KATOから発売されたキハ122系をバラして室内を塗装したので、室内灯を組み込みます。
使った室内灯はKATO純正の11-211(LED室内灯クリア)です。
写真右端の橙色のパーツはカラーフィルターで、今回は使いません。
KATO純正の室内灯はMULTI-LED式のTORM.に比べても光の偏り方が殆ど変わらず、輝度控えめのやや暖色で個人的には実感的だと思っています(↑写真左がKATO純正のクリア、右がTORM.の白色)。
ただKATOの室内灯は取付方法がちょっと厄介なうえ、Tomix方式と違ってしっかり調整してやらないと点灯しません。
なお取付けは簡単なTomix方式ですが、導電器具ではないスプリングで導通させているのをどう見るかは別問題です。
説明書に従って、基板ホルダーから基板を外します。
続いて集電シューを曲げます。
説明書にはピンセット等と書いてありますが、意外と硬くてヤットコを使ってなんとか曲げることが出来ました。
この辺りから不器用な者にとっては難易度が上がります。
集電シューを差し込もうとしましたが、シートの突起に当たってしまって全く入りません。
説明書ではその上を通すように書いてあるのですが、集電シューをどんなにウエやシタに動かしても突起の上を通ってくれません。
仕方がないので再度座席シートを分解し、シートの裏側からドライバで押しながら挿入しました。
再度組立ててピンを3mmカットした基板をイス部品の凹部にハメるのですが、毎回コレが全然上手くいきません。
KATOはなんでこんなやり難い方法を40年以上も続けているんやろと思いつつ、ピンの幅が微妙に足りないのでアッチ嵌めたらコッチが外れる…の繰返しで悪戦苦闘すること小一時間、なんとか両方とも接触させることが出来ました。
ヤレヤレと思っていると、カッティングマットの上にこんなモノが…え!?床下装置に付いていた導光材??
どうやら四苦八苦しながら集電シューを押し込んでいる時に落ちたようです、気が付かんかった…
またまた座席シートの分解からやり直しです。
一気にやる気が無くなりました⤵︎
ーーーーーーーーーー(暫く放置)ーーーーーーーーーー
気を取り直して床下機器と座席シートをバラし、抜け落ちていた導光パーツをセットして再度組立て直しました。ラッキーなことに今回は基板を5分ほどで取付けることが出来たため、後は照明板をセットしたら完成…と思ったのですが、この照明板の取付け方法がどこにも記載されていませんでした。
室内灯の取扱説明書を参考にして、ボディの屋根に照明板取付用の出っ張りがないことから車体(室内)側への固定だろうと考えて、シートに照明板を押し付けたところ固定されました。
屋根裏設置だとボディを被せる時にズレて点灯しなくなることが多々ありましたが、この車体側に固定する方法は点灯確認状態のままボディを乗せるため、面倒な調整が要らずにとっても簡単です。
通電して点灯状態を確認します。
ホルダーはありませんが、光源と照明板がほぼピッタリと合っています。
ヘッドライト側です。
テールライト側です。
ボディを被せました。
ヘッドライトはやや暗めですが、種別方向幕は綺麗に光っています。
テールライトはこんなもんでしょう。
周辺を暗くして光り方の偏りを見ると、光源付近が少し光り過ぎるようで何か対策が必要です。
この角度から見ると室内には椅子の背ズリだけが見えていい感じです。
が、横から見ると水に浸かってるような感じが出てとっても変です。
拡大するとよくわかるので、モケット部の塗装を増やした方が良いのかもしれません。
ただ現実的には小さ過ぎてこんなとこはほとんど見えませんが。
放置していた時間が長かったので、M車にまで手が回りませんでした。
M車は室内塗装の椅子部分を変更し、光源部分の光漏れ対策をやってみたいと思います。
続きます。