1971年8月の北海道旅行で姫路ー新大阪間を乗車した113系京阪神快速電車の再現の続きです(写真は1971年2月10日の姫路駅を出発する京阪新快速の113系)。前回押込み式ベンチレーターを撤去した跡の穴を埋めたプラ棒がどれも固定されてなかったことが判明したためもう一度プラ用接着剤で接着しました。固着した事を確認してから再度光硬化パテを塗り、Amazonでテキトーに選んで購入したブラックライトで硬化させ、ヤスリでツライチにしてサーフェサーを吹きました。…まだ跡が残っていますね、パテの盛り方に工夫がいるんでしょうか。なんかヤスリで磨いた時はツルツルですが、サフ吹くと盛り上がってくる気がします。なんでやろ?
気を取り直して、運転士席上にある信号炎管を交換します。モールドをニッパーで切り飛ばしてφ0.7mmの孔を開け、Z04-0707信号炎管 灰(クモハ115)を差し込みます。また米原方面先頭車はジャンパー栓受けのモールドの上にφ0.6mmの孔を開けてα−modelのKE58ジャンパー栓受けを差込み、緑2号と艶消しの黒を筆塗りしたあと裏から瞬間接着剤で止めてからスカートに当たらないようにツライチに削ります。113系のジャンパー栓ってKE76の3連と思い込んでいましたが、0番台/1000番台車はKE58x2で登場、1000'番台車はKE76x2+KE70に、700番台からKE76x3になっています。このジャンパー栓モールドは意外と削り難い形状をしているため、ウデもないのに無理して挑戦して改悪するというサロ112の二の舞を踏まないためにも、姫路方の先頭車はモールドをそのままにしています(…言い訳です)。
その塗装に挑戦して苦戦しているグリーン車です。ちょっと雑ですが、塗り分けたらアチコチはみ出た簡易運転台側の妻板を修正しました。残るはグリーン帯と貫通扉の塗装です。ドア部を2.5mm幅のテープで、帯部分を6mm幅のテープでマスキングし、GM鉄道カラーには淡緑6号がないため代用として紹介(?)されている伊豆急ペールブルー(ブルーC)を吹きます。う〜ん、微妙にズレている気もしますが、やり直す気力がないのでこれでヨシとします。なお帯の幅はスケール通りの1mmとしましたが、ネットで言われているような存在感の薄さは写真で見る限りは感じません。また貫通扉にはGM鉄道カラーSP5クリーム色1号(スカ色)を吹きました。薄茶色がなかったので代用したのですが実車のイメージに比べてちょっとクリームが強いようです、という以前に今回も塗り分け部がボロボロです。簡易運転台側の妻板は筆塗りで修正しました。写真では貫通幌枠の右側が黄かん色に見えますが、実際には緑2号で塗ってあります。反対側の妻板ははみ出た塗料をシンナーで拭き取るという荒技を試みたところ、見事に失敗して元塗装まで剥げてしまいました。そこで物は試しで先に扉色のクリーム1号を吹いてマスキングし、その上からGM鉄道カラーSP13緑2号を吹きました。左右は綺麗に出ましたが上下はグダグダになったので塗装色の順番は関係ないようです。前回にも記載した通り非冷房の屋根は115系スカ色4両セットのパンタ無しの屋根板を使い、前照灯部を嵌め込む切り欠きを現物合わせで切り取りますがサロ481と違って前照灯がかなり大きく、テキトーに削ったら隙間が出来てしまいました。毎回塗装で苦労しているトイレと洗面所の窓ですが、今回は塗装ではなく165系で試してみたラベルシートを貼り付けました。シートの切り出しはかなり細かい作業になりますが、塗装するよりずぅ〜っと楽チンです。ただ経年変化がちょっと心配で、すぐ剥がれそうな気がします。HGシャシ用のブロックを使って各パーツを再度組立てたら車体は完成です。下回りは余剰のHGシャシを使い、153系新快速を6両編成で再現するので余るクハ153新快速色の台車レリーフを走行台車Tに取り付けます。カプラーは普通車と一緒に11-104カトーカプラーNJPA黒に換装するつもりです。さぁ、グロベン屋根に再々度挑戦ですぅ……いつまでも同じことをやっていますが、その③に続きます。
以上