グリーンマックス製の特急はつかり用客車キットの続きで、前回のスハ44と同じ要領でスハニ・スハフ・ナロにベンチレーターを取付けます。
24時間自然乾燥させて接着剤を硬化させた後、床板と同様にいつでも塗装出来るように中性洗剤で洗って乾かせておきます。
この屋根の色ですが、実車は銀色で製造され運用時には煤煙でダークグレーになっていたため、色々考えたすえ登場時の銀色に決めて落ち着いた感じに仕上がると聞いたシルバーリーフを選択していました。
ところが製品の屋根色指定において、以前に30年前の製品は銀色で現在の製品は銀色もしくはダークグレーと言いましたが、この着色済みキットでは指定がなくなり成形色のダークグレーだけになっていることを発見したため、今回はこれに合わせてダークグレーに変更しました。
ただ屋根の塗装は天候の都合になるので、後回しにして本体にかかります。
ランナーから二度切りしたあとカッターナイフで切り取ってゲートを処理します。
雨樋が出っ張っていてここに屋根板を嵌めると思うので、この段差部分を残した形でヤスリで平滑にしないと屋根板が浮く可能性があり、コレの整形が結構難しかったです。
ただこの雨樋、片側はクッキリとモールドされていますが、もう片方はあいまいなんでどこまで削ったら良いのかよくわかりませんでした。
以前にGM板キットの持つエラーは修正はしないと言いましたが、車高だけは他社製品と並べることを考えて側板のリブを付け替える方法で低くします。
先ず側板の裏側にモールドされている床板を止めるためのリブをニッパーで切り取り、カッターナイフで残っている部分を削ります。
続いて方向(1と2)をマジックで書いてからヤスりますが、上側をちょっとだけ残して新しいリブのガイドにします。
このガイドを目印に1mm角のプラ角棒を貼り付けます。
これらの作業を9両全部に行うので結構大変です。
続きます。