備)

久しぶりのBトレです。NゲージEF81にウデもないくせにジャンパケーブルやブレーキホースを取り付けようとして失敗、気分転換して急速になくなったモチベーションを取り戻すべくBトレに手を出しました。f:id:himetaka2018:20200603161038j:imageBトレの客車列車を走行させる上で、以前から走行台車T/T改の転がり抵抗の大きさが気になっていました。そこで実際に転がしてピボット軸のKATO台車との簡単な比較を行いました。f:id:himetaka2018:20200531031426j:imageTomixのS280の線路の端に車両を置いて徐々線路をに持ち上げると、KATO台車は1mm上げただけで転がり始めるのに対し、走行台車T改は9mmも持ち上げないと動きませんでした。f:id:himetaka2018:20200601005326j:image次に動力車による走行台車T改の引き出し試験を実施、平坦な直線では両軸駆動のDL用動力ユニット5(ニセコ牽引用に組んでいるDD51、ウェイト未搭載)でも8両までは空転なしで引き出せました。ところが3.3%勾配の直線になると5両でも空転が発生、同じ両軸駆動のEC/DC用動力ユニット3に付属のウェイトを3個載せても7両が限界でした。f:id:himetaka2018:20200601000136j:imageKATO台車の走行性能も知りたいのですが、KATO台車を履いたBトレ客車を持っていないので、ニセコの車両をKATO台車に交換する事にします。f:id:himetaka2018:20200603193503j:image14系客車用の台車は5036Dオハ14台車TR217(アーノルド)があるのですが、21m級の車体に合わせてカプラーが長くなっており、このままBトレに取り付けると車体間隔がバカほど広くなってしまうので使えません(カプラー取付部を切って短くするような技術は持ち合わせていません)。f:id:himetaka2018:20200603193446j:image代わりに5225-1Dスユ15 -2001台車を使います。これはTR55Aで外見上はTR217Cとほぼ同じです(14系500番台のTR217Dはブレーキシリンダーが外付けで少し形状が違う事はナイショです)。この台車はビス止めタイプのため、Z01-0043中心ピンを使ってフレームに止めます。f:id:himetaka2018:20200530211744j:image並べるとこんな感じで、走行台車T改は銀車輪で目立ちますしモールドも少し甘いです(価格も3両分で55円高い)。KATO台車の集電ピンはフレームの穴にピッタリはまって首を振らないので、根元から切り取ります。点灯化する技術を持っていないので残していても意味ないですし。f:id:himetaka2018:20200530211950j:image中心ピンを合わせるとKATO製の方が少し長いように思えます。f:id:himetaka2018:20200530212246j:image走行台車取付時の車間です。
f:id:himetaka2018:20200530212250j:imageKATO製台車取付時の車間です。やっぱりちょっと広いかなぁ。f:id:himetaka2018:20200530212430j:image車高もKATO製台車の方がちょっと高い気がしますね。f:id:himetaka2018:20200531021239j:imageで、測ってみるとKATO台車の方が0.3mmほど高くなっているようです。心皿受を削って車高を下げてもいいのですが、全車両を均一に削る自信がないのでやめます(シャコタンにしたはいいが車高がマチマチになってドツボにハマるのを回避)。それよりも悩ましいのは連結間隔です。f:id:himetaka2018:20200531001538j:imageやはりKATO製台車同士の連結間隔が気になります。車間短縮カプラーは最小通過曲線が大きくなると思っているうえ動力ユニットの改造がメンドーなのでBトレは全てアーノルドのままなんですが、カトーカプラー等の導入検討が必要ですね(カプラー交換してあちこち削るハメに陥る気がする…)。f:id:himetaka2018:20200601010957j:imageマニ50の台車はTR230で基本的にはTR50と同じなのですが、軸受が密封コロ軸受になっているところが外観上の違いです。マニ50には走行台車Tを使っていたのでT改と比べると、T改になって集電シューがなくなっています(私には必要ないモノなので気にしてませんでした)。f:id:himetaka2018:20200601010939j:image5142Dオハ50台車TR230を使い、トイレ側の台車は車軸発電機をカットし反対側の台車のカプラーを取り除きます。この台車はスナップオンなので、これも中心ピンでフレームに止めます。f:id:himetaka2018:20200531231233j:imageBトレでは車軸発電機はちょっと大き過ぎる気もしますが、これで交換完了です……あれ?荷物窓に保護棒がない!う〜ん今回は走行性能の計測が目的やし窓ガラスパーツが分厚いので内側から保護棒貼っても変やし、ここは見なかったことにしようっと。f:id:himetaka2018:20200531233042j:image……と言ってるのにバラバラにしちゃいました。自ら進んでドツボにハマって行く予感が…f:id:himetaka2018:20200601012506j:imageバラバラにしてから気が付いたんですが、荷物扉の左右と荷物窓のシル部に段差や出っ張りがあり、保護棒付の塩ビ板をペタっと貼っておしまい!にはなりません。それ以前に塩ビ板ではガラスパーツが分厚過ぎて保護棒が目立ちません。f:id:himetaka2018:20200531231839j:imageう〜ん…確かこんなパーツがあったよなぁ…と思って探し出したのがレボリューションファクトリーの塗装済みエッチング板です。残念ながら既に絶版になっているようです。f:id:himetaka2018:20200603133426j:imageこれなら塩ビ板(上)と違って内側から貼り付けてもよく見えます。f:id:himetaka2018:20200603161102j:imageそれぞれの窓に合わせて金属用ニッパーで切り出して位置決めし、マスキングテープで仮止めして瞬間接着剤を流し込みます。Bトレの場合はガラスパーツ自体で強度を持たせているのでむやみに削ることはやめ、ガラスパーツの出っ張りに合わせて保護棒パーツをハセガワのエッチングばさみで切り欠きました(赤マル部)。f:id:himetaka2018:20200603155856j:imageついでにトイレ窓にタミヤカラーXF-2フラットホワイトを筆塗り、銀色になっているHゴムをエナメルX-66ライトグレイで色差し…2回やり直してもこの程度で、「ついでに」ではないぐらい労力がかかりました。白色もムラになってますねー次からは手を抜かずに缶スプレーを使おうっと。f:id:himetaka2018:20200603161638j:image再度組み立てて完成です………って目的がちが〜う!手段が目的になっちゃいました。当初の目的であった走行性能試験は後日に延期です。

 

以上

 

1979年夏の北海道 12系客車+10系寝台 急行「きたぐに」⑥ 牽引機EF81(その1)

KATO旧製品の12系客車と10系寝台車で再現する1979年8月26日の急行「きたぐに」を整備しています。現在12系客車は屋根や方向幕の塗装(ができる天候)待ちです。f:id:himetaka2018:20200526024054j:imageそこで今回は牽引機であるEF81を整備します。

きたぐに」を整備するに当たり牽引機をどうするか悩んでいました。順当に考えればEF58一般色でしょうが、当時の下り列車は富山まで最後尾にマニ37を連結していました。これが問題でグリーンマックスの板キットを組んではいるのですが室内灯やテールライトのアテが(加工する技術も)ありません。f:id:himetaka2018:20200526025218j:imageそこでマニ37が外れる富山-新潟間の編成にすれば所有している筈のテールライトを装備したKATO製品のオユ10に交換することで解決できます。この間の牽引機は富山第二機関区のEF81で、丁度市場に出回っているKATO製品がこの時代の仕様だと知って即購入(外出自粛で飲み代が浮いていた事も幸いでした)。f:id:himetaka2018:20200524195038j:imageナンバープレートやメーカーズプレートの他にヘッドマークとナックルカプラーが付属しています。f:id:himetaka2018:20200524195226j:imageまずスカートパーツを引き抜いてカプラーを付属のナックルに交換します。f:id:himetaka2018:20200524195422j:image板バネを飛ばさないように注意します。f:id:himetaka2018:20200524200049j:imageちょっと長いような気がします。f:id:himetaka2018:20200524200457j:imageそこで連結しない側にはショートシャンクのZ01-0224EF66前期形ナックルカプラーを使ってみます。f:id:himetaka2018:20200524200231j:image並べてみると製品付属のカプラーに比べて短いことがわかります。f:id:himetaka2018:20200524200734j:imageいい感じになりました。カーブの通過に問題なければ連結側も交換したいですね。f:id:himetaka2018:20200524203849j:imageナンバープレートは4種類付属しており、57• 74が酒田で88が田端、102が敦賀第二の所属です……って富山第二がないじゃん!酒田機は新潟-秋田間の牽引で10系寝台車をつないでいないんだよね〜と思うもののナンバーを削って色塗ってインレタ貼る元気はないので日立車の57号機で妥協します。

ここでやめておけば良かったのですが…実車の写真と見較べるとスカート周りが寂しいと思い、少し加工する気になったのがドツボへの入口になるとは…f:id:himetaka2018:20200525023448j:image車体を分解してスカートを外します。f:id:himetaka2018:20200525134624j:imageエアーホースはTomixのPZ-001ブレーキホースL/Rを切り離し、スカートにあるコックのモールドを削ったうえにφ0.5の穴を開けて差し込みます。f:id:himetaka2018:20200526032328j:imageジャンパ・ケーブルは0.3mmの銅線を、同寸の穴を開けて取り付けます。f:id:himetaka2018:20200526032432j:imageこのケーブル、なかなか形状が決まらずかなり苦戦しました。f:id:himetaka2018:20200526032655j:image表情がこれだけ変わります。確認ができたら一旦外してミッチャクロンを筆でぬりぬり。f:id:himetaka2018:20200526031734j:image乾いたらエナメル塗料でホースを黒色にコックを白色に色差し、小さ過ぎるのでピンセットに挟んでぬりぬり ぬりぬり…ピンッ!という音と共にエアホースが異次元空間にダイブ!!あ〜〜〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)f:id:himetaka2018:20200526032144j:image泣きそうになりながらジャンパ栓部分に墨入れ、取り敢えず取り付けてしまえ!でピンセットで挟んだらケーブルの塗装が粉々に…………や〜めたっと。

 

以上

1979年夏の北海道 12系客車+10系寝台 急行「きたぐに」⑤ 12系客車 下回りの整備

KATO旧製品の12系客車と10系寝台車で再現する1979年8月26日の急行「きたぐに」を整備しています。f:id:himetaka2018:20200519165037j:image屋根板の塗装が上手くいかなかった部分をグリーンマックスの鉄道カラーC-09ねずみ色1号で補修しようとしましたが、私の腕では汚くなるだけとわかったのでやめ、そのままクーラーを取り付けます。f:id:himetaka2018:20200519170317j:image製品付属のクーラーをZ04N8124クーラーAU13E(灰色)に交換…あれ?屋根と色が違う!鉄道カラーと製品ではかなり違うようです。塗装した時に気付けよなぁ……無塗装のZ04-8124クモハ165クーラーAU13Eを塗りますかねぇ…

気を取り直して床下にかかります。集電シューをIPAで磨いて汚れを落とします。f:id:himetaka2018:20200517174740j:image普段は無水エタノールを使いますがコロナの影響で買い占められ入手不可能なため(メルカリにはいっぱいあるけど)、以前に買っていたIPAを使いました(これも入手困難になっています)。f:id:himetaka2018:20200517191702j:imageオハフ13 は汚れていたウェイトも拭きました。f:id:himetaka2018:20200517184336j:image綺麗になった集電シューとウェイトを床下にセットして床板をはめ込みます。f:id:himetaka2018:20200519135139j:imageスハフ12の床下は黒一色なので、モールドされているディーゼルエンジン部にタミヤのエナメルXF-66ライトグレイを筆塗りします。f:id:himetaka2018:20200517165201j:image台車は5036Dオハ14台車TR217アーノルドに換装し、カトーカプラーNJP•A黒(11-721)を取り付けます。f:id:himetaka2018:20200517165543j:image↑右が製品付属の台車で銀色車輪です。この写真では違いがよくわからないですね。f:id:himetaka2018:20200517185003j:imageネジで床下に取り付けて完了です。f:id:himetaka2018:20200519103545j:imageと、ここで急行「かいもん」用に買ったKATO10-272 12系+20系急行「ちくま」8両基本セットの台車がNJP•Bだったのを思い出しました。このセットも色々問題があったんですが、その話は後日の急行「かいもん5号」の記事で…f:id:himetaka2018:20200519131518j:imageカプラー長はどれもほぼ同じです。f:id:himetaka2018:20200519131732j:image当初の目論見通りこの循環式トイレタンク(Z05-2997車端部床下機器14系SER用)を取り付けます。f:id:himetaka2018:20200519132633j:image右がタンクを装着した台車です。「ちくま」の車両から6個のNJP•B付き台車をNJP•Aに換装した5036Dオハ14台車TR217に交換して捻出し、トイレタンクを装着のうえ旧製品のトイレ側につけます。f:id:himetaka2018:20200519164644j:image「ちくま」の12系客車は5両で総取っ替えするには数が足りませんので、トイレ側のみの交換です。

これでやっと12系客車の下回りの整備が完了です。残るは屋根!とトイレ窓の塗装です。10系寝台も控えているし入手してない郵便•荷物車のアテはないし、はたまた牽引機はどうしよ〜

 

以上

1979年夏の北海道 12系客車+10系寝台 急行「きたぐに」④ 12系客車 屋根と室内の塗装

KATO旧製品の12系客車と10系寝台車で再現する1979年8月26日の急行「きたぐに」を整備しています。f:id:himetaka2018:20200516060023j:image前回で12系客車の屋根上を加工したので、晴れた日を狙って塗装にトライ!サンポールに浸けた後ジフで磨いて中性洗剤で洗ってから乾燥させ、グリーンマックスの鉄道カラースプレーSP9ねずみ色1号を吹きました。f:id:himetaka2018:20200516060045j:image手間を惜しんでまとめて吹いたら端にあった物は遠過ぎたみたいで若干梨地(↑写真上)になってしまいました。f:id:himetaka2018:20200516060424j:imageまた、パーツの一部に塗料が乗っていません。腕もないのに風のある日に塗装を強行しちゃダメですね〜塗り直すのは手間な上に厚塗りになるため、タッチアップとトップコートで誤魔化すかな…

f:id:himetaka2018:20200512185149j:image続いて室内の塗装に入るので緩急車も床下を分解してテールライトを抜きます(↑スハフ12)。今回は中間封じ込めなのでLEDによる点灯化には挑戦しません。f:id:himetaka2018:20200512093305j:imageこちらはオハフ13 で、テールライトは撤去済みでした。ウェイトがちょっと汚れているので後でIPAで拭きます。f:id:himetaka2018:20200517003534j:image床面はリノリウムだったと思っていたのでアイボリーのままにして、モケットにGSIクレオスのMr.カラー80コバルトブルーを、椅子(手すりや背もたれの枠)は同じMr.カラー35明灰白色(三菱系)を筆塗りしました。f:id:himetaka2018:20200517003323j:imageなんか変…ネットでは灰色を使っている例が多いのでグリーンマックスの鉄道カラーC-09ねずみ色1号を塗ってみました。f:id:himetaka2018:20200517003641j:imageまた椅子の塗料を水性アクリルのタミヤカラーXF-12明灰白色に変えてみました。f:id:himetaka2018:20200517004425j:image…ちょっと濃いかなぁ。実車の写真を調べると床面は茶色系でモケットは深い青色に見えます。まぁ写真は光の当たり具合で全然違う色に見えますけどね。f:id:himetaka2018:20200517004202j:imageそこでMr.カラー321黄土色を床面に塗ってみました。シートを塗らんとわかりませんが、実車に比べてちょっと薄いような気がします。f:id:himetaka2018:20200517004250j:imageやっぱり灰色かなぁということで、黄土色はオハ 2両だけにして他の4両はねずみ色1号にしました。スハフは床下を取り付けてあります。モケットの色も明る過ぎるので他の塗料も試してみました。f:id:himetaka2018:20200516060853j:image黄土色の床面にグリーンマックスの鉄道カラーC-22ブルーB(小田急ブルー)のモケットです。
f:id:himetaka2018:20200516060849j:image床面をねずみ色1号にしました。
f:id:himetaka2018:20200516060856j:imageねずみ色1号の床面でモケットをGSIクレオスのMr.カラーGX5スージーブルー にしました。
f:id:himetaka2018:20200516060844j:image床面を黄土色にしました。f:id:himetaka2018:20200517010337j:imageう〜ん、スージーブルー はちょっと明るいかなぁ、最終的には組み込んでみて室内灯との相性で選びます。

次はトイレ窓と方向幕の塗装ですね。

 

以上

 

1979年夏の北海道 12系客車+10系寝台 急行「きたぐに」③ 12系客車の屋根上改造

KATO旧製品の12系客車と10系寝台車で再現する1979年8月26日の急行「きたぐに」を整備しています。f:id:himetaka2018:20200509034053j:image前回は初期型の特徴であるクーラー間の補強板をBONAのパーツを使って取り付けました。入手困難なパーツなので3輌分しか手に入らなかったため、足りない2輌分を残っているかもしれない小規模な店舗を中心に探しまくったのですが、当然の如く残っていませんでした。f:id:himetaka2018:20200508154443j:imageが、なんとMODELS IMONに在庫がある事を偶然に知り早速通販で発注し入手出来ました。こんな有名店に残っているとは思いませんでした。ロットが異なるのか若干衣装が違います。f:id:himetaka2018:20200508144917j:imageここでオハフ13 38の屋根も一緒に改造するため分解します。テールライトがあるのでトイレ側から引き抜きます。f:id:himetaka2018:20200508145012j:image前にも述べた通り電球式の新室内灯11-204を装備しています。ライトカバーが巨大ですね。f:id:himetaka2018:20200508151148j:imageガラスパーツはトイレ洗面所と客扉の間をドライバーで押してやると簡単に外れます。テールライトと後部窓ガラスはいつのまにかコッソリと外れるので注意が必要です。f:id:himetaka2018:20200508154025j:imageホロの上部にドライバーを差し込んで抜き、ツメを押して屋根板を外してクーラーを取ります。f:id:himetaka2018:20200508173921j:image入手したP-504 12系初期型用クーラー補強板は中間車用ですが、緩急車にもギリで使える事がわかりました。f:id:himetaka2018:20200509030118j:imageオハx4両とオハフが出来上がりました。f:id:himetaka2018:20200509030602j:image塗装の事を考えてスハフ12 151の屋根も加工します。このKATO旧製品のスハフ12は後期車のグループで100番台のルーバーの位置や形状•数が正しく再現されています。

ただトイレ洗面所ユニット搬入口の形状が初期型のままになっており、また車番151は最後期の製造で車掌室が小窓になってホロが露出しているはずなので、心の中で後期型前期車(101-148)のどれかに車番変更しておきます(機会があれば車番変更にも挑戦してみたいと思っています)。

なおトイレ洗面所ユニット搬入口の形状は、初期型は3枚板の溶接構造で後期型は1枚板でボルト止めですが、初期型後期車(スハフ12 65-90、オハ12 215-312、オハフ13 51-76)から便所と洗面所のユニットが改良(工数削減)されており、塞ぎ板の形状も同時に変更された可能性が高いです。f:id:himetaka2018:20200509202927j:image分解方法はオハフ13  38と全く同じです。f:id:himetaka2018:20200508181330j:image補強板と同じくBONA FIDE PRODUCTのP-502「12系客車用屋上塞ぎ板(ボルト止めタイプ)」を使います。f:id:himetaka2018:20200509032932j:image塞ぎ板のモールドを横の手すり(赤丸部)を傷つけないように削り、その上から屋根に合わせてカーブをつけたパーツをゴム系接着剤で貼り付けます(補強板と同様に瞬着は自信がなかったのでやめました)。

これで屋根上の加工は完了で、後はねずみ色1号を吹けば良いのですが、ちょっと気になることが…初期型前期車の屋根は登場時 灰色1号だったのです。10年も過ぎれば他の車両に合わせて塗装変更されたと考えるのが自然ですかね〜と言いながらジェイズの灰色1号も用意しているんですが…

 

以上