ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

今さらのBトレ エクスプレスシリーズ

購入したまま放置状態のBトレを少しずつ整理していますが、今回はBトレ初期の段階で発売されたエクスプレスシリーズがまとまって出てきましたので記録しておきます。理由は覚えていませんが、パート4まで発売されたエクスプレスシリーズのうちパート1とパート2のみ購入しています。151系を除いて後から新規金型で発売されたため、Nゲージ化するつもりはありません。

【パート1】

パート1はオープン販売の2両セットで、151系485系国鉄色485系上沼垂色の3種類があり、それぞれAセット+Bセットで4両編成を組むことができます。ただどの系列も電動ユニットが別々のセットになっているため中間電動車だけを増やす事はできません。また非常に見にくいですが、車番が銀文字(上沼垂色は白文字)で印刷されています。

151系f:id:himetaka2018:20201102153136j:image151系はクロ151・モハ150・モハ151・クハ151の4形式です。f:id:himetaka2018:20201102153220j:image写真はマグネット式連結器をHGシャシに付属のドローバーに交換しています。f:id:himetaka2018:20201102153401j:image先頭車のスカートも車体と一体成形です。裏から見ると連結器カバー部が窪んでいるのがわかります。f:id:himetaka2018:20201102161331j:image車輪カバーには4軸シャシの台車レリーフと同等のディテールが表現されており、実車通り付随車と電動車で作り分けられています。f:id:himetaka2018:20201102154131j:imageクロ151-1(Aセット)f:id:himetaka2018:20201102154243j:imageモハ151-11(Aセット)f:id:himetaka2018:20201102154424j:imageモハ150-11(Bセット)f:id:himetaka2018:20201102154509j:imageクハ151-1(Bセット)f:id:himetaka2018:20201102155150j:imageNゲージ化ですが、モハ151以外はシャシから車輪と車輪押さえ・車輪カバーを取り去ってKATO小形車両用台車 急行電車1 11-098に11-703KATOカプラーNJP Aを装着して取付けました。モハ151には、KATO小型車両用動力ユニット 急行電車1 11-106に11-703KATOカプラーNJP Aを装着(動力台車の分解が必要)して動力化しました。また、パンタグラフはKATO11-404 PS16Aに換装しています。f:id:himetaka2018:20201102161654j:imageこちらは181系改造後に見立てて下り先頭をグリーン車のクロハ181とし、新幹線博多開業まで活躍した特急「しおじ」としました。

485系国鉄色/上沼垂色】f:id:himetaka2018:20201102112922j:image485系国鉄色、Aセットx2+Bセットx2の6両編成f:id:himetaka2018:20201102161949j:image485系国鉄色・上沼垂色ともにクロハ481+モハ484のAセットとクハ481+モハ485のBセットの4形式ですが、クロハとクハは同一形状です。f:id:himetaka2018:20201102105906j:image国鉄色は著しく外観を損ねるマグネットカプラーを、HGシャシに付属のドローバーと密連に交換しています。上沼垂色は製品そのままのマグネットカプラー付きの状態を表しています。f:id:himetaka2018:20201102020214j:image商品はこのような形で梱包されており、左から一体成形のボディ、台車がモールドされた車輪カバー、床板・車輪・車輪押さえからなるシャシ、およびシールで構成されています。シャシは通常シリーズパート5までの旧シャシと同様の2軸で、車輪は一体成形でフランジが付いています。f:id:himetaka2018:20201102020846j:imageシャシをバラしてマグネット連結器を外し、HGシャシに付属のドローバー(中間側)と密連(運転席側)を取付けて再組立てし、台車レリーフを着けてボディに押込むと完成です。f:id:himetaka2018:20201102110304j:imageクロハ481-1016(国鉄色Aセット)f:id:himetaka2018:20201102110416j:imageモハ484-1032(国鉄色Aセット)f:id:himetaka2018:20201102110515j:imageモハ485-1032(国鉄色Bセット)f:id:himetaka2018:20201102110554j:imageクハ481-1016(国鉄色Bセット)f:id:himetaka2018:20201102164127j:imageクロハ481-1018(上沼垂色Aセット)f:id:himetaka2018:20201102164238j:imageモハ484-1020(上沼垂色Aセット)f:id:himetaka2018:20201102164321j:imageモハ484-1020(上沼垂色Bセット)f:id:himetaka2018:20201102164343j:imageクハ481-351(上沼垂色Bセット)f:id:himetaka2018:20201102184130j:image2009年版のクハ481 300番台と比べてみると、ちょっとアッサリ感が強いです。f:id:himetaka2018:20201102184839j:imageモハ484では、造形はほとんど差がないように見受けられます。


【パート2】

パート2は国鉄色583系3種と同じく国鉄色キハ181系3種です。ブラインド販売に変更されましたが、全6種類x2で1ボールになっていたので、1ボール購入すればそれぞれの6両編成を組むことが出来ました。

583系国鉄色f:id:himetaka2018:20201102140835j:image583系はクハネ583・モハネ582・モハネ583の3形式です。f:id:himetaka2018:20201102135023j:image連結器はHGシャシに付属のドローバーと密着式カプラーに交換しています。製品は完成品ですが、パート1と同じ構造で車体と床下を分解することが出来ます。f:id:himetaka2018:20201101140126j:imageパート1との最大の差異はクハネ583のスカートが別体化されたことで、ジャンパ栓とスノープロウが表現されたスカートがシャシ側に付いています。これによって前面の見栄えがかなり改善されました。f:id:himetaka2018:20201101144801j:image車輪カバーには4軸シャシの台車レリーフと同等のディテールが表現されており、パート1同様に実車通り付随車(クハネ583)と電動車(モハネ484・485)で作り分けられています。f:id:himetaka2018:20201102174652j:imageクハネ583f:id:himetaka2018:20201102174719j:imageモハネ582

f:id:himetaka2018:20201102174739j:imageモハネ582
f:id:himetaka2018:20201101182019j:image2012年にセットで販売された583系と比較すると、8年の歳月は感じるものの、大きな破綻は見られません(価格はNewHGシャシになったこともあり140円アップ)。f:id:himetaka2018:20201101184340j:imageモハネ583は、窓の間隔が実車より広くなっています(下がエクスプレスシリーズ)。

キハ181系国鉄色f:id:himetaka2018:20201102175818j:imageキハ180系国鉄色キハ181・キハ180・キロ180の3形式です。これもマグネットカプラーからHGシャシのドローバーと自連に交換しています。f:id:himetaka2018:20201102104340j:image構造は583系国鉄色と同じですが、別体となったスカートの形状が異なっています。f:id:himetaka2018:20201102103347j:imageクハネ583はスカートに直接ジャンパ栓が表現されていますが、キハ181はジャンパ栓部のスカートが窪んでいます。f:id:himetaka2018:20201102101737j:imageキハ181f:id:himetaka2018:20201102101820j:imageキハ180f:id:himetaka2018:20201102101846j:imageキロ180f:id:himetaka2018:20201102181957j:image583系と同様に8年後の板谷峠セットと並べてみます。こちらはディテールにだいぶ差があるようです。

このシリーズで唯一4両しか買っていないと思っていた上沼垂色の485系も、もう2セット4両出てきました。こんなにあっても仕方ないんですが…性格上捨てること絶対出来ないし、売るのも梱包とかが面倒くさいので、飾って置いておけるような棚を買おうか思案中です。

 

以上

ジオラマの作成 小川と畑のある風景【前編】

ひょんな事から禁煙をするハメになり、1ヶ月が過ぎました。45年間も吸ってきて一度も禁煙したこともないので、タバコが恋しくなって大変かと思いきや、普段はそんなにタバコを吸いたいと思うこともありませんでした。

これだけなら初志貫徹でメデタシめでたしなのですが、禁煙を始めてから全く模型作りのヤル気がなくなってしまいました。これまではタバコ吸ってから工作開始で、煮詰まったり飽きてきたらタバコ吸って気分転換してまた工作再開…だったんですが、この1ヶ月は「さぁ始めよう」って気にならないんです。タバコを吸わないと何も始められないって禁煙鬱?こんな風にして禁煙が続かなくなるんでしょうか。

鉄分がなくなったわけではなく、現在は113系やキロ28 100番台の形態の調査にハマったりしています。f:id:himetaka2018:20201018032147j:imageそこで模型作りから大きく目先を変えてジオラマ作りに挑戦してみる事にしました。以前から思うだけであまり進んでなかった車輌撮影用のジオラマです。f:id:himetaka2018:20201017115517j:imageダイソーで300円で売っていたケースを使います。かなり以前に一度だけベニヤ定尺のレイアウトを作ったことがありますが、お気楽工作で実感的とはお世辞にも言えず、最近はレイアウト用品が充実していることもあって真面目に取り組んでみました。勿論、私の腕の範囲内ですが…f:id:himetaka2018:20201017120340j:imageデコパネ素板と称する厚さ5mmでA3サイズのスチレンボードを使用(これしか手に入りませんでした)、ケースのサイズに合わせてカッターで3枚に切ったあと、3枚まとめてケースの底面形状に合わせてスチロールカッターで切断。地面の形に合わせて適当にカットして張り合わせ、余ったスチレンボードを帯状に切って路盤部分に貼り付け高さを稼ぎました。何かの本に下地を塗りなさいと書いてあったので、KATOのアンダーコート・アースを水で薄めて塗ってみましたが、弾かれてしまって全く色が乗らなかったため、アサヒペン水性多用途スプレー(ブラウン)を全体に吹きました。f:id:himetaka2018:20201017120840j:image当初はTomixの道床付き線路を使うつもりでしたが、鉄橋を自作した時にここの犬釘表現がなくなってしまう事に気がつき、半分をKATOのフレキシブル線路にして1.2mm厚と0.5mm厚のプラバン(タミヤ)で道床を作りTomixとレール高さを合わせました。全部フレキシブル線路にしなかったのは、道床付き線路にバラストを撒いた状態を見たかったからです。f:id:himetaka2018:20201017120843j:imageレール側面をTomixのペイントマーカー(レール錆色)で塗りましたが上手く塗料を乗せることが出来ず、水性ホビーカラーH84マホガニーを筆塗りしました。川はGMの石垣B(自然石乱積み)を斜め部と直線部に分けて切り出してタミヤスプレーAS-2明灰白色を吹き付け。斜め部は折り曲げて土手も一体で表現しましたが、寸法が足りずに作り直しました(写真は直す前のもので、地面と土手の間に隙間が見える)。f:id:himetaka2018:20201017123904j:image道路橋は2mm厚のプラバン(タミヤ)を川幅の長さで幅20mmと22mmの2枚作って張り合わせ、津川洋行の「欄干・柵B」を長さに合わせて切断して両側に接着し、Mr.カラースプレーS40ジャーマングレイに同じくS62フラットホワイトを重ね吹きしました。(写真はかなり発色がおかしいです。なお白いプラ片は鉄橋の材料)。f:id:himetaka2018:20201016221231j:image鉄橋は1.2mm厚のプラバン(タミヤ)から主桁と横桁を切り出し、0.5x0.5のプラ棒で中間補剛材を、1.5x0.5のプラ棒で端補剛材と上下のフランジを、1.0x0.5のプラ棒で上横構を作って接着します。これらのプラ棒は全てPlastruct製品で、これまでエバーグリーンしか知らなかったのですが、画材屋で見つけたので使ってみました。規格がエバーグリーンはインチですが、こちらはミリです。f:id:himetaka2018:20201017131208j:imageMr.カラースプレーS29艦底色を吹き付け、Mr.ウェザリングカラーのWC04サンディウォッシュで砂が隅に溜まった感じと、WC06マルチグレーで汚れ感を表現しました。汚れ感の表現はイマイチでモノを見る才能がないのがバレバレです。f:id:himetaka2018:20201017145618j:image次に鉄橋部のガードレールですが、Tomixの道床付き線路から引き抜いたレールの頭をやすって平面を作ってから端を折り曲げ、レール側面と同じMr.カラーのマホガニーを全体に筆塗りしたあと天地逆に貼り付けて表現しました。また渡り板として、3.0mm幅のバルサ材を水性木部用ステイン(ウォールナット)に浸して着色し、ガードレール間に接着しました。本当は保線通路もあるのですが、今回はTomixなどの完成品にも付いていないという言い訳で省略しました(実物換算で幅7mなので、危険ですが渡り板の上を歩けば渡れなくはない?)。f:id:himetaka2018:20201017161415j:image橋台と擁壁を津川洋行のニューデザインプラペーパー(レンガ150)で作成、角部分を斜めにやすって板厚を消すようにしましたが失敗、レンガ模様の紙を貼った方が良さそうです。レンガ間の溝に細めのコンパウンドを塗り込んで漆喰を表現、溝が浅くて広いのでここだけにコンパウンドを残すように拭き取るのは苦労しました。f:id:himetaka2018:20201017160403j:image線路の両側にタミヤ情景テクスチャーペイント(砂ライトサンド)を塗って犬走りを表現したあと、モーリンのRストーンNo.432バラストローカルを撒きスーパーフィックスで固着しました。思った通りTomixの道床付き線路は枕木の下にスペースがあってきれいにバラストが入り込んで成形部が見えなくなり、今後のレイアウト作りにもこの道床付き線路が使える事が確認出来ました。スーパーフィックスは期待したほど浸み込みが良くなく、何回もダマになってバラストが流れたので、固着前に霧吹きで水を吹いたほうが良さそうです。f:id:himetaka2018:20201017174334j:image地面はモーリンのリアルサンドTR02ナチュラルとリキテックスのマットメディウムを同量で混ぜて塗布しました。メディウムに粘度があるのでスチレンボードの段差を埋めずに塗ったのですが、思ったより流動性が高くて段々がそのまま残ってしまいました。2-3回重ね塗るといい感じの地面になってくれましたが、なんたって1回塗ったら24時間待ち!なので塗る前に粘土等で段差はなくしておくべきでした。f:id:himetaka2018:20201017173857j:image地面の形が整ったら畑と水田を貼り付けます。水田は、稲が大きく育ったけど未だ穂が出ていない夏のイメージで、6mm人工芝にヒートナイフで筋をつけてみましたが色が変わった程度で変化がなく、芝が幅広なこともあり水田というにはかなり苦しい出来です。f:id:himetaka2018:20201017174034j:image畑はダンボールを使ってみました。まずダンボールの片側の紙を剥がして畝を作ります。剥がすと言うより縦スジに合わせて破り取っていき、残った紙をピンセットで除きます。きれいに畝が出てきたら、防水を兼ねてタミヤのアクリルミニXF-72茶色(陸上自衛隊)を筆塗りします。f:id:himetaka2018:20201018021709j:imageTomixのカラーパウダー(ミックスブラウン)とKATOのコースターフ(若草色)を100円で40個入の紙コップに入れて混ぜ混ぜし、作った畝にボンド水を塗ってから振りかけていきます。指では上手くいかなかったので、百均で買った茶こしを使って振って撒きました。f:id:himetaka2018:20201018024908j:image築堤や畔・斜面にもボンド水を塗ってTomixのカラーパウダーを各色混合して撒き、その上からファインフィックスを垂らして、各種緑色系のKATO製ターフおよびコースターフを振り付け、木工用ボンドに浸けたTomixのグリーンとダークグリーンのフォーリッジを貼り付けていきました。f:id:himetaka2018:20201018031438j:image道路橋を架けて土が橋に入り込んで来たような感じにし、Mr.ウェザリングカラーのマルチグレーと少量のリアルサンドで路面上に変化をつけます。f:id:himetaka2018:20201018032150j:image道の両側にTomixのシーナリーバラスト(ライトグレー)を撒いて砂利道にしましたが、ちょっと大き過ぎるようです。f:id:himetaka2018:20201018032650j:image最難関の川ですが、まずTomixのシーナリーバラスト8199とマットメディウムを混ぜて流し込み、川底の砂利を表現します。次にシーナリーバラスト8198をマットジェルメディウムに混ぜて盛り上げて河原を表現しました。水の表現には、KATOリアリスティックウォーターに波音カラーのターコイズを微量混ぜて流し込み、その上からリアリスティックウォーターをそのまま流し込みましたが、ちょっと緑色過ぎますねぇ〜f:id:himetaka2018:20201018034301j:imageこのリアリスティックウォーターは接している部分で表面張力が発生して盛り上がるとネットに記載されていましたが、バラストを撒いた河原では発生していないようです。なんでやろ〜と思いつつKATO24-339ウォーターエフェクトを水の表面に塗って漣を作り流れている感を出しました。

背の高い草木や道路の砂利表現はこれからですが、禁煙したままこのヤル気がいつまで持つか心配です。

 

以上

今さらのBトレ 飯田線⑤ 165系急行「伊那」

f:id:himetaka2018:20200922112349j:image飯田線165系急行「伊那」を整備した後、記事をアップしようとして使ったiPhone8の操作に戸惑ってしまい、その間に1983年2月に飯田線で撮影した最後の旧国たちの写真を久々に眺めていて気がついた事が……f:id:himetaka2018:20200922120356j:image165系の信号炎管が運転席側にある?急行型って助手席側じゃなかったっけ?同時に撮影した長モト車や静トヨ車は助手席側やし〜(製品も)。f:id:himetaka2018:20200922113957j:imageまた信号炎管って灰色と思い込んでいたのですが、写っているモノの全てが黄かん色!でネットで写真を漁ると全部が灰色・台座だけ黄かん色・全部黄かん色とバラバラ…で結局アレコレ調べるハメになりました。う〜ん旧国に比べて画一的だと思っていた新性能電車も奥が深いですね (・_・;

電気車研究会鉄道図書刊行会発行の「国鉄形車両の記録 165系急行形電車」によると、大垣電車区に所属していた165系の一部の車両の信号炎管を、1981年頃から徐々に運転席側に移設したそうです。f:id:himetaka2018:20200922120428j:image普通列車への使用で1人乗務になったからと思われますが、急行運転の場合は助士がタブレット操作していたようですね(写真は通過する急行「伊那」)。残念ながら色についての記事は見つけられませんでした。所属区で違うんでしょうか?f:id:himetaka2018:20200922161155j:image知ってしまうと気になるので、加工します。クハの信号炎管のモールドを薄刃ニッパーでちょん切り、運転席側に0.7mmの孔を開けて「Z04G0707 信号炎管(橙) クハ153」を差し込みます。モールドをちょん切った跡のハゲた部分にGMの鉄道カラーC03黄かん色を筆塗りしますが、ベトっと盛り上がって上手くいきませんでした。もっと薄めんとアカンのかなぁ〜目立つので何らかの手当てが必要です。f:id:himetaka2018:20200921010522j:imageまた、広い範囲を筆塗りしたクーラーの塗りムラが目立ち、このままではちょっと残念なので、根性出してベンチレーターの交換とクーラーのスプレー塗装をやってみました。さすがにクーラーの交換はちょっと…f:id:himetaka2018:20200906230518j:imageまず屋根板と一体のベンチレーターをニッパーで切り取り、クーラーや手すり等をマスキングテープで養生して400番のスティックヤスリでバリ?を取り、600番と1000番で仕上げます。f:id:himetaka2018:20200907021407j:imageついでに避雷器を撤去して1.0mmの孔を開け、KATOの「Z03P0335 モハ164-817こまがね避雷器」の取付け部を、この穴に入るように削ります(取付け部の断面が長方形のため)。f:id:himetaka2018:20200921001800j:image洗浄してGMの鉄道カラーSP9ねずみ色1号を吹き、乾燥後にクーラーをマスキングして、同じくGMの鉄道カラーSP35ダークグレーで塗装します。別途ねずみ色1号で塗装したTomixのPB-101とPB-102のベンチレーター、および避雷器を裏からゴム系接着剤で貼り付けましたが、これが難問でベンチレーターが固定し切れずに何度も接着剤を塗り直すハメに陥りました。。f:id:himetaka2018:20200921011723j:image屋根板の中心線上にあるのがPB-101で肩部分にあるのがPB-102です。このことを知らなかったのでPB-101しか用意してなくてちょっと焦りました。f:id:himetaka2018:20200921133753j:image最も塗装面積の広いAU72が付いているモハ164で加工の効果を確認します。狙った通り塗装は格段に良くなりましたが、避雷器はそれなりですし、苦労したベンチレーターは言われないとわからないレベル?f:id:himetaka2018:20200921134627j:imageこの角度で見ると苦労が少し報われたような気がしますが…f:id:himetaka2018:20200907201804j:imageサボシールは予定していたKATOの740681E1 165系こまがね・伊那シールが入手出来ませんでしたが、信号炎管パーツを探している時に偶然見つけた宮沢のサボセットを使いました。このセットには普通列車用も収納されているので52系や42系にも貼りたいと思います。号車番号はペンギンモデルのアクセサリーシリーズAS1 号車札を使いました。f:id:himetaka2018:20200922161412j:image飯田方面先頭1号車のクハ165偶数向き車f:id:himetaka2018:20200922171211j:image2号車のモハ164 800番台f:id:himetaka2018:20200922173145j:image3号車で電動車のモハ165
f:id:himetaka2018:20200922173255j:image豊橋方面先頭4号車のクハ165奇数向き固定車f:id:himetaka2018:20200922173730j:image電球変えてから色が変になるので廊下では撮影していませんが、こうやって並べるとベンチレーターを交換した効果が感じられます(自己満足の世界です)。あれ?1号車の前面種別幕を入れ忘れています…なお全体的に屋根板が浮いているのは、ベンチレーターを止めているゴム系接着剤の仕業です。溶剤系に変更しないといけないのですが、付けすぎて塗装が溶けることを恐れています。

そろそろ真面目に撮影用のお立ち台を作らんといけませんね、と思いつつ165系が何セットか出てきたので「こまがね」も作ることにしました。

 

以上

今さらのBトレ 飯田線④ 165系

6/14に発注したBトレ走行性能試験に必要なD.C.フィーダーの納期が、盆明けから10月中旬に再延期されたこともあり、飯田線シリーズとして80系に続いて165系も組むことにしました。f:id:himetaka2018:20200818143744j:image1983年2月の飯田線訪問時に見た165系は、上の写真が急行「伊那」で大垣区(名カキ)の4両編成(TcMM'Tc)、下が急行「こまがね」で松本区(長モト)の4両編成(McM'TcTc)です。f:id:himetaka2018:20200824161355j:imageまた豊橋区(静トヨ)の3両編成(McM'Tc)の普通列車もありました。f:id:himetaka2018:20200818144651j:image今回は関西に馴染みのあるMM'ユニットを入れるために「伊那」にしました。f:id:himetaka2018:20200818150008j:image使ったのは「165系国鉄色2両セット」を2箱です。f:id:himetaka2018:20200824134527j:image箱を開けてから知ったのですが、このセットに含まれている中間電動車はモハ164の普通屋根(0番台)と低屋根(800番台)およびそれぞれの妻板だけで、モハ165が作成できません。f:id:himetaka2018:20200824205927j:imageBトレWikiによるとモハ165の屋根板はサハ165用ではなく手すりのないサハ455用との事なので、以前にベストリピートパート1を数箱買ったら全て457系中間車を引き当ててしまって不良在庫化していたモノを引き当てます。f:id:himetaka2018:20200824211401j:imageまたセットに付属の取説ではモハ165用の妻板は配管なし片窓とされており、なぜかサロ165・サロ455セットに付属していた該当パーツを使いました。f:id:himetaka2018:20200906155501j:image新性能電車はよく知らないので、今回はジャンパ栓受けの設置とトイレ窓の加工のみ実施し、車番もテキトーです。f:id:himetaka2018:20200906151543j:image洗面所窓のすりガラスは80系のトイレ窓と同じく不透明のテープを貼って表現し、トイレ窓はマニ37と同様にHゴム部分をマスキングして塗装するつもりでしたが、こっちもテープでいけるんちゃうか?と横着な事を思いつき、KOKUYOの「はかどりラベル」で試してみました。f:id:himetaka2018:20200829185546j:imageちょっとマットな感じですが雰囲気は悪くなさそうです。f:id:himetaka2018:20200906152525j:image新性能電車の屋根はダークグレーで機器類はねずみ色1号と思っていたのですが、電気車研究会 鉄道図書刊行会発行の「国鉄形車両の記録 165系急行形電車」によると165系のベンチレーターは灰色2号らしいです。でも灰色2号ってどんな色かわからないので旧国と同じくエナメルのライトグレイを手塗りしました。かなり薄めてから塗りましたが、クーラーは面積が広いのでムラが目立ちますねー。f:id:himetaka2018:20200906153622j:image奇数向きクハ165は、運転室側をダミーカプラー化してZ04T0192 クモユニ74001湘南ジャンパ栓を取付けます。また側面に車番クハ165 5を、正面種別幕に急行を貼り付けました。f:id:himetaka2018:20200906154140j:imageモハ164は800番台の屋根を使用し、11-420 PS16B直流用パンタグラフを取り付けます。車番はモハ154 862です。f:id:himetaka2018:20200906153541j:imageモハ165は前述の通り手すりのない屋根板と配管のない片窓の妻板を使って組み、動力ユニット3とウェイトを組み込みます。この妻板は反対側エンド用になっているので側板とのツメが異なり、隙間ができたり屋根板が反ったりしたため現物合わせで一部を削りました。車番はモハ165 21としました。f:id:himetaka2018:20200906154917j:image偶数向きクハ165は運転台側をダミーカプラー化して車番クハ165 10を貼り付けましたが、種別幕は手元にないので未だです。f:id:himetaka2018:20200906160318j:imageサボシールは予定していたKATOの「740681E1 165系こまがね・伊那シール」を使用すべく探しています。

実はここまでは8月中に出来ていたのですが、何故かiPhone8で編集すると先祖返りを起こす事が何回か発生し、ブチ切れて放置していました。iPhone8は画像が勝手に編集されたりとかして素人には優しくない機器です。

 

以上

今さらのBトレ 飯田線③ 80系

飯田線の52系と42系に続いて、80系も再現します。80系にとって飯田線は最後の活躍場所で、この写真を撮った20日後に119系に置き換えられ廃車されました(形式消滅)。f:id:himetaka2018:20200815131657j:image勢いで80系に手を出しましたが、飯田線の80系は全金属車である300番台で製品化されていません。そこで高校生時代に姫路駅で日常的に見ていた80系の形態で再現する事にしました。f:id:himetaka2018:20200807113450j:image使ったのは80系湘南電車4両セットで、100/200番台がプロトタイプです。f:id:himetaka2018:20200815010116j:image中間電動車のモハ80は、側窓アルミサッシ・固定窓Hゴム・プレスドア・箱型ベンチレーターと、200番台前期車(200-244)の特徴が表現されていますが、残念なことにパンタグラフ側のデッキ上のベンチレーターがありません。この形態は1973-1976年に側窓がアルミサッシ化された80099・80105・80106が該当しますが、車番シールに収録されていませんので、この部分は省略することにして下関(広セキ)にいた80201と80222にしました。f:id:himetaka2018:20200815010236j:image80201は電動車とし、11-703 KATOカプラー密連A黒に換装した動力ユニット3と付属のウェイトと共に装着、屋根上機器をエナメルのライトグレイに塗装し、パンタグラフを付けて完了です。f:id:himetaka2018:20200813205629j:image今回パンタグラフは「4353F モハ80パンタグラフPS13」を使いましたが、これはGMのPS13Nと同じく加工なしで装着できます。f:id:himetaka2018:20200815134059j:image80222はトレーラーとし、SGシャシに11-703 KATOカプラー密連A黒に換装した走行台車Tを装着、屋根上機器をエナメルのライトグレイに塗装し、80201と同じパンタグラフを付けて完了です。f:id:himetaka2018:20200816184419j:image制御付随車のクハ86も、側窓アルミサッシ・固定窓Hゴム・プレスドア・1列の箱型ベンチレーターと、100番台前期車(100-132・134)の特徴がよく表現されていますが、こちらも乗務員扉が0番台の木製になっています。ただこの形態は存在しないことと、モハ80が2両とも同じ形態で見た目に変化がないことから、乗務員扉が木製だけどデッキ上のベンチレーター形状が異なる0番台最後期車と、100番台前期車に仕立てることにしました。f:id:himetaka2018:20200816184634j:imageまず偶数向き車は0番台の86080とします。この車輌は側窓がアルミサッシ化されていないので、マニ37  200番台で試した窓をマスキングして窓枠を塗装する方法を使いました。f:id:himetaka2018:20200816165236j:image今回はスプレー塗装するため窓枠以外を全部マスキングして、ジェイズの鉄道模型車輌色35 湘南色(黄かん色)を吹きました。f:id:himetaka2018:20200816165548j:imageちょっと銀色が残ってしまいました…やすってから塗るべきでしたが、ここで修正かけると余計に酷くなるのでやめます。f:id:himetaka2018:20200816184833j:image正面パーツのジャンパ栓受けモールドを削ってGM鉄道カラー13緑2号を筆塗りしますが、ナイフの刃先があちこち余計な部分に当たるので綺麗に除去することはできませんでした。続いてトイレ窓にテープを貼ってすりガラスにし、車体は運転台側にダミーカプラー用のピン付ブロックを使って組立て、KATOカプラー密連に換装した走行台車TをSGシャシに取り付けて車体に組み込んだら完了です。f:id:himetaka2018:20200816180530j:image奇数向き車は100番台の80123とし、正面パーツのジャンパ栓受けモールドを削って0.7mmの穴を開け、穴開けと削る際にハゲた部分に緑2号を筆塗りします。f:id:himetaka2018:20200816171634j:image80系のジャンパ栓はKE53ですが、似ていると思っているKE70x2で代用することにし、Z04T0192 クモユニ74001湘南ジャンパ栓を使います。このパーツはケーブルが黒色になっている優れもので、塗装する手間が省けます。f:id:himetaka2018:20200816172838j:image実車はこれらの中心よりに小型のKE50Aが付いているのですが、パーツがないこともあり今回は省略します。f:id:himetaka2018:20200816180715j:image後は86080と同じように組み立てて完了です。なお100番台前期車にある屋根上のタイフォンカバーは、形状がよくわからないので未取付けです。f:id:himetaka2018:20200816190034j:imageいつもの廊下で撮影しましたが、照明灯を電球色から昼光色に変えたので色合いが変になりました。

そろそろ二股フィーダーとポイントスイッチが入手出来るので、走行性能試験を再開する予定です。

 

以上

 

今さらのBトレ飯田線② 43系

f:id:himetaka2018:20200815131558j:image52系狭窓流電を整備したら実際に見た車両も欲しくなったので、もう一編成組む事にしました。f:id:himetaka2018:20200803094130j:image使ったのは「身延線4両編成クモハ43形+クハ47形 4両セット」で、前面貫通扉が一色(飯田線)と塗り分け(身延線)を各1両ずつ作ることが出来、2箱で飯田線車両4両編成を作ります。f:id:himetaka2018:20200815123516j:imageこのセットに入っているクモハ43とクハ47 100番台は、いずれも1932年から製造された京阪神地区向けの2扉クロスシート車であるモハ42系の制御電動車と制御付随車です。f:id:himetaka2018:20200815122921j:imageクモハ43は、37両製造された20m級電動車で片運の元モハ43で、3扉化も4扉化も出力増強も低屋根化もされず、戦災や事故にも見舞われなかった4両(43007・43009・43013・43015)全車が飯田線にいました。また出力増強されただけで形状が同じクモハ53も、3扉化されずに残った2両(53000・53001)も飯田線にいました。f:id:himetaka2018:20200808011605j:image製品の形状は、前面窓も運行灯も木枠のままでワイパーが下、客扉はプレスドアにHゴム窓となっています。上記6両のうち43015・53000・53001は運転席の窓がHゴム化されており、43009は客扉3枚がHゴム化されていないため、製品形状に合致する43007と43013にしました。ただ1983年2月の訪問時に残っていたのは43015だけでした。f:id:himetaka2018:20200815122701j:image両車とも奇数向き車なので、クモハ52001と同様に0.7mmの孔を開けてKE70ジャンパ栓納めを取付けます。幸いなことにモールドがないので削る手間が要らず、編成端となる43013にケーブル付を、43007は栓受けのみを使用します。ジャンパ栓にガイアカラーの青15号を、ケーブルにエナメルのフラットブラックを、屋根上機器にエナメルのライトグレーを塗ります。f:id:himetaka2018:20200815122729j:imageパンタグラフをPS13に交換している43007はGMの5802 PS13Nをそのまま差し込み、元々のPS11を装備している43013は0.7mmの孔を開けてTomixの0267 PS11を取り付けます。f:id:himetaka2018:20200815122819j:image52系と同様にカプラーをKATOカプラー密連形A黒に換装し、43013は動力車とするため動力ユニット3を、43007は付随車なのでシャシをSGに交換して走行台車Tを取付けます。なお実車では全車が撤去されているホロ枠が製品に付いていますが、これを削り取るのは私の手に負えないのでそのままにしています。f:id:himetaka2018:20200812033658j:imageクハ47 100番台は、25両製造されたモハ42系の制御付随車であるクハ58のうち、戦時改造を免れ、戦災や事故にも遭わなかった9両が1953年に称号を変更されたもので、5両(47102・47104・47108・47114・47116)が飯田線に在籍しました。クハ47に改称時は全車奇数向きでしたが、1958年の快速運用時に47114と47116が、後に47108が偶数向き車に方転されています(元々のクハ58は全車偶数向きです)。f:id:himetaka2018:20200808012011j:image製品の形状は、前面窓が両方ともHゴム支持で運行灯窓は木枠のまま、客扉はプレスドアにHゴム窓となっているため飯田線に残っていた上記5両全てが合致します。f:id:himetaka2018:20200812034311j:imageまぁ細かい事を言えば、行先サボの位置が47108と47116は製品通り車体中央の窓下で、それ以外の3両は客扉横の窓上ですけどね。クモハを奇数向きにしたので偶数向き車の車番から47114・47116を選択しました。本当は行先サボ位置の合っている47108にしたかったんですが、付属シールに収録されていませんでした。なお、こちらも訪問時に残っていたのは47104だけでした。f:id:himetaka2018:20200811160306j:imageこのクハ47も都合の良いことにジャンパ栓納めの表現がないので削る手間はありません。f:id:himetaka2018:20200811160114j:imageトイレ窓はすりガラスではないので、サハ48と同じくテープを貼ってトイレのすりガラスを表現します。妻板の窓は塞がれているのでサハのような加工は不要です。f:id:himetaka2018:20200811160544j:imageクモハと同様にシャシをSGに交換、編成端の47116の運転台側はダミーにし、それ以外はKATOカプラー密連形A黒に換装した走行台車Tを使い、車番シールを貼ります。f:id:himetaka2018:20200811233727j:imageこのようなパーツを見つけたので47116の運転台側に付けてみました。f:id:himetaka2018:20200811234138j:image赤マル部ですが、殆ど自己満足の世界ですね。f:id:himetaka2018:20200814210326j:image製品にはクモハと同じくホロ枠が表現されており、ホロ付きの47114に少し大きいですがZ06-0227 キハ40 ホロをゴム系の接着剤で貼り付けます。f:id:himetaka2018:20200812035325j:image47116はホロ枠なしですが、クモハ43 と同じ理由で撤去していません。f:id:himetaka2018:20200815125729j:image調子に乗って80系も整備します。

以上

今さらのBトレ 飯田線① 52系狭窓流電

整備した電気機関車の走行試験に必要なポイントスイッチと二股フィーダーの入荷を待っていたところ、発注した店からメールが届きました。「入荷予定が7月末から盆明けに延期されました。以上おわり」はぁ!?発注したの6月14日なんですけど…ポイントスイッチってそんなに需要のないパーツなんですかね〜f:id:himetaka2018:20200810125607j:imageそこでこの間に私の好きな旧国を整備しました。f:id:himetaka2018:20200810125236j:image旧国廃止直前の1983年2月に飯田線を訪問しました。既に流電や流電由来のクハ47 150番台は廃車され、元関西急行電車で唯一残った合の子の53007・53008が頑張っていました。f:id:himetaka2018:20200814173916j:image今回整備したのはこの時に見ることが出来なかった流電です。使ったのは「飯田線4両編成クモハ52形+サハ48形 4両セット」で、1箱で晩年の飯田線を走っていた編成が組めます。f:id:himetaka2018:20200808185702j:image編成両端のクモハ52は、1936年から製造された関西急行電車(今の新快速)用の2扉クロスシート車であるモハ52系の制御電動車です。製品は狭窓流電と呼ばれる一次車(52001・52002)で、この2両の外観上の目立つ違いはジャンパ栓受の有無とパンタグラフの型式です。なお製品のプロトタイプは52001のため、細かい部分で52002とは後述の差異があります。f:id:himetaka2018:20200801142631j:imageいずれも運転台側はピン付きのブロックを使ってダミーカプラー(SGシャシ付属のシャンクの長い密連)を付け、連結側はKATOカプラーの中でもジャンパケーブル付の密連タイプ(KATOカプラー密連形A黒)を使ってみました。f:id:himetaka2018:20200803184837j:image52001は奇数向き車なので前面にジャンパ栓受を取付けます。刃先が当たりそうな部分にマスキングテープを貼りまくって養生し、デザインナイフでモールドされているジャンパ栓蓋を慎重に削りとり、0.7mmの穴を開けた後に削ってハゲた部分にガイアカラー1003青15号を塗ります。f:id:himetaka2018:20200802151152j:image本来のジャンパ栓はKE52なのですがパーツを見つけることが出来なかったので、GMの8037 KE76ジャンパ栓納めを使いましたが、なんか形が違うような…f:id:himetaka2018:20200802151404j:imageそこで写真を見て比較的似ていると思われるKATOのZ04C0192 ジャンパ栓KE70に交換し、蓋に青15号を、ケーブルにエナメルのフラットブラックを塗りました。f:id:himetaka2018:20200801142445j:imageまた本車は昭和34年4月の事故の復旧時にパンタグラフをPS13に交換されているので、GMの5802 PS13Nパンタグラフを装着しました。これは無加工で取付けることができます。f:id:himetaka2018:20200801142813j:imageこの52001は動力車にするので、Bトレ純正の動力ユニット3の前部カプラー部を切り取りf:id:himetaka2018:20200803181120j:image付属のウェイトをユニットと車体屋根裏に取付けます。f:id:himetaka2018:20200803184303j:image最後に屋根上機器にライトグレイを塗り、車番を貼って完了です。f:id:himetaka2018:20200808184937j:imageクモハ52002は偶数向き車なので、前面にモールドされているジャンパ栓受は不要なため、これまた周りをマスキングテープで覆ってから削ります。f:id:himetaka2018:20200808185143j:imageある程度削ったらライトリムやステップに損傷が出始めたため、土台部分は諦めました。削り跡のハゲた部分に青15号を塗りますが、ラッカー系の塗料は毎回ボテっとなるので、今回はかなり薄めて重ね塗りしてみました。f:id:himetaka2018:20200802172047j:image本車のパンタグラフは元々のPS11なので、TOMIXの0267 PS11パンタグラフを使い、現物合わせで0.7mmの取付け孔を開けて装着します(パンタグラフの足のスパンと台座の位置は合っていません)。f:id:himetaka2018:20200808185345j:imageこちらも屋根上機器をライトグレイに塗り、車番を貼り付けて完了です。f:id:himetaka2018:20200802145926j:imageさらに細かい事を言えば、52002の縦雨樋は客扉の後ろですし、前面助手席側の窓枠上部が狭くてワイパーが下枠に付き、窓上の手すりはもっと上の青色部分にあります。残念ながら私のウデでは太刀打ち出来る内容ではないので、修正は諦めます。f:id:himetaka2018:20200814205217j:image中間車のサハ48は1930年から製造された横須賀線向けの2扉クロスシート車であるモハ32系の初めての20m級三等付随車で、全28両中クハ化や3扉化されず戦災にも遭わなかった4両のうち2両(48021・48024)が飯田線で活躍しました。f:id:himetaka2018:20200814204421j:imageこの2両の外観上の差異は48024の側面裾にリベットがないことですが、そもそもこの製品、車体側面の窓の中桟の位置が違っているという大きなエラーがあることもあって、現状のままとします(もちろん加工しないことへの言い訳です)。f:id:himetaka2018:20200810131236j:imageなのでHGシャシを客車に転用(HGシャシのピンをKATO台車のストッパーに使用)するためSGシャシに変更、KATOカプラー密連形Aに交換した走行台車Tを装着して車番シールを貼れば完了です。f:id:himetaka2018:20200801002600j:imageあれっ?トイレ窓がすりガラスになっていない??よく見るとトイレ設置前の形態ですね〜妻板の窓が塞がれていません。さらに48024はもう一つの窓も小さくなっていたはずです。う〜ん、深みにハマって行くような気が…f:id:himetaka2018:20200810113203j:imageまずトイレ窓のすりガラス化ですが、Bトレの場合はガラスパーツが分厚いので不透明の塩ビ板を貼るわけにはいきません。そこでScotchの「はって はがせるテープ」をガラスパーツの上から貼って、すりガラスを表現しました。今回は手元にあったテープを使いましたが、もう少し透過度の低い(透き通らない)方がいいかもしれません。f:id:himetaka2018:20200808190242j:image次に妻板の窓塞ぎですが、窓を埋めるは手間が掛かるので、シルとヘッダーに挟まれていることを利用して上から0.1mm厚のプラペーパーを貼ってみたところ、左右の厚みに違和感がなかったのでこれを採用しました。f:id:himetaka2018:20200810203421j:imageGMの青15号が入手出来なかったので、ジェイズの鉄道模型車輌色22 スカ色青色を吹いて貼り付けましたが、色合いがちょっと違うようです。
f:id:himetaka2018:20200811170304j:imageまたあまりに薄いため、塗装後に固定していた両面テープから引っ剥がす時にベコベコになったため、貼りつけてから塗った方がいいみたいです。f:id:himetaka2018:20200814204813j:image48024の小窓は側面の中桟位置までの大きさなので、中桟から上を0.1mmプラペーパーで塞ぎましたが、製品はこの中桟の位置自体が間違っているため実車より小さくなってしまいました。貼る時に横着して流し込みタイプの接着剤を使ったら表まで流れ出て塗装がぐちゃぐちゃになりパーツの作成からやり直しに…f:id:himetaka2018:20200814205005j:imageなお、窓枠にピッタリとハマるように現物合わせでちょっとずつちょっとずつ削っていったので、妻板の窓3つ塞ぐのにかなりの時間を要する事になりました。f:id:himetaka2018:20200814173940j:imageいつもの廊下で撮影。

あ〜疲れた…続いて42系に行きます。

 

以上