ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

2017年秋の南九州 特急「はやとの風」

マイクロエースから発売された「A6079 キハ147+47 はやとの風 2両セット」が届きました。f:id:himetaka2018:20201203111339j:image特急「はやとの風」は、2004年3月13日に九州新幹線鹿児島中央新八代間が開業した際に、キハ40系改造車のキハ147 1045・キハ140 2066を使って鹿児島中央–吉松間の臨時観光列車として運行を開始しました。2006年1月21日にキハ47 8092を追加改造し、キハ140 2066を予備車として同年3月18日から定期列車になりましたが、平日の利用率が悪かったのか2018年3月17日のダイヤ改正で再び臨時列車となりました。f:id:himetaka2018:20201203105702j:image2013年のゴールデンウィーク(写真上:2013年5月1日 鹿児島中央駅)と、定年退職した2017年秋(写真下:2017年10月20日 大隅横川駅)の九州旅行で、鹿児島中央→吉松間を乗車しました。f:id:himetaka2018:20201203111344j:imageこの区間は急カーブも勾配も少なくソコソコ飛ばすため、ダンパーが追加されたものの所詮コイルバネ台車なので結構な上下動に振り回されました。f:id:himetaka2018:20201203214440j:image製品は定期列車時代以降のキハ147-1045(M)+キハ47-8092です。前作の3両セットより車体色が黒くなって雰囲気が良くなり、サボやレタリングもほぼ正しく再現されて出来の良い仕上がりだと感じました。f:id:himetaka2018:20201214214817j:image付属シールには正面上部の「はやとの風」、助士席窓下に掲げられている「ワンマン」が付属しています。他に「鹿児島中央–吉松」の行先サボや「指定席」の種別サボもついていますが、既に印刷されているので何用かは不明です。f:id:himetaka2018:20201214214957j:imageまずT車のキハ47 8092を分解します。内装はかなり精巧に作り込まれています。この車両の内装色は基本的に木の色に統一されていて、指定席の座面と背もたれの上下1/3ずつが赤橙色でカバーがベージュ、および手すりが黒色になっていますが、これらの塗装は労力の割に効果が期待できないので今回はパスします。f:id:himetaka2018:20201214215151j:image室内灯は幅広タイプが指定で、実車は間接照明が多かったので電球色を使います。当鉄道標準装備のTORM. LED室内灯ですが、値上がりした上ポポンデッタからチャージ付が発売されて、コスパがかなり下がっちゃいました。f:id:himetaka2018:20201214215311j:image他社製品とは異なり、運転台のすぐ背後に集電スプリングがつくようになっています。前後一山分をカットして装着し車体をかぶせます。f:id:himetaka2018:20201214235529j:imageLEDが12個付いているので、何の工夫をしなくても均一に光ります。f:id:himetaka2018:20201219154926j:image前部種別方向幕(はやとの風)とワンマンを切り出して貼り付けます。JR九州気動車はジャンパ栓が色分けされているので、栓受け蓋の外側2個をX-7レッド・内側2個をX-8レモンイエローのタミヤカラー エナメル塗料を筆塗りました。f:id:himetaka2018:20201209010018j:image2013年のキハ47-8092の写真を見ると、前面左下側にあるKE93ジャンパ栓の準備工事部分は鉄板をあてがって塞がれていますが、製品には反映されていません。またヘッドライトリムは車体色ですが、製品ではわざわざシルバーに塗装されています。さらに信号炎管は車体色に見えます。f:id:himetaka2018:20201210004219j:imageただ実車は時代と共に少しずつ変化しているようで、2017年10月20日大隅横川駅で撮影した写真では、前面左下のKE93ジャンパ栓塞ぎ板は埋め込まれており、信号炎管も銀色になって製品と同じになっています、というか製品はこの時代がプロトタイプなのでしょう。f:id:himetaka2018:20201214104417j:image次に動力車のキハ147-1045を分解します(ジャンパ栓ケーブル保護のためにiPhoneに乗せています)。実車同様にキハ47.8092に比べて内装の色がかなり赤みの強いシックな色調になっています。キハ47 8092と同様に室内の塗装はやめて室内灯のみ設置します。f:id:himetaka2018:20201214124635j:imageクーラーがグレーになっています(キハ47 8092は車体色)が、わざわざ変えてあるので実車もそうなのでしょう。f:id:himetaka2018:20201219154159j:imageキハ147-1045のKE93ジャンパ栓準備工事部分は埋め込まれており、実車と同じです。またヘッドライトリムと信号炎管もシルバーに塗装されていて、こちらも実車と同じです。f:id:himetaka2018:20201219032008j:imageなおキハ47-8092と同様にジャンパ栓は色分けされているので、受け蓋とケーブルにエナメル塗料のレッドとレモンイエローを塗ります。f:id:himetaka2018:20201219154307j:imageこのキハ147-1045の信号炎管は正面から見て左にオフセットされており、屋根上にベンチレーター塞ぎ板がありますが、キハ47-8092のライトリムの塗装と併せて検討中です。リムの塗装は前照灯導光部を外す必要があるのですが、マイクロエース製品の場合は過去の経験から壊れる可能性が非常に高いので躊躇しています。また屋根上改造した場合にロイヤルブラックという車体色も、どれだけ近い色が出せるかが不安です。f:id:himetaka2018:20201215105920j:imageカプラーはJC6365密自連TNカプラー・グレー(TomixのHPより転載)を使うつもりで在庫のあるJoshin-webに発注したら、「在庫ありませんでした。取り寄せますので納品まで1ヶ月半かかります。」の返信が。ここはパーツを多数扱っていて助かっているのですが、在庫管理はほぼ出来ていないので、発注してみないとあるかどうかはわからず、3回に1回位はこうゆう事になります。まぁ小物をきっちり管理するのは難しいと思いますが。そうゆう意味ではMODELS IMONの在庫管理は優れていますね。f:id:himetaka2018:20201219155019j:imageブレーキホース周りはTNカプラーを付けてから塗装します。

 

以上