ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

2013年春の南九州 観光列車「いさぶろう・しんぺい」

特急「はやとの風」に続いて、同じマイクロエースの「A6074 キハ140+47 いさぶろう・しんぺい 増備車連結3両セット」です。f:id:himetaka2018:20201211151444j:image1996年3月16日に、1日にたった4往復しかない人吉–吉松間の普通列車の1往復を、簡易お座敷改造したキハ31を使って観光列車化したのが始まりで、2004年3月13日に使用車両をキハ40を改造したキハ140 2125に変更、同年10月9日にはキハ47を改造して2両編成とし、更に2009年7月18日にキハ47を追加改造して「SL人吉」運転日を中心に3両運転を開始しました。 f:id:himetaka2018:20201211151528j:image2013年5月1日に「はやとの風」から乗り継いで乗車しました(吉松駅で撮影)。3両編成の運転でキハ47が2両とも人吉方を向いていますし、キハ140にワンマンのプレートが出ていません。f:id:himetaka2018:20201211151618j:image また2017年3月4日より、キハ140 2125が新設された「かわせみ・やませみ」兼用の予備車になったため、キハ47 8159を方向転換して1号車としており、2017年10月20日に乗車した時はこのキハ47 だけの2両編成でした(真幸駅で撮影)。何故か「いさぶろう・しんぺい」用のキハ47は展望窓がないんですよね〜観光列車やのに…f:id:himetaka2018:20201215154547j:imageこの製品のケースは大きさの割に3両しか収納できないので、同じマイクロエースの「B1131 トレインブックケース 8両用」とウレタンだけ交換します。f:id:himetaka2018:20201215155045j:image車両を摘むための凹みがなくなりますが、5両も余計に収納する事ができるので「はやとの風」を入れました。f:id:himetaka2018:20201215155320j:imageただ変なところに突起があり車輪が当たって車両が傾く(青丸部)ため、長さ調整用のウレタンを削って収納位置を変えました(赤丸部)。カッターでテキトーに切ったら、かなり不細工な出来になってしまったので、余っているウレタンで修正するつもりです。f:id:himetaka2018:20201219181219j:image製品は2009年7月から2017年2月までの3両編成時代の設定で、左から1号車のキハ140-2125、2号車のキハ47-9082、3号車のキハ47-8159です。f:id:himetaka2018:20201219235303j:image前面種別方向幕とワンマンおよび指定席(用途不明)のシールが付属しています。3両編成での運転時は車掌が乗車したのでワンマン・シールは貼らず、前面方向幕シールとTORM.のLED室内灯 幅広・電球色(TL-N010)を全車に装着します。ただワンマンプレートは車掌乗務時にも出たままになっていた事も多かったようです(3両編成でも乗務しなくなったのかもしれません)。f:id:himetaka2018:20201219181814j:imageまず最初に改造されたキハ140-2125で、「はやとの風」と同様に展望窓が設置されています。3両編成時代は吉松方の1号車だったので車体に「1」がレタリングされていましたが、予備車になった時に消されたと思われます。f:id:himetaka2018:20201222122821j:image室内灯を付けるために分解しますが結構てこずりました。また室内灯を組み込もうとすると、ユニットの押さえと通電を兼ねたスプリングがハネて上手く組み立てられない…格闘すること3時間、ふとスプリングを切ったら圧が減って良くなるのでは?と思い実行してみました。f:id:himetaka2018:20201221133254j:image取り敢えずこのくらいと思って切断して組んでみたら、睨んだ通りスプリングが暴れることなく容易に組み込み完了。ところが思ったより屋根と床の間が長かったようで、切り過ぎてスプリングが導電部に届かずに点灯しない!そこで切断する長さを1/3程度に押さえて再度挑戦、慎重にスプリングを切断して屋根に室内灯ユニットをセットし、下回りを組み込むと室内灯は点灯しました…f:id:himetaka2018:20201221121446j:imageあれ?前照灯が点灯していない!折角組んだのにまた分解です…f:id:himetaka2018:20201222123139j:image連結側は点灯しています。コレはこれでこの面を先頭に出すためのダミーカプラー用スカートも付属して欲しいですね。f:id:himetaka2018:20201222183930j:imageライトユニットまで分解して付け直すと点灯しました。車体の分解・組立時にこじって集電用の足がズレていたようです。f:id:himetaka2018:20201221144243j:imageJR九州の仕様に合わせてジャンパ栓受け蓋に黄色と赤色を塗ります。f:id:himetaka2018:20201219181935j:image次に7ヶ月遅れで改造されたキハ47-9082です。キハ140-2125の「いさぶろう・しんぺい」が好調で急遽増結車用として改造されたため、キハ140-2125にある展望窓は省略されて展望スペースのみの設置されました。常に人吉方の2号車で、車体に「2」がレタリングされています。f:id:himetaka2018:20201221113845j:imageこちらは簡単に分解できました。が、スカートの取付けがユルユルなうえ運転台のない側にあるタンクのようなパーツ(本機にトイレは付いていません)も気持ちよく取れるので、組立て完了!と思ったらパーツが転がっていた…ってことが何回もありました。f:id:himetaka2018:20201221112709j:image中間車なのでスカート部のジャンパ栓表現はなく大きな空洞状態なので、TN化の時に検討が必要ですね。f:id:himetaka2018:20201219184623j:imageさらに5年後に3両編成にするために改造されたキハ47-8159です。キハ47-9082に合わせて展望窓は作られていませんが、バリアフリー対応便所と車椅子スペースが設置されています。3両編成時代は人吉方の3号車でしたが、キハ140-2125が外れてからは吉松方に方転して1号車になっており、当初から号車番号はレタリングされていません。f:id:himetaka2018:20201221115005j:imageこちらは車端に循環式トイレタンクが付いていますが、分解時に外れることはありませんでした。f:id:himetaka2018:20201221113149j:imageスカートにジャンパ表現があるので、ジャンパ栓受け蓋に黄色と赤色を塗ります。f:id:himetaka2018:20201221113242j:image気になるのはクーラーの色です。このキハ47-8159の運行開始日の写真では全部が屋根色ですが、2010年ではクーラーに赤い部分がチョコチョコ顔を出していますし信号炎管も赤いような…で結局わかりませんでした。f:id:himetaka2018:20201223100938j:imageいつもの廊下で撮影ですが、フローリング上の道床付き線路だけでは風情もありません。なので近くで短時間でも借りることができるレンタルレイアウトを検索中です。f:id:himetaka2018:20201223123038j:imageはやとの風」と同様に屋根上にベンチレーター塞ぎ板があるそうですが資料が見つかりません。またフォグランプのリムが目立ち過ぎですが、どうしたらよいのかわからないので放置です(点灯すればそんなに目立ちませんし)。

 

以上