ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

今更のBトレ 客車列車の走行性能向上②

Bトレの客車列車を走行させるために行なっているKATO台車の走行性能確認の続きです。f:id:himetaka2018:20200618132709j:imageBトレ走行台車からKATO台車に換装した急行ニセコの14系500番台とマニの計7両を、両軸駆動のDL用動力ユニット5を搭載したDD51で牽引させました。f:id:himetaka2018:20200622114659j:image今回は勾配を簡単に可変できる↑れんが橋脚セットを使いました。高架橋付きのレールでなくても止める事が可能で、高架橋付きのレール設定がないミニカーブレールで勾配が作れます。f:id:himetaka2018:20200622160602j:imageでもって3.3%勾配の直線で実験開始。7両ではウンともスンともいわず、5両まで減車してやっと引き出しに成功、期待してた結果と違う〜と思いながら勾配を4%に変更しても5両は引き出せる。う〜ん…f:id:himetaka2018:20200618134241j:imageこのDD51にはウェイトを積んでなかったので、動力ユニットに付属しているウェイト3個を屋根の上に載せると、7両でも問題なく引き出し。喜んでどこまで引き出せるか調べてみようと思ったものの、間抜けな事にこれ以上増やすKATO台車の客車がない!f:id:himetaka2018:20200618135404j:imageそこで「リバイバルトレイン栄光の特急つばめ6両セット」の14系0番台4両を2箱分、計8両を急遽組み立てます。これは急行「雲山・西海」を再現するために用意しておいた物で、この「雲山・西海」と「阿蘇・くにさき」が1980年10月の改正で廃止された後、これらの列車に使用されていた14系ハザを北海道用に改造(500番台化)して1981年2月に投入されたのが「ニセコ」です。f:id:himetaka2018:20200620011029j:image1979年3月に「雲山・西海」に、1982年8月に「ニセコ」に乗車したのですが、同じ車両に乗ったんや〜と今頃気がつきました(↑1982年8月函館駅で発車を待つニセコ3号、牽引機が三つ目だった事も今知りました)。f:id:himetaka2018:20200620015823j:image(↑手前が0番台)取り敢えず組み立てて付属の車番シールだけ貼り、台車は500番台と同じKATO製TR55Aを取り付け、ついでに以前に組み立てていたマニ37の台車もKATO製TR23Eに振り替え実験再開、直線の4%勾配で9両を引き出す事は出来ました、素晴らしい!ただカプラーが歪んでいるとかで少しでも抵抗があると動かなくなるのでギリギリみたいですね。f:id:himetaka2018:20200622161006j:imageそこでウェイト3個積みの動力ユニット3(「いしかり」のモハ485です)で試してみるとDD51より簡単に引き出せ、動力ユニット自体の重量差に関係があるのかも。ウェイトと牽引力の関係も実験する必要がありますね。f:id:himetaka2018:20200622161437j:imageさらにKATO製の11-110新チビ客車用動力ユニットを試してみましたが、フライホイールの影響なのか勾配途中で止める事が出来ず測定不能でした。f:id:himetaka2018:20200622161839j:image続いて曲線勾配の調査ですが、先に述べたようにC140のミニカーブレールがそのまま勾配作成用のレンガ橋脚に乗ります。が、先にKATO台車に換装した時に気になった車両間隔の短縮について調べてみる事にしました。カプラーが違うと曲線抵抗が変わりますから。f:id:himetaka2018:20200622164603j:imageカプラー交換をやってみようと思ったのは車間だけでなく、KATO台車のアーノルドカプラーがアサッテの方向を向いていることが多々あったからです。f:id:himetaka2018:20200622165913j:imageこれはカプラー根本のストッパーの形状に問題があるようで曲線通過時に引っかかると戻らなくなり、軽量のBトレでは脱線の原因になる可能性があります。f:id:himetaka2018:20200622111440j:imageまずアーノルドカプラーの車間は9mmです。f:id:himetaka2018:20200617002100j:image次に間隔短縮が期待できるカトーカプラーNJP(A)に交換して間隔を測ると…9mm!あれ〜一緒やん⁉︎この台車のアーノルドのシャンクが短いんやろか?f:id:himetaka2018:20200622111917j:image車間の結果に納得出来ないまま曲線通過状態の確認に、140Rを手押しで通過させると特に引っかかりは感じないものの、ジャンパケーブルが当たっている気がします。f:id:himetaka2018:20200622112223j:image140RのS字でも手で押した感じでは、車両が当たったり浮いたりすることなく通過します。f:id:himetaka2018:20200622112300j:imageが、ジャンパケーブルが接触しているようです。う〜ん、カトーカプラーNやナックルカプラーも調べてみる必要がありますねぇ。なんか深みにハマっていくような気がする……f:id:himetaka2018:20200617190533j:imageと思いながら14系0番台車のカプラーを交換、上からカトーカプラーN、NJP(A)、かもめナックル、アーノルドです。あれっ?車間が上から下に向かって広がっているように見える…f:id:himetaka2018:20200622112601j:imageそこでカトカプNとアーノルドを並べるとハッキリと差が出ました。2mm程度短くなっています。前の調査は何やったんやろ〜押した時と引いた時の差かな?f:id:himetaka2018:20200622114841j:imageこのようにレールをひいて140Rと140RのS字の通過状態を動力車に牽引させて確認します。f:id:himetaka2018:20200622115155j:image
f:id:himetaka2018:20200622115201j:imageデフォルトのアーノルドカプラーです。f:id:himetaka2018:20200622115351j:image
f:id:himetaka2018:20200622115347j:imageカトーカプラーNJPです。明らかに車間が狭くなったのがわかります。ジャンパケーブルが互い違いになって当たってはいませんが、カーブ半径が変われば当たるのかな?f:id:himetaka2018:20200622115725j:image
f:id:himetaka2018:20200622115720j:imageカトカプNです。車間はNJPと一緒でジャンパケーブルがない分スカスカの印象ですが当たることはありません。f:id:himetaka2018:20200622120019j:image
f:id:himetaka2018:20200622120024j:imageかもめナックルカプラーです。カトカプより車間は広いように見えますが、形状は密自連が表現されています。f:id:himetaka2018:20200622120301j:imageS字通過時のアーノルドカプラーです。f:id:himetaka2018:20200622120352j:image同じくNJPです。この時も140R同様にうまくジャンパケーブルが当たっていません。f:id:himetaka2018:20200622120814j:imageカトカプNです。やっぱりこれかなぁ。f:id:himetaka2018:20200622120933j:imageかもめナックルです。見た目はとっても実感的です。

この後、オーバルにミニ電動ポイント2個でリバースを付けた線路配置で走行試験をやるつもりでしたが、ポイントスイッチが在庫切れ、DCフィーダーの納期が7月末!なので暫く中断です。ただポイント切替時に列車を止めて進行方向を変え運転続行してみると、かもめナックルは連結し難く自然解放し易い事がわかりました。またリバースのS字でアーノルドが引っかかり連結力の弱いかもめナックルが解放するという現象が頻発したため、当面は全部カトカプにしようかなぁ〜

 

以上