ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

そろそろNゲージ車両の整備にかからんと・・・深名線と札沼線のキハ53①

30年前にTomixトワイライトエクスプレス7両セットと増結3両、およびトワイライトカラーのEF81を購入した事から鉄道模型を始めたのですが、その後は乗ったり見に行ったりはしていたものの、模型は仕事が忙しいこともあって気に入った製品やパーツを買うだけ買って放置という状態でした。

今回、定年退職して嘱託になり時間もできてきたので再開したのですが、以前は単品販売が主だったため買った順に何の関連もなく収納ケースに入れたりして何をどれだけ買ったのかもわからない状態だったので、整理することから始めました。

その途中に出てきたBトレの製作に力が入ってしまい、未だにNゲージ車両は手つかずのままで、この状態ではBトレだけで残り少ない人生が終わってしまうとの危機感から、取り敢えず目の前にある物から整備を始めることにしました。f:id:himetaka2018:20200203150756j:imageということで、マイクロエースの「A6182 キハ53-500番台 北海道・急行色」と「A6187 キハ53-504・急行色・縦雨樋なし」です。f:id:himetaka2018:20200202003140j:image↑後がA6187のキハ53 504で前がA6182のキハ53 507、504は既にジャンパホースの塗装やサボの貼り付けを実施した整備後の姿

キハ53 500番台は冬季の1エンジン車2両の不経済な運転を止めるために、1986年にキハ56の車体に他のキハ56・27の運転台を接合し両運転台化改造したもので(502の接合運転台は車体断面形状が異なり、504 - 506は車体側面の雨樋縦管が未設置)、札沼線深名線で使用され、1996年までに全車廃車されました。

1990年代前半に稚内から札幌に車で移動した時に、札沼線石狩当別付近で走っているのをみました。

両方の車両とも床下は黒のモーターカバーに機器のモールドが灰色に塗られて立体感を演出、車番とJRマークおよび架線注意や所属などの標記類は印刷済みで、煩わしいインレタの貼り付け作業はありません。f:id:himetaka2018:20200202011554j:imageこの2つは発売時期に6年半程差があり価格も3割弱上がっており、その分後から出た504の方がベンチレーターや雨樋が塗り分けられています。

まず車体を分解して室内灯を装着します。f:id:himetaka2018:20200203161647j:imageマイクロエースの純正よりも安くて(残念なことに現在は値上げされてしまいました)均一に光ると噂のTROM.製品のTL-012(幅広・白色)を使いました。f:id:himetaka2018:20200203150843j:image車体の天井部分にある突起(赤矢印)に合わせて位置を決めて余分な部分(緑線部)を折りとります。f:id:himetaka2018:20200203161823j:image右側の折る位置が違いました。
f:id:himetaka2018:20200203161820j:image室内灯が屋根取付けでかつ動力車なのでこの状態で点灯の確認が出来ない(常点灯のパワーパックを持っていない)ため、集電スプリングを集電穴に合うように(赤矢印)車体に下回りを組み込んでしまいます。
f:id:himetaka2018:20200203161817j:imageなぜかジャンパーホースが車体色なのでエナメルのツヤ消し黒色で塗り、正面方向幕に付属のステッカーから「普通」を貼ります。f:id:himetaka2018:20200204002136j:image↑左の507が製品のまま、右の504が整備後

続いて504の側面行先サボに「名寄-朱鞠内」を、507に「石狩当別-浦臼」を使うつもりでまず504に貼りました。f:id:himetaka2018:20200204003012j:image・・・ところが所属標記をみると504が札ナホ(札沼線)で507が旭アサ(深名線)になっていることに気がつき、え〜行先サボが逆⁉️504も507も深名線に居たしなぁと思ったのが失敗ですが、貼り直すシールもなくモチベーションも低下して放置状態です。
f:id:himetaka2018:20200204142744j:image↑展示用ジオラマで自然光の下で撮影、車体色が目で見た感じに近くなりました(背景が・・・・)

試験走行させてみると前面方向幕が明る過ぎてヘッドライトが霞んでしまったため、この対策とカプラー交換および室内の塗装が今後の課題です。

 

以上