ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

Tomix製キハ35の整備② 遮光ケースと室内灯の設置

f:id:himetaka2018:20211207100320j:imageTomixの新製品であるキハ35の整備の続きです。
f:id:himetaka2018:20211130160307j:image前回は遮光ケースを取り外したら前照灯レンズを破損。
f:id:himetaka2018:20211130160414j:imageレンズを接着剤で貼り付けて押し込んだらヘッドライトリムが外れるハメに…
f:id:himetaka2018:20211207084919j:imageあまり気にしないで手でキュッと押し込んだら少し変形したような…
f:id:himetaka2018:20211207105512j:imageよ〜見たら割れとるやん!
無理して乗った泥舟がどんどん沈んで行く気がする…
f:id:himetaka2018:20211207105814j:image内側から押して割れ目を修正しましたが、やっぱりわかるよなぁ〜
遮光ケースの取り外しは前面方向幕の交換には必要な作業で、取扱説明書に上級者向けと銘打ってあるカプラーチェーンの取付けより簡単なはず…のつもりだったんですがこんな目に遭うとは夢にも思っていませんでした。
f:id:himetaka2018:20211207110356j:image当然のことながら分売パーツにはないので、補修パーツを購入できないかと思ってTomixお客様相談室に電話、HPから発注出来る事を教えて頂き在庫を確認するも「販売用の在庫無し」の回答、そもそも持込み修理分しか用意してないんでしょうね。
発売されたばっかりの新製品のジャンクってないよなぁと思いながらヤフオクを見ると…あるわあるわ完成品からバラしたと銘打ったパーツ類が結構な高値でゾロゾロと並べられていました。
へぇ〜こんな商売もあるんやと感心しましたが、よ〜考えたら私のようなドジが多くいるとは思えないのでどの様な用途で需要があるのかちょっと不思議です。
そう思いながら軽い気持ちで屋根板なしのボディとプリズムパーツ付き遮光ケースを入札したら、あっという間に高値更新されて弾き出されてしまいました。
なんと落札された価格は送料別で2,000円強!
う〜ん、ヘッドライトのリムとレンズでこの金は出せないと思い、丸一日かけてアレコレと検索かけて探してみると比較的安価でウォッチ数の少ないモノが見つかり、結果入札数も少なくて1/9程度の価格で落札出来ました。
後は出店者様が悪徳商人でない事を信じて、商品の到着を待つだけです。
破損パーツを手当するメドがついたので、購入していたもう1台のキハ35(T)を使って整備を続行します。
f:id:himetaka2018:20211207110459j:imageまずベンチレーターを塗装した屋根板を交換します。
f:id:himetaka2018:20211207111844j:image次にレンズとリムを破損させた遮光ケースの挿入作業ですが、屋根板を外した状態で破損パーツを使ってやってみました。
f:id:himetaka2018:20211207111938j:image屋根板がないと構造がよくわかりますし、普通に挿入してもライトリムが飛び出てくる事もわかりました。
f:id:himetaka2018:20211207094923j:image挿入時にはヘッドライトレンズとテールライトレンズを平行に押し込む必要があるみたいです。
f:id:himetaka2018:20211207095113j:imageリムを指で押さえながら3つのレンズが車体の穴にハマっているかを確認しながら挿入します、テールライト導光部が前面と平行に収まったら完了です。
f:id:himetaka2018:20211206122253j:image中間封じ込めなので、カプラーが首を振らなくなるという噂のジャンパケーブルはやめ、カプラーチェーンのみ取り付けます。
前にも言った通り岡山気動車区(岡オカ)所属の姫新線直通列車7両編成に使うつもりなので、岡オカ所属のキハ35を調べてみると75と216の2両だけでした。
ただ製品のプロトタイプは38-216のため(1-37は乗務員扉の手すりが前後同じ長さ、217はトイレ窓が細長い)、形態的にはどちらでも合致します。
ただしどちらも前照灯は1灯式のシールドビームに改造されていました。
・75は1964.09.30に製造され岡山に配置、1979.02.11に奈良と1980.10.28に加古川を経由して1986.11.01に姫路に配属され、ここで1987.01.24に廃車されました。
・216は1966.07.19製造で岡山に配置されたまま一度も転属する事なく、この地で1986.11.16に廃車されました。
f:id:himetaka2018:20211207093930j:image室内灯は当鉄道標準品であるTORM.製のLED室内灯 幅狭タイプ【白色】を使います。
f:id:himetaka2018:20211207095925j:image多灯式の室内灯は均一に光ってくれますし、隔壁があるトイレ部分にもちゃんと光が届いています。
またヘッドライトは綺麗な電球色で、前面方向幕も点灯しています。
f:id:himetaka2018:20211207100151j:imageテールライトの光量も充分あります。
f:id:himetaka2018:20211207112452j:image車体を揺らすとかなりチラチラするので調整が必要です。
車体を押さえるとチラつきがなくなるので、通電部のスプリングに問題があるようです(ちょっと歪んでいるように見える)。
電気技術者に言わせると導光部品でないスプリングを使うこと自体が問題だそうです。
付属していない「定員132名・岡オカ」の所属インレタは、今週東京方面に出張するついでにIMONに寄って探す予定です。

続きます。