ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

1979年夏の北海道 485系1500番台 特急「いしかり14号」① カプラー交換

この歳になるまでに鉄道を使って北海道に5回行っており、最初は1971年にC62重連急行ニセコを見に、その後1979年から1982年の大学生時代に3回、最後は結婚してから嫁と周遊きっぷで一周しました。

結婚してからは車では毎年行ってますが、やっぱり鉄道で回ると思い出に残る列車がいくつも出てきますし、今では見ることの出来ないものばかりなので模型で再現しておきたくなります。

そこで今回は1979年8月30日に弟と旭川から札幌まで乗車した特急「いしかり14号」です。

Bトレの項でも記載したように、「いしかり」は北海道初のエル特急として1975年7月18日に登場するも、間に合わせの485系1500番台を使ったため激寒の北海道には対応できずに運休を多発、1979年3月から順次北海道専用に作られた781系に置き換えられ、1980年10月の運行区間延長に伴い「ライラック」に改称されて消滅しました(この改称は「いしかり」の悪いイメージを払拭するためとも言われています)。

乗車した頃には781系への置き換えが進められていましたが、幸か不幸か「いしかり14号」はまだ485系でした。

マイクロエースから2009年9月に発売されたA-3691国鉄485系1500番台テールライト改造 特急「いしかり」6両セットを使います(まんまです)。黒色ブックケースなので中期の製品仕様になります。f:id:himetaka2018:20200215232920j:image今回はカプラーをTNに交換しますが、最近のTNは種類が多すぎてよくわかりません。f:id:himetaka2018:20200215214338j:imageなので密連形のSPタイプで一般的なショートシャンクの0336を使うことにし、短過ぎた場合も考えて同タイプでロングシャンクの0339も用意しました。f:id:himetaka2018:20200215211016j:image先ずは付随車からで、アーノルドカプラー状態の車間はこのくらいで思ったより短いです。f:id:himetaka2018:20200215211206j:image台車はネジ止めなのでドライバーで外したあと台車枠からカプラーを取り外します。この製品でははめ込み式になっておりマイナスドライバーで図の赤矢印部分を押し込むと簡単に外れました。f:id:himetaka2018:20200215212920j:imageこんな風に外れます。ただKATOや Tomixと違ってマイクロエースの取扱説明書には交換方法の記載がないためすぐには見つけられずに、最初はTomix製品と同様にニッパーで切り取ってしまいました。f:id:himetaka2018:20200215213403j:imageTNカプラーに交換後の車間はかなり短いです。f:id:himetaka2018:20200215213555j:image心配になったのでTomixのC280カープレールに乗せてみたところ問題なさそうです。f:id:himetaka2018:20200215213559j:imageでも上から見ると結構ギリですね〜Sカープは危ないかもです。

動力車は、以前に台車を外したら伝達シャフトまで抜けてしまい、結局動力ユニットを分解するハメになったことがあるため、なんとかカプラーだけ外せないかと悪戦苦闘しましたがどうにもならず、ネットで探した結果「shikinuno」様の記事を参考に取り外すことが出来ました。f:id:himetaka2018:20200215234429j:image取付け部分のスキマにマイナスドライバーを差し込んでひねります。f:id:himetaka2018:20200216002442j:image片側が外れるので手でひっぱります。f:id:himetaka2018:20200216002505j:imageびっくりするほど簡単に外れました。
f:id:himetaka2018:20200216002508j:imageあとはTNカプラーを取り付ければ完了です。ちなみに「shikinuno」様の記事には付随車の外し方も載せておられたので、最初からネットを見ておけばよかったです。f:id:himetaka2018:20200216015659j:imageさて先頭車のスカート部分がスカスカなのでどうしようかと思いつつ、取り敢えずカプラーだけでもロングシャンクの密連に交換して・・・あれっ❓密自連が付いてる⁉️そんなバカなとネットで写真見たら北海道時代は全て密自連、適合するTNを探すのも面倒なのでダミーのままでジャンパ栓と胴受を付けることにしました。

キャンブックスの「485系物語」には、北海道時代に冬季の夜間に電車庫のなかった旭川に留置して動かなくなったので、札幌まで機関車で回送するために交換されたと記載されていますが、渡道直後の写真でも密自連なので製造当初から密自連だったと考えられます(残念ながら当初に投入された特急「白鳥」はカプラーカバーが掛けられていてわかりませんでした)。

あと、号車は印刷済みですが種別愛称がないのでこれも調達する必要がありますし、カプラーをボディーマウント化したのでトイレタンクも欲しいですね。

 

以上