「全車非冷房時代の113系0番台京阪神快速電車を整備」の続きで、残った中間車を整備します。
モーター車以外のモハユニットは、室内をクハと同じ色で筆塗りします。
カプラーを0336密連形TNカプラーSP黒に交換し、TORM.のLED室内灯 幅広タイプ・白色を装着して完了です。
クハと違って室内灯はすんなりと納まり、快調に光ってくれました。
モーター車のモハ113 203です。
室内表現がないので、背もたれのモケットとその周りの椅子本体のみ塗装します。
以前の記事を参考にしてアーノルドカプラーを外して0336密連形TNカプラーSP黒に交換、TORM.のLED室内灯 幅広タイプ・白色を装着して完了です。
常点灯対応のはずで、停止状態から綺麗に光ります。
また走行性能も良くスローもよく効いて、かつての製品からは想像も出来ないくらい素晴らしい走りをします。
最後はグリーン車です。
サロ110の室内は成形色がモケットの臙脂色になっていて、KATOやTomixとは違ってヘッドカバーまで表現されています。グリーン車の椅子は椅子本体が殆ど見えずに全部モケット色に見えるため、今回は床だけ塗ることにします。
その床の色ですが、よく言われているライトブルーではちょっと明る過ぎると思われ、ネットで集めた写真を検討して近いと思う色をプラ板に塗って比較しました。
上からMr.カラーのC337グレイッシュブルー、C118 RLM78ライトブルー、C115 RLM65ライトブルー、C35明灰白色です。
写真の露出によっても変わりますが、RLM78ライトブルーかグレイッシュブルーの青味を強くした色と思われ、今回はRLM78ライトブルーを使う事にしました。
また仕切り壁はクハと同じGM C45淡緑1号、座席横の手すりカバーをタミヤカラーのエナメルXF-2フラットホワイトで塗りました。
この製品ではトイレや洗面所の中まで表現されていますが、車体を被せると全く見えなくなり何のための表現かよくわかりません。
そんな事より先頭部の造形や屋根上機器の表現に力を入れて欲しかったです。
カプラーを0336密連形TNカプラーSP黒に交換し、TORM.のLED室内灯 幅広タイプ・白色を装着して完了です。
この車両はクハと同じく室内灯が若干不安定だったので、線路上で床下部を室内灯が点灯した状態にしておいて、そのまま車体を被せて組んでいます。
これで全8両編成の整備が完了しましたが、やっぱりクハ111 154(写真手前)のライト類の調子が良くないため写真撮影用の調整に時間がかかり、バタバタした結果ピンボケの写真しか撮れませんでした。
また明らかにヘッドライトが暗過ぎるので、プリズムの破損覚悟でライト関係全般の再整備が必要と思われます。
なお元々手が遅いうえ段取りが悪く、必要になってからパーツや塗料・ツールを探すため、これだけの内容で1ヶ月ほどかかってしまいました。
う〜ん、もっとスピードアップしなければ…
続いてこれら113系0番台初期車の冷房改造車も整備します。
以上