ひめたか鉄道2018

会社を定年退職して嘱託になり時間ができたことと、会社行事で見たアニメの銀河鉄道に出てくる車両に触発されて、これまで時間に追われてほとんど出来なかった鉄道模型を、ちょっと真面目かつ気楽に再開することにしました。

今さらのBトレ Bトレの作り方・Nゲージ化①(工具と中間トレーラー)

381系特急「やくも」を時間に余裕のある正月休みに作ったので組立て中の写真を撮ることが出来たため、Nゲージ化を前提としたBトレの組立て手順を記載します。

本題に入る前に使用する道具を紹介します。f:id:himetaka2018:20200107105845j:image上にあるのがデザインナイフ、その左下が小型ピンセット、右下が爪楊枝、その下左から両面テープ、ヤットコ、プラスチック用ニッパー、一番下が金属スケールでバックに敷いているのがカッティングマットです。

組立てに使うのがヤットコとニッパーで30年以上前に1000円前後で買ったものです。

ステッカーは、一発で切るが台紙は切らないことが必要なため、安物のデザインナイフを買うと後で泣きをみることになります(実体験)が、当てるスケールは百均で充分です。

切り取ったステッカーを貼るのにピンセットと爪楊枝を使います。

両面テープはウェイトの取付に使いますが、動力ユニットに付属のウェイトの形状が屋根やユニット本体に合致しないので強制的に貼り付ける必要があるため、写真の剥がせるタイプよりしっかり固定出来る物がいいです。

 

で、本題ですが最初はトレーラーのパンタグラフ付き中間車でパーツはこれだけです。f:id:himetaka2018:20200107020728j:image今回はNゲージ化するので付属のパンタグラフは使用しません(上げた状態にできないため)。

まず、片側のガラスパーツにブロックを2つとも取り付けてからもう一方のガラスパーツを取り付けます。

ブロックが入り難い場合は、ガラスパーツに押し込むピンをヤットコで締めると簡単に入ります。f:id:himetaka2018:20200107191246j:image↑矢印部を挟んで締める

次に屋根パーツを手でしっかりと押し込み、きっちりと収まっている(ガラスパーツと屋根が平行になっている)事を確認し、妻板も手で押し込み屋根に対して直角になるようにします(押し込み過ぎに注意)。

その後側面を取り付けますが、大体の場合は手で押し込むだけでは入らないためヤットコを使います。f:id:himetaka2018:20200107123713j:image図の赤丸部を順番にヤットコで押してしっかりとはめていき、全部が動かなくなったら完了です。
f:id:himetaka2018:20200107123710j:imageこの時に妻板を親指と人差し指で少し強めに挟んで(緑矢印)ヤットコで押してやる(赤矢印)と、側面と妻板の間に見苦しいスキマが出来ることは回避できます。

次にシャシ(床板)をNゲージ用に加工します。

今回使ったセットはHGフレームのためシャシに台車固定ピンが付いており、このままNゲージ用台車を取り付けると全く首を振りませんので、このピンをニッパーで根元から切り取ります。f:id:himetaka2018:20200107125216j:image↑赤丸部がカットしたところ

なお、HGフレーム以外のシャシはこの作業は不要です。

これを先ほどのボディに押込みますが、シャシのストッパー(赤矢印)をピンセットや精密ドライバー(➖)で押してやると簡単にはまります。f:id:himetaka2018:20200113123237j:image

f:id:himetaka2018:20200107162316j:image↑赤丸部の爪がきちっとはまっていることを確認します。

ここでパンタグラフを取り付けます(Nゲージパンタグラフは壊れやすいため、取扱説明書にあるように組立て途中で取り付けると壊してしまう恐れがあります)。

取付けるパンタグラフは直流用のPS16で、f:id:himetaka2018:20200116004922j:image今回は4つ穴タイプの取付穴を持つ屋根のため、KATOのPS16AでもPS16Bでもそのまま装着できますが、個人的にはシューも本体も細くてパンタグラフ下の表現が細かいBタイプが好みです(ただBタイプは取付足も細いためゆるゆるで、取付時に力を入れ過ぎて壊すことがない反面すぐ脱落します)。
f:id:himetaka2018:20200116004859j:image
f:id:himetaka2018:20200116004925j:image
f:id:himetaka2018:20200116004912j:image↑左がPS16A、右がPS16B(上3枚とも)
f:id:himetaka2018:20200116004906j:image形状の他に取付足(赤矢印)が車体前後か左右方向かの違いがあり、車体の種類によってはBタイプが取り付けられないものがあります。

KATOのPS14やPS22もAタイプと同じ取付足が付いていますが、それ以外の物はパンタグラフの足で取付けることになり、穴開け加工が必要です。
f:id:himetaka2018:20200116004914j:image
f:id:himetaka2018:20200116004902j:image↑参考までにKATOの交直流用PS16(485系に使用されているもので、実物ではPS16Bと呼ばれる)、赤矢印部が取付足

Nゲージ化には走行台車Tを使います。f:id:himetaka2018:20200107125624j:imageこれの欠点は車輪がとっても外れ易いこと(作業中にもポロポロ落ちる)で、逆さにして台車フレームを挿入することで克服できますが、台車フレームには上下左右があるので注意が必要です(正しくつけたつもりでも組立て後に取扱説明書と見比べると上下逆さまになっていたりします)。

なお、走行台車T改を使う場合はシャシも付属しているため、セットのシャシは使用しません。f:id:himetaka2018:20200114232129j:imageこちらは改良されただけあって車輪がポロポロ落ちる事はありませんが、シャシが付属するぶん高価になっています。

完成した台車をシャシに取り付ければ組立て完了です。f:id:himetaka2018:20200113123549j:image

車番は付属のステッカーを使い、数字が切れないギリギリのところで切り取ると貼った後の見栄えが良くなりますが、私は数字を欠けさせた経験を何回もしていることから確実性を重視して余裕を持って切り取っています。f:id:himetaka2018:20200113124152j:image

切り取ったステッカーはデザインナイフで台紙からはずしてピンセットで挟み、貼る位置に持っていって爪楊枝で押さえますが、ステッカーが小さい場合は爪楊枝の代わりにデザインナイフで押さえた方が、位置の修正が出来るので上手くいきます。

この爪楊枝は#400の耐水ペーパーで先を平にしてステッカーにあまり傷がつかないようにしています。f:id:himetaka2018:20200119022036j:image

次回は先頭車と動力車です。

以上