ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

今さらのBトレ 急行「雲仙・西海」③ マニ37の整備

f:id:himetaka2018:20200725182139j:imageKATO台車の走行試験用に急遽組んだ14系0番台車で急行「雲仙・西海」を再現させるために必要なマニ37-200を整備しました。f:id:himetaka2018:20200622211311j:image使ったのは「国鉄荷物客車6両セット」のマニ37で、スロ60改造車がプロトタイプのため、14系連結用の200番台車は201か202になります(203と204はスロ50改造、205はスロフ53改造でどちらも完全切妻)。f:id:himetaka2018:20200624110433j:imageまず台車をKATO製に交換します。マニ37 201はコロ軸受改造タイプのTR23Eを履いていたので、5127-3Dオハ35戦後型 台車TR23を使いました。f:id:himetaka2018:20200624124313j:image両者を比べるとKATO台車の方が全体的に造型がいいですが、ブレーキシューの位置は走行台車が実車のイメージに近いです。またTR23Eは揺枕部分を軽量化した筈ですがKATO台車は表現されていないみたいです。f:id:himetaka2018:20200724033007j:imageニセコ」のマニ50と同様に荷物室窓に保護棒を入れますが。この時に使ったレボリューションファクトリーの荷物窓保護棒パーツが、生産終了で入手困難のため同等の物をあちこち探しまわっていましたが、何のことはない同社のHPで見つけました。番号が024から4924に変更され中身が倍、価格も倍になってます。f:id:himetaka2018:20200724033037j:imageラッキーなことにマニ37等に必要な4927デッキ用保護棒もあることがわかりました。f:id:himetaka2018:20200623005041j:image既に組立て・車番ステッカー貼付け済みだったので分解します。2つある荷物扉のどちらが省略されていると見るかで、車掌室横の窓がトイレなのか荷物室なのかが分かれるのですが、マニ50で苦労したHゴムやないんやし、ぷ〜っと白色吹いたら仕舞いと思ってトイレ窓にしました。f:id:himetaka2018:20200622123438j:image塗装のために、ガラスパーツを精密ドライバーを使って外してみたら、思わぬ事実が…f:id:himetaka2018:20200625002849j:image窓枠はNゲージの板キットと同様、側板に表現されていると思い込んでいたのですが、バラしてみたらガラスパーツ側に青色15号の窓枠が表現されている……組立てる時に気がつかんかったんかい!と思っても後の祭りで、こうなると白色を吹いてから青色15号を塗り直すか、エナメルの白色を筆塗りした後に窓枠部をうすめ液で拭い取るかですが、前者はマニ50のHゴム塗装で悪戦苦闘した苦い思いが甦り、後者はマニ50よりも窓が大きいので筆ムラが目立つこと必至です。f:id:himetaka2018:20200721154826j:imageそこで失敗覚悟で窓枠をマスキングするというとっても安直な方法を試すことにしました。窓枠の幅が大体0.4mmだったので同じ幅のマスキングテープを貼り、その上から2mm幅のテープで覆います。f:id:himetaka2018:20200721155739j:image更に全体をテープでグルグル巻きにカバーしてから白色(Mr.ベースホワイト1000)を吹きます。f:id:himetaka2018:20200721160111j:imageドキドキしながらマスキングテープを取ってみると…おぉ!窓枠が青いまま窓だけ白くなっているではありませんか。ちょっと感動しました。f:id:himetaka2018:20200625003129j:imageまた実車の増設側出入扉はとっても目立つHゴムで保護棒が付いており、車掌室側の扉は引戸でHゴム化されていませんが、製品の車掌室側の扉はなんとアルミサッシ!です。やっぱり窓枠塗らんとあかんのね、しかも青15号はラッカー系塗料しかないし…f:id:himetaka2018:20200724181955j:imageこちらは窓自体をマスキングするという、これまた安易な方法で挑戦します。窓幅がほぼ2mmなので2mmのマスキングテープを貼り付けてからガイアカラーの青15号を筆塗りします。f:id:himetaka2018:20200724183841j:imageラッカー系の塗料って塗り難いですねーってウデがないだけなんですが。後から気がつきましたがトイレ窓と同様に全体をマスキングしてスプレー塗装を試してみるべきでしたね。f:id:himetaka2018:20200724184055j:image毎度のことながらドキドキしながらマスキングをめくると…部分的にハゲでます。塗料がまだ乾いてなかったのかマスキングテープに持っていかれたようです。f:id:himetaka2018:20200724200323j:imageもう一度マスキングテープを貼って筆塗りし、続いて保護棒を貼り付けます。f:id:himetaka2018:20200725143149j:imageマニ50の時と同様に保護棒パーツがガラスパーツに当たる部分をカットします(図の赤丸部分)が、今回は支える部分が広範囲になくなるので保護棒の平行を保つのが難しかったです。f:id:himetaka2018:20200725144750j:image取付けはノズルを付けて瞬間接着剤を流し込みます。f:id:himetaka2018:20200725145308j:imageあとは再組立して完成!と思いつつ実車の写真と見比べていると……実車の201は「荷物」表記の上に窓がない事を発見!あれ〜今まで「荷物」表記は窓下と思い込んでいたし事実たいていの写真はそうなってたけど…と思いつつ調べると片デッキで登場した1-4(→ 201-204)のみ窓が埋め込まれた部分に「荷物」表記がされている事がわかりました。知らんかった…ということで貼り直し。f:id:himetaka2018:20200725181447j:image修正前
f:id:himetaka2018:20200725181451j:image修正後

さてトレーラーの整備はこれで終わりですので牽引機にかからんといかんですねぇ。

 

以上