ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

【資料】クハ481ボンネットの形態

整備中の581系にあわせて昭和40年代の「雷鳥」や「つばめ」を再現するために、この時代に限定してクハ481ボンネットの形状とスカートの色について調べました。
f:id:himetaka2018:20231114173854j:imageボンネットタイプのクハ481は、1964年12月に481系の1-8が北陸特急「雷鳥」「しらさぎ」用として「赤スカート髭なし」の姿で登場しました。151系と同じくバックミラーが取付けられていましたが1970年代前半に撤去され、1966年9月まで編成最後部の下部前照灯に赤色フィルターを取付ていました。
f:id:himetaka2018:20231115093825j:image1965年10月には同じく481系の9-18が九州特急「つばめ」「はと」151系置き換え用として、「クリーム帯の入った赤スカート髭つき」の姿で登場し、1-8も同様に変更されました。
f:id:himetaka2018:20231201174525j:imageこれらのグループは1975年の山陽新幹線博多開業で九州に移り、髭が消されてしまいました。
f:id:himetaka2018:20240426111216j:imageまた1965年-1966年には483系用の19-28が東北特急「やまびこ」「ひばり」用として「クリーム色スカート髭つき」で、そして1968年からは485系用の29-40が483系と同じ「クリーム色スカート髭つき」で登場しました。
このうち30-40はボンネット下部の通風グリルのスリットが横型から縦型に変更され、後方防護用赤色フィルターは最初から未装備です。
これら0番台車はタイフォンがスカートに設置され、1-28はカバーがなく網が張ってあるだけで、485系として製造された29以降はシャッター式カバーが取り付けられました。
f:id:himetaka2018:20240426105159j:imageなお仙台に配属された19-30のタイフォンにはシャッター式(1部回転式)のカバーが取付けられていました(上の「やまびこ」の写真参照)が、その後(1973年頃?)タイフォンをボンネットに移設して回転式(1部シャッター式)のカバーが取付けられました。
f:id:himetaka2018:20240105100454j:imageこのタイフォンカバーの形状でシャッター式と回転式がごっちゃになっている説明が多く見られますが、音を出す時にシャッター式は2つに折れ、回転式は1枚モノの蓋が回転します。
f:id:himetaka2018:20240426105635j:image最大の違いは、シャッター式はシリンダー部が本体の上にあり、回転式は下にあることです(この写真の「北越」はシャッター式で、上の写真の「白鳥」が回転式)。
f:id:himetaka2018:20231105221301j:image話を戻しますが、1971年に登場した100番台車ではタイフォンの設置位置がスカート部からボンネットに変更され、シャッター式のカバー付きになりました。
f:id:himetaka2018:20240426112136j:imageまた、前照灯がシールドビームになって若干径が小さくなり、ボンネット側面下部の冷却用外気取入口にダクト状のカバーが装着され、正面に四箇所あった手すりが上側に二個だけになっています(0番台タイフォン移設車と見分けるポイントです)。
f:id:himetaka2018:20231116204225j:image1975年の山陽新幹線博多開業で山陽特急がなくなるまで向日町(大ムコ)に配属されていたのは、481系の1-18と485系の31-40・105-124でした。
次にBトレ製品での再現方法を探ります。

続きます。

今さらのBトレ 581系寝台特急「月光」④ 9両編成化

581系寝台特急「月光」の続きです。

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f:id:himetaka2018:20240419012207j:imageジャンクでまぁまぁ状態の良いモハネ581とサロ581を見つけたのであと先考えずに即購入、サハネ581をもう1両作りました。
f:id:himetaka2018:20240419005425j:image前回同様客扉側の貫通扉を切り取って開けますが、前回はヤスリがこの貫通口に入らずに苦労したので、今回はヨドバシで見つけた狭所専用ヤスリを使ってみました。
f:id:himetaka2018:20240419004911j:image前よりはだいぶマシな仕上がりになった気がします。
ただこのケース、死ぬほど開け難かったうえ保管に使うことは全く考えられていませんでした。
f:id:himetaka2018:20240419112448j:imageこれで2号車と3号車のサハネ581が再現できます。

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元々は、581系とクハネ581の入った関西の583系、関西には2本しかなかったクハネ583付583系の各々8両編成x3本で再現することを考えていましたが、今回の衝動買いで581系「月光」のみ9両編成になってしまいました。
f:id:himetaka2018:20240419114936j:imageそうそう簡単には単品のサロやモハネ583が出ているわけもなく、以前安価に出品されていたモハネ583を見てサハネ用にピッタリと思って飛びついたらグレー屋根の秋田車だったためお蔵入りさせていた2両を、屋根板の塗装変更(グレー → シルバー)で代用することを検討していました。
f:id:himetaka2018:20240419114001j:imageところが今回のモハネ→サハネ改造時に、サロ581の屋根板がモハネ583と同じように明かり取り窓用の切り欠きがあることに気がつき、そのまま交換したら銀屋根のモハネ583になることがわかったため早速入れ替え、かつ妻板のダクトは見なかったことにしてナンチャッテ サハネに見立てて、他の2本も9両編成化することにしました。
なかなか進みません。

続きます。

今さらのBトレ 581系寝台特急「月光」③ モハネ580パンタグラフ

f:id:himetaka2018:20240412185439j:image581系寝台特急「月光」の続きです。

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f:id:himetaka2018:20240407022515j:image前回、581系パンタグラフ取付足が二穴専用で、ガイシ部の台座に取付穴が開いていなかったために交直流用パンタグラフの取り付けを保留しました。
と言うのも、以前に台座部にパンタグラフ取付用の穴開け加工をして大失敗したからです。
f:id:himetaka2018:20240407021844j:image今回はこの穴開けに、懲りもせずに再度挑戦する事にしました(学習能力がありません)。
サハネに使ったモハネ581の対で余っていたモハネ580の屋根板で練習します。
f:id:himetaka2018:20240407023211j:imageTomixの0234PS16HGをパンタグラフつきの屋根板に置いてみると若干台座より内側にガイシ(取付足)がきますが、このガイシ部は少し内側を向いているため台座の中心に穴を開けたら入りそうです。
f:id:himetaka2018:20240407021138j:image台座モールドの中心に穴開け位置のガイドとして目打ちで凹みをつけますが、以前はコレをやらなかったためにドリルの先が滑って狙ったのとは離れた位置に穴を開けてしまいました。
f:id:himetaka2018:20240407021245j:image先ずφ0.3で凹みからズレないように気をつけながら穴を開けます。
f:id:himetaka2018:20240407021357j:image続いてφ0.8で穴を拡大しますが、ちょっとズレが出来てしまいました。
f:id:himetaka2018:20240407021452j:imageで、パンタグラフを押し込みます…なんとか入りましたがガイシがちょっとヒコ歪んでいますので、本番では台座中心よりやや外側に穴を開けるようにします。
f:id:himetaka2018:20240408014005j:image練習でソコソコ感を掴んだので4号車のモハネ580を加工しましたが、485系スーパー雷鳥のモハ484と同様にパンタグラフ取付足がガラスパーツに干渉するので、その部分をカットします。
f:id:himetaka2018:20240408013944j:image直流用PS16Aと見比べるとガイシが高いところに交直流機のイメージが出ます(ほとんど自己満の範囲ですが)。
f:id:himetaka2018:20240412184622j:image4号車と10号車の2両分を加工しガイシ部分にエナメルの白色を塗りましたが銀屋根なのでほとんど目立たないですし、このTomixパンタグラフはすぐにバラバラになってしまうため取扱いが大変なことがわかりました。
f:id:himetaka2018:20240406001137j:imageさて581系のトイレ窓は白色になっていますので、アルコール系塗料を使ってガラスパーツを塗ることにしました(エナメル塗料ではHゴム表現がなくなるため)。
f:id:himetaka2018:20240406001239j:image最初に試したのはリキテックスマーカースリム065チタニウムホワイトで、かなり以前にアークオアシスで入手したものです。
f:id:himetaka2018:20240406012523j:imageうまく塗料が乗ってくれずかなり厚塗りになりました。
f:id:himetaka2018:20240406012650j:image次に試したのは言わずと知れたガンダムマーカーのGM11ガンダムホワイトです。
f:id:himetaka2018:20240406022040j:imageガンダムマーカーの方が若干塗料の乗りが良いようですのでコレを使います。
f:id:himetaka2018:20240411123721j:imageパンタグラフの取付穴加工と同時に塗ったモハネ580 2両が終わったところで、GM11より隠蔽力を強化した発色の良いXGM01ガンダムマーカーEX ニューホワイトを入手したので使ってみました。
f:id:himetaka2018:20240412185104j:imageニューホワイトの方が若干隠蔽力が強いように見えますが、塗る前の振り方が足りなかったのか塗料がかなり濃かったせいかもしれません。

続きます。

 

今さらのBトレ 581系寝台特急「月光」②サハネ581

581系寝台特急「月光」の続きです。

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前回で検討した通り、1967年10月1日の運転開始以降1968年10月1日の改正でサロ581が連結されるまでの「月光」に使うため、581系/583系の新製車でBトレとして唯一製品化されていないサハネ581を、購入した581系10両からサロ581とモハネ581を用いて作ります(モハネ580は余剰廃車)。
f:id:himetaka2018:20240319220503j:imageこのサハネ581は外観上はモハネ581とほぼ同じで、違うのは妻板の通風ダクトの有無と台車(モハネはDT32DでサハネがTR69D)だけなので、説明書に記載されているようにダクトのないサロ581の妻板をモハネ581の妻板と交換して前期型のサハネ581 1-10に仕立てます。
f:id:himetaka2018:20240319235809j:imageこの時、ベース車両にモハネ583を使えばベンチレーターが片側一列になった後期型のサハネ581 11-57になります。
f:id:himetaka2018:20240319215156j:imageサロ581の妻板は両端とも貫通扉がついていますが、サハネ581はモハネ581と同様に銘板側(客扉側)は貫通扉はありません。
f:id:himetaka2018:20240401140301j:imageグリーンマックスの板キットよりもかなり分厚いので、カッターナイフで貫通扉部をスジ堀りして窓部分から少しずつ拡げていき、枠部分をヤスリでまっすぐに仕上げますが思ったより綺麗に出来ました(拡大するとボロボロですが)。
f:id:himetaka2018:20240401140842j:image出来ました。
f:id:himetaka2018:20240405135635j:imageBトレの台車レリーフ実車同様にモハネ581用のDT32Dとサハネ581用のTR69Dの差が表現されています。
f:id:himetaka2018:20240320005638j:imageただ当鉄道ではDT32系の台車はKATOの11-098小型車両用台車急行電車1を履かせる方針のため全部動力台車になって違いは表現されません。
f:id:himetaka2018:20240330213741j:imageもちろん動力車には11-106 小形車両用動力ユニット急行電車1を使います。
f:id:himetaka2018:20240405112357j:image次に、パンタグラフ485系と同じ寒冷地仕様の交直流用PS16Hなのでスーパー雷鳥と同じモノが良いのですが、モハネ580のパンタグラフ取付穴は真ん中の2本足用だけでモハ484のように取付足がガイシ部分の4つ穴には対応しておらず穴開けが必要です。
f:id:himetaka2018:20240404212549j:imageKATOの交直流用PS16は台座とは全く合致しません。
f:id:himetaka2018:20240404213202j:image485系で使ったTomixのPS16HGでもちょっと苦しいような…狙った所に穴が開けられないのでアカンような気がするため、取り敢えず直流用PS16Bにしますか…
f:id:himetaka2018:20240404213216j:image余談ですが、東京に出張した時にグリーンマックス・ザ・ストアで見かけたウェイトです。
f:id:himetaka2018:20240404215122j:image両面テープで簡単につけられるサイズですが、ちょっと重たいかもしれません。

続きます。

 

 

 

 

今さらのBトレ 581系寝台特急「月光」① 実車の形態とBトレ製品

今回は581系寝台特急「月光」です。
f:id:himetaka2018:20240324161533j:imageこの列車は、1967年10月1日に新大阪ー博多間を運行していた寝台急行列車「海星」を昇格する形で、南福岡電車区(門ミフ)所属の世界初となる本格的な寝台特急電車581系44両(12両編成x3本+予備8両)を使って運行を開始しました。
f:id:himetaka2018:20240328021503j:image博多から夜行の「月光」として新大阪に行き、野洲電車区で昼仕様に変更して昼行「みどり」で大分を往復した後また野洲電車区で夜仕様に変更して夜行「月光」で博多に行くというフル稼働に近い状態で運用されました。
f:id:himetaka2018:20240328103438j:image1968年3月に6両(モハネ581/580-12・クハネ581-9・サハネ581-11/12・サシ581-5)が追加で製造され50両(12両編成×4本+2両)の配置となり、この時の製造車からベンチレーターの配列が千鳥式から583系と同じ片側一列に変更され反対側に灰色の滑り止め塗装が入りました。
なお屋根の塗装ですが、新製時は銀色で1980年代に入ると灰色になります。
f:id:himetaka2018:20240326114436j:image1968年10月1日のダイヤ改正から電動車を直流・交流50/60Hzの3電源対応とした583系が登場して南福岡電車区(門ミフ)に配属され、同時にサロ581が製造開始されて3号車に組み込まれていたサハネ581と入れ替えました。
f:id:himetaka2018:20240329141814j:image1970年3月15日に食堂車の営業を休止、同年10月1日から青森運転所(盛アオ)にクハネ583が投入開始され押し出される形でクハネ581が転入、1972年3月15日の山陽新幹線の岡山開業に伴うダイヤ改正により運行区間を岡山ー西鹿児島間に変更、この時の本系列最終増備でクハネ583 4両が初めて南福岡電車区(門ミフ)に配置、そして1975年3月10日の山陽新幹線博多開業に伴うダイヤ改正により廃止されました。

実車の編成】
f:id:himetaka2018:20240326114420j:imageさて1967年10月の運行開始時の編成は以下で、全編成581系で構成されています。
 博多←TncTnTnM'nMnTdM'nMnTnM'nMnTnc
前述のように1968年10月には3号車のサハネ(Tn)がサロ(Ts)に変更され、この時に登場した583系を使って新設された他の寝台特急電車と共通運用が組まれて1975年3月の廃止まで運行されました。
 博多←TncTnTsM'nMnTdM'nMnTnM'nMnTnc
12両編成4本が581系で残りの7本(1968年10月)〜18本(1972年3月)が583系です。
f:id:himetaka2018:20240328121952j:imageちなみに1975年3月のダイヤ改正で向日町運転所(大ムコ)に転属後は、検修設備の関係からサロ581を3号車から5号車へ、サハネ581を2号車から4号車へ、4・5号車のモハネユニットを2・3号車へ組み替えられました。
 博多←TncM'nMnTnTsTdM'nMnTnM'nMnTnc

タイフォンカバーの形状】
f:id:himetaka2018:20240328023119j:image581系として作られたクハネ581(1-9)はスリット式です。
f:id:himetaka2018:20240328023257j:image583系のクハネ581(10-41)のうち南福岡電車区(門ミフ)配属車のタイフォンもスリット式ですが、シャッター式に変更出来るようにスリットの周りに台座がつきました。
f:id:himetaka2018:20240328025400j:image1970年10月以降はクハネ583に振り替えられた青森運転所(盛アオ)所属のシャッター式タイフォン付クハネ581が転属、また1972年3月15日から北陸本線の「しらさぎ」運用開始で一部の車両がスリット式からシャッター式に変更され、1975年3月のダイヤ改正で向日町運転所(大ムコ)に転属後には徐々にシャッター式に変更されていきました。
f:id:himetaka2018:20240328120329j:image1972年3月の最終増備で配属されたクハネ583 27-30のタイフォンはスリット式でしたが、青森運転所(盛アオ)や向日町運転所(大ムコ)に転属後ほどなくしてシャッター式に変更されました。
f:id:himetaka2018:20240329141615j:imageなお、このクハネ583のベンチレーターも片側一列ですがクハネ581 9〜とは並ぶ側が違い、運転台寄りの1番目のクーラーの向きもクハネ581とは逆向きで通風器の位置もクーラーの前後で反転しています。

【Bトレ製品】
f:id:himetaka2018:20240325184452j:image581/583系のBトレ製品は2004年3月のエクスプレスパート2で国鉄色、2004年6月のエクスプレスパート3できたぐに色とシュプール(旧きたぐに)色のクハネ583・モハネ582/583が発売されました。
このエクスプレスシリーズ2・3は一体型の車体に2軸シャシを嵌め込んだ完成品で、シリーズ1と違ってスカートがジャンパ栓やスノープロウが表現された別パーツとなりました。
f:id:himetaka2018:20240324172020j:imagef:id:himetaka2018:20240324172029j:image続いて2011年7月に完全に新規金型で581系の6両基本セットとモハユニットの2両増結セットが発売され、ラインナップにサロ581とサシ581が追加されました。
f:id:himetaka2018:20240325093704j:imageこの製品の販売開始と同時にプレミアムバンダイで「583系急行きたぐに10両セット」の受注が開始されています。
f:id:himetaka2018:20240325094500j:imagef:id:himetaka2018:20240325094508j:imageさらに2012年2月に583系の6両基本セットとモハユニットの2両増結セットが発売され、クハネ583とモハネ582が新規金型で追加されました。
サロは最初からベンチレーターが片側一列で製造され、583系のサシもガラベン側に1つだけベンチレーターがあるので581系と共通でも問題はないようですし、モハネ583はモハネ581の車体にサロ581の屋根板を合体してベンチレーターの片側一列化をはかっています。
f:id:himetaka2018:20240325163409j:image最後が2012年8月に発売されたKIOSK特別編パート7と2016年1月発売の3両セットで、どちらも2016年1月全検前の屋根・台車がグレーの秋田車両センター所属車の最後に残ったクハネ583とモハネ582/583(N1+N2編成)です。

【再現する仕様】
発売時に門ミフの「月光」用として581系6両セット+2両セットを、大ムコの「明星」用として583系6両セット+2両セットを購入しました。
 月光:TncTsM'nMnTdM'nMnTnc 門ミフ581系
 明星:TncM'nMnTsTdM'nMnTnc 大ムコ583系
その後583系セットの制御車が青森運転所(盛アオ)のクハネ583だったことに気がついたため、ポポンデッタに残っていた581系6両セットと発売中の583系2両セット×2箱を追加購入、6両セットのモハユニットで「月光」を10両化し残った付随車と583系モハユニットで南福岡所属の583系8両編成にしました。
 月光:TncTsM'nMnTdM'nMnM'nMnTnc 581系
 明星:Tnc581TsM'nMnTdM'nMnTnc581 583系
 金星:Tnc583M'nMnTsTdM'nMnTnc583 583系
余ったクハネ583の入った編成は「金星」としましたが、「月光」と「明星」がほぼ同じ編成になってしまうためサハネを用意した上で「月光」のサロと交換して、1967年10月の運行開始時の編成にすることにしました。
 博多←TncTnM'nMnTdM'nMnM'nMnTnc

続きます。

今さらのBトレ 江若鉄道キハ14②

f:id:himetaka2018:20240318102135j:image鉄道コレクション江若鉄道キハ14のBトレ改造の続きです。

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f:id:himetaka2018:20240317184413j:image車体の切断面をせっせとスティックヤスリで削って隙間を少なくし、ボンドGクリヤーで接着します。
f:id:himetaka2018:20240317184502j:image屋根板は両端から同じだけ切って車体にピッタリハマるようにヤスって接着します(端っこ部にかなり隙間が出来てしまいました)。
f:id:himetaka2018:20240317184919j:image元車体のストッパーをそのまま使っているので屋根板は取り外し可能です(全く意味ありませんが)。
f:id:himetaka2018:20240317185511j:image床板止めも元車体のストッパーを使いますが、車体を三分割しているため真ん中のストッパー(黒○内)は邪魔になるので削ってしまいます。
f:id:himetaka2018:20240317185215j:image床板側も既存の欠き取りを使えるように屋根板と同じ位置で切断します。
f:id:himetaka2018:20240317195937j:imageただ床板を突き合わせて接着しただけでは縦方向の圧力に弱いので、内側から余った床板を貼り付けて補強し、またこの床板の材質がわからなかったので取り敢えずポリプロピレンも着くボンドGPクリヤーで接着しました。
f:id:himetaka2018:20240317211925j:imageガラスパーツは扉横の戸袋窓との柱の広い部分で継ぎました。
f:id:himetaka2018:20240317212820j:image床板を取り付けると動かなくなるので、切断したパーツ同士は接着していません。
このガラスパーツはゴム系接着剤で曇ることがあるため綺麗に接合するのは難しいうえ、接着して1個になると取り外すのがかなり厄介になります(別に取り外せなくても問題はないのですが)。
f:id:himetaka2018:20240317214144j:image床板をはめて台車を取り付けたら完成です。
f:id:himetaka2018:20240318012722j:image鉄コレ製品の床板にはTNカプラー取付足が付いているので、折角なのでこれを使ってカプラーをTN化し前面を細密化します。
f:id:himetaka2018:20240318013726j:image一般的な密自連の0374では大き過ぎる上にシャンクが長いので、レールバスのハイモ用JC6360を使ってみました。
f:id:himetaka2018:20240318103528j:image取り敢えず片側だけ交換しましたが、台車のカプラー取付足(?)を付けたままでも干渉しませんでした。
f:id:himetaka2018:20240318014408j:image製品のプラ車輪を鉄道コレクションNゲージ走行用パーツセットTT-03Rの金属車輪に交換してNゲージ化しました。
f:id:himetaka2018:20240318014650j:image勢いでレールの上を走るようにしてしまいましたが、これ1両だけでかつトレーラーなので今のところ使い道はありませんし、他の京阪電車近江鉄道もN化していないことに気がつきました。

以上

今さらのBトレ 江若鉄道キハ14①

これまで地元滋賀県下を走る京阪電鉄京津線および石坂線近江鉄道の車両を整備してきました。
京阪電気鉄道
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近江鉄道
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f:id:himetaka2018:20240310163315j:image現在滋賀県内に存在している私鉄はこの2社だけですが、過去には日本有数の気動車王国と言われ国鉄湖西線の建設に伴って廃止された江若鉄道がありました。
折角近江鉄道京阪電車の車両を揃えたんだからと調子に乗ってこの江若鉄道も整備しようと思ってしまいました。
f:id:himetaka2018:20240310164654j:image江若鉄道の車両は鉄道コレクションでのみ製品化されており、第22弾のキハ12と京阪・江若から限定販売されたキニ9とキハ14の2両セットがあり、今回はキハ14をBトレ化しました。
f:id:himetaka2018:20240310165110j:imageこのキハ14は2代目で、1933年3月に旧鉄道省キハ36914として製造された16 m級機械式気動車で、同年12月の称号改正でキハ41014に改称、1950年に旧国鉄から江若鉄道に譲渡される時に機関をDA55に更新されたと思われ、1960年5月にDA59Aに再換装されました。

製品は実車通り鉄コレ第10弾のキハ04をベースにしており、台車はアーチバー式のTR26です。
f:id:himetaka2018:20240310165206j:image先ず全長が60mm前後になるように、また車体中央にある行先サボや社章が残るように切断位置を決めます。
f:id:himetaka2018:20240310165141j:imageで、下回りを外します。
f:id:himetaka2018:20240310165506j:image続いて屋根板内側のビス2ヶ所を外し、窓ガラスパーツ天井の真ん中にある穴を精密ドライバーでコゼて取り、最後に雨樋を傷つけないように注意しながら屋根板を取ります。
f:id:himetaka2018:20240310183814j:image屋根部分が塞がっているタイプなので切断時の歪みが大きくなるため、切断位置から窓ひとつ分残して大まかに切断します。
f:id:himetaka2018:20240310184117j:image残す部分をマスキングして全長を確認しますが、ちょっと短いようですので心待ち長めに残すように心掛けます…
f:id:himetaka2018:20240310195510j:imageと言いながらキワキワまで切ってしまいました。
f:id:himetaka2018:20240310195605j:image反対側はヤスリシロが殆どないにも関わらず既に隙間が出来ています(ToT)。
f:id:himetaka2018:20240310204116j:image全長だけは狙った通りほぼ60mmに収まりそうです。
f:id:himetaka2018:20240311121145j:image屋根板をガイドにして車体の直線性を確保し、左右の歪みを修正します。
f:id:himetaka2018:20240312013825j:image♯400のスティックヤスリで隙間が小さくなる様に削っていきますが、左右で隙間の状態を合わせるのが難関です。
f:id:himetaka2018:20240312012425j:image床下がないので1位も2位もわかりませんが、こちら側の隙間はソコソコいけそうです。
f:id:himetaka2018:20240312013120j:imageこちら側は窓より下の隙間が大きいですが、ヘタクソがやるとあっち削ったらこっちの隙間が増えるという悪循環になりかねないので、どれくらいで妥協するかの判断が難しいです。

続きます。